プライミーバル シリーズ4

2023年09月25日 月曜日

シリーズ3は主要俳優の連続降板でこれまでの軸が無くなってしまい、その軸が無い中何とか最後まで行ったけれどここから更に話を続けるのも中々きついよなぁ…と言う内容の問題ではなく、製作放送していたイギリスの放送局ITVが世界金融危機で倒産しかけたので製作費のかかるこの「プライミーバル(Primeval)」もシリーズ3で打ち切りとしたはずだったのが、ITVとUKTVの共同制作プラスBBCからの資金提供もあって更に2シリーズ13話が作られる事となり、シリーズ3から約二年後の2011年に放送されたシリーズ4。

シリーズ3でほぼこれまでの話に片が付いた事もあり、間が空いてのシリーズ4なので、そのままこれまでの続きなはずなのに一旦終了したドラマが数年後に続編として開始されたスピンオフドラマ感が強くて、最早「プライミーバル2」みたいになっている。
これまでの流れとは違って心機一転…なら良かったけれど、これまで「プライミーバル」で大きな軸となっていた主人公ニック・カッターと妻のヘレン・カッターが関わる時空の扉(アノマリー)の話がニック・カッターもヘレン・カッターもおらず、一番の黒幕だったヘレン・カッターがいなくなってしまったので話の蛇足感が凄く、新たに出して来たシリーズを通しての軸となる謎が引きが弱い上に展開がゆっくり過ぎで、しかも毎回の古代生物の対処も勢いが無くて全体の失速感が凄い。

一話目でシリーズ3の最終話で古代に置き去りになったコナー・テンプルとアビー・メイトランドが戻って来るけれど、シリーズ3でチームのリーダーにしらっとなっていたダニー・クインは行方不明のまま。
これはダニー・クインを演じていたジェイソン・フレミングがシリーズ4に参加しなかったからだけなんだろうと思ってしまうと興が覚めたし、シリーズ3の一話目からレギュラーだったサラ・ペイジもシリーズ4では一話目に死んだっぽい話だけで済まされてそれ以降は全く触れられもしないという扱いの酷さで、「プライミーバル」って役者の投降板に振り回されてしまっていた感じ。

コナー・テンプルとアビー・メイトランドが一年間行方不明の間にアーク(ARK【Anomaly Research Centre】)は何故か民間運営になり、施設も別で、メンバーもずっと運営していたジェームズ・レスターはそのままで、シリーズ3からのレギュラーだったヒラリー・ベッカーだけが残り、後の人は新顔ばかりで顔触れでもやっぱり別ドラマ感一杯。
このドラマお馴染みの登場人物の背景や気持ち等を深堀しないので、チームのリーダーのマット・アンダーソンはずっとこの人は何で、何を思って行動しているのだろう?と分かりにくく、シリーズ3からレギュラーのヒラリー・ベッカーも特に詳しく描かれないまま。
コナー・テンプルとアビー・メイトランドも一年も恐竜のいる古代で生き抜いて来たのにアークにすんなりと復帰し、古代での辛さやトラウマ的なモノは全然無いし、これまでずっとやって来た二人が同居しているけれど微妙な距離感の関係性も一年二人っきりだったからくっついたのでもういいでしょ!な感じでほとんど詳しく描かず仕舞い。

政府としてはより情報統制したいはずなのにアークを民間に渡すとか、一番時空の扉(アノマリー)に詳しい戻って来たコナー・テンプルとアビー・メイトランドは今の規則では雇う資格がないからという理由でアークから追い出そうとしたりと、コナー・テンプルとアビー・メイトランドがいない時間が長くて元に戻るのは難しいという展開をしたのは分かるけれど情報を外に駄々洩れさせたいの?と思える馬鹿さ加減で序盤から興味の持てない脚本。

シリーズを通しての引っ張りの謎も、アークを運営している企業の社長フィリップ・バートンは良い人みたいだけれど怪しいというのを何度も見せるけれどそれ以上発展しないし、マット・アンダーソンも誰かに関わっていて謎の意図があるのでは?で引っ張るけれど最終話まで発展しなかったし、19世紀から来たエミリー・マーチャントも何かあるのでは?で散々引っ張っておきながら時空の扉関係で特に何かの発展も見せず19世紀に帰還するし、一番怪しい19世紀からエミリー・マーチャントと一緒に来たイーサンという人物が時空の扉の謎に関わっているのでは?で引っ張って来たにも関わらず、最終話で実はダニー・クインの弟で助けに来てくれなかったダニー・クインへの復讐をする為だったと言ういまいち訳の分からないで時空の扉へ消えるし、全部の謎は引っ張った割に全体的に間延びしていたしグッダグダに終わってしまって大分酷かった。

フィリップ・バートンの話は多分初めからシリーズ4・5の13話で続けての製作で初めから2シリーズに渡っての謎を出す計画だったから引っ張りまくってしまった結果展開が間延びしてシリーズ4では何も解決しなくなっているのかと思った。

エミリー・マーチャントはあれだけ重要人物っぽく出しておいて時空の扉の謎とは特に関係なく、特に何をする事もなく帰って行ったのはエミリー・マーチャントで何がしたかったのだろう?
マット・アンダーソンとの薄くしかなかった関係を描く為?

イーサンも最終話で何かよく分からない内にダニー・クインが戻って来て、そのダニー・クインと関係させる為の実は弟だった…にしたのかしらん?
ダニー・クインを演じたジェイソン・フレミングがシリーズ全部には出演出来なかったけれど都合をつけて一話だけ出られる様になったので、じゃあこことこことをくっつけますか的な唐突な展開に感じたんだけれど、この正体ならイーサンと19世紀をくっ付けた意図もいまいち分からず、逆にゴチャゴチャしただけに思ってしまった。
最後もイーサンは本当に兄への復讐でもそれで行動がすんなりとは府には落ちないし、何だか訳の分からない理由で古代に行くし、ダニー・クインも弟を追っかけてお終いというのも何だかなぁ…だし、このイーサン周りってグチャグチャしただけだった。

六話目でシリーズ1からのレギュラーでシリーズ3の途中の退場だった元クローディア・ブラウンのジェニファー・ルイスが再登場したけれど、本当に今は幸せに暮らしていますという顔見世だけで終わり、この登場が何にもならなかったのもしょっぱかった。
このドラマを毎週一話で二年越しのシリーズ4の終盤での再登場を見たなら懐かしさがあって良い回なんだろうけれど、配信終了間近で一日に二三話を連続して見ていると懐かしさなど無いので結構どうでもいい回になってしまった。

このシリーズ4で一番オッ!と思ったのが、このシリーズからオープニング・クレジットで各役の俳優の名前は出るけれど顔が出なくなっていたけれど一話目でアレクサンダー・シディグの名前が出て来た事で降板が続くドラマで新たなレギュラーでアレクサンダー・シディグが出るんだとちょっと喜んでしまった。
アレクサンダー・シディグと言えば「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」でのドクター・ジュリアン・ベシア役でお馴染みで、それから十数年経って見たら結構おじさんになっていたなぁ。
「DS9」のシーズン1の時が28歳で、このドラマでは46歳で白髪髭だと老けを感じた。

シリーズ3でこれまでの話は大方決着が付いているので話は蛇足ばかりに感じてしまったし、謎の引っ張りの展開もおもしろくなく遅いし、毎回の古代生物対処もいまいちで完全に惰性的に見てしまっている。
シリーズ3で大団円にしておけば良かったのに…と思うけれど、次シリーズで上手い事幕を引けるのかだけを気にして、この配信終了で次は何処でも配信しない可能性もあるので、そこの部分で最終シリーズを見てみようと思う。
 
 
関連:プライミーバル シリーズ1
   プライミーバル シリーズ2
   プライミーバル シリーズ3
   プライミーバル シリーズ5
   プライミーバル・ニューワールド(ジュラシック・ニューワールド)

プライミーバル シリーズ3

2023年09月21日 木曜日

シリーズ1・2に続けてシリーズ3も見てみた「プライミーバル(Primeval)」だけれど、やっぱりこれまでの主人公で話の大筋の中心人物でもあったニック・カッターと、シリーズ1ではクローディア・ブラウン。シリーズ2・3ではジェニファー・ルイスの二人の途中退場で沈み行く船感が凄く、話もガタガタになってしまったのを何とか立て直せたのか?で大分酷いシリーズになってしまっていた。

一話目はいなくなったスティーブン・ハートの替わりに軍人のヒラリー・ベッカーが入り、そこに考古学者のサラ・ペイジもチームに加わりで、シリーズ2の一話目の急展開のテコ入れ感一杯だった感じからしたらキッチリ新シリーズ始めた感じで良い始まりだった。
サラ・ペイジが入った事で時空の扉(アノマリー)から現れる古代生物と世界各地にある神話を繋げて行くという今までは違う路線を目指そうと示したのもシリーズ3の新展開で中々興味深かった。

ただ、序盤の三話目で今まで殺そうともしなかったヘレン・カッターがよく分からない理由でニック・カッターを撃ってしまい、物語の展開的に何じゃこれ?なニック・カッターの退場で今まで積み上げたモノが一気に総崩れ。
しかも五話目でジェニファー・ルイスも辞めるという理由で退場してしまい、これまでの主人公だったニック・カッターと彼に関わるジェニファー・ルイスもいなくなって中心軸が無くなってしまう。

しかも、シリーズ1最終話からシリーズ2にかけての大きな軸だった、過去への何かしらの干渉で現在が変わってしまってクローディア・ブラウンの存在が無くなり、見た目はそっくりだけど別人のジェニファー・ルイスがいて、その変わってしまった現実の事を知っているのがニック・カッターと妻のヘレン・カッターだけでニック・カッターがどうするのか?の引っ張りが、ニック・カッターとジェニファー・ルイスの退場で出来なくなってしまい見事にぶん投げてしまっている。
まだ、最後にシリーズ2から続く過去に干渉する事で未来を変えようとするヘレン・カッターの話には結末を付けたけれど、結局ヘレン・カッターが言っていたニック・カッターが原因だという話もさっぱり分からないままだし、ニック・カッターがいないならもうヘレン・カッターが行動する意味は無いんじゃないの?もアークが原因だと言い出すけれどアークの何が問題なのかもさっぱり分からないままだし、結局まだ過去への干渉で現在が変わると分かる以前のシリーズ1のヘレン・カッターの謎行動も説明は無いまま。

どうやら元々の計画では最終話までニック・カッターが出てヘレン・カッターとの結末まで行く予定だったみたいだけれど、ニック・カッター役のダグラス・ヘンシャルのシリーズ途中の降板で大分予定を変えなくてはならなかったみたい。
主役のシリーズ途中の降板って相当何かがないとないと思うのだけれど何があったのだろう?

それにしてもこのドラマって、謎での引っ張りは出すだけ出しておいて詳しい説明も無いままぶん投げて次に行ってしまう酷い脚本をずっと続けていて、真面に見ていると大分面倒臭くなってしまう。
この不味い脚本は他にもあって、各登場人物の背景をあんまり描かないのでその人物の行動原理や動機が分からないので全然その人に乗って行けなかったりする。
ヘレン・カッターはただ世界を破壊するんだ!という悪役でしか描かれておらず、そもそもはどんな人で、何を思って行動していたのかとかもさっぱり分からず、何で人間はどうでもいいと言う考えになったのかとかも描かないので最後までついて行けず。
ニック・カッターもそもそも何でこんなヘレン・カッターと結婚したのか?とか、以前のヘレン・カッターと今のヘレン・カッターは性格が同じなのか変わってしまったのか?ニック・カッターは以前からヘレン・カッターのヤバさに薄々気付いていたのか?とかも分からないし、登場人物をその場その場だけで動かしている感じ。

このいなくなったニック・カッターの穴を埋めるべく次の四話から元刑事のダニー・クインがチームに加わり、しらっとリーダーとなってしまう。
このダニー・クインって二話に登場して今後も登場する感じではあったけれど、ダグラス・ヘンシャルの早期降板が決まったから前に伏線として入れておいたのだろうか?
チームをダニー・クインが率いて五人中三人が新顔となると最早今までのドラマとは別物で、中盤から物凄くどうでもいい感じになってしまっていた。

考古学者のサラ・ペイジの加入で今までのSF的な古代生物から神話やオカルトを時空の扉と組み合わせたファンタジー要素を出して行くのも新展開でちょっとおもしろいと思ったのに、やっぱりニック・カッターの退場以降有耶無耶な感じでその方向性が鳴りを潜めてしまった感じだったし、時空の扉周りを調べていた記者やテレビ局の人も結果皆死んだので問題無しという雑な終わらせ方をするし、アークとは別に行動していたクリスティン・ジョンソンも時空の扉で権力を握るぞ!というシリーズ2のオリバー・リークの焼き直しだし、同じ内務大臣下でアークとの調整役なのに直ぐに部隊を連れてアークを乗っ取りがちな雑な役にしていて、クリスティン・ジョンソンも死んだのでそちら側は全解決とかやっぱり全体的に雑。

最早ニック・カッターとジェニファー・ルイスがいなくなったし、話的にもこれまでやって来た事の幕引きが出て来て、丁度このシリーズでめでたしめでたしで終われそうなのにクリフハンガーで終わって更に2シリーズ13話も続くのか…。
これからまだ続くのを見るのは中々きついかも。
 
 
関連:プライミーバル シリーズ1
   プライミーバル シリーズ2
   プライミーバル シリーズ4
   プライミーバル シリーズ5
   プライミーバル・ニューワールド(ジュラシック・ニューワールド)

プライミーバル シリーズ2

2023年09月16日 土曜日

シリーズ1に続けてシリーズ2も見てみた「プライミーバル(Primeval)」
だけれど、一話目から行き成りのテコ入れでちょっと笑ってしまった。

シリーズ1の最終話でニック・カッターと妻のヘレン・カッターが時空の扉(アノマリー)を通って過去から戻って来たらクローディア・ブラウンがおらず、皆に「クローディア・ブラウンは?」と尋ねても「誰それ?」で、どうやらクローディア・ブラウンの存在が消えてしまい、過去での何らかの影響で現在が変わってしまったらしい…という新展開を見せてクリフハンガーで終わったので、てっきりシリーズ2はこの変わってしまった現在をどうやって元に戻すのか?をやって行くのかと思っていたけれど、ニック・カッターは何とかして元に戻す為に調べて行動するとかも無く、余り抵抗せずに変わった現在に馴染んでいて、話も元に戻す展開は一切無しで、このクリフハンガーの展開をぶん投げてしまって大分肩透かしだったしガックリ。

シリーズ1では時空の扉やそこから現れる古代生物に対処していたのはニック・カッター率いるチームと内務省の一部の人達だったのが、シリーズ2の変わった現実ではアーク(ARK【Anomaly Research Centre】)という何処が管轄しているのか分からない巨大な施設と大人数の人々が関わっている結構大きな組織が出来ており、スティーブン・ハートは急に銃器の扱いに長けており、コナー・テンプルもただの大学生だったのがイギリス全土規模の時空の扉発見システムを開発出来てしまう位コンピューターに精通し、新ガジェットを発明する位機械にも強くなっているしで、本当なら1・2シリーズ使って組織や登場人物達を育てて行く所を時空の扉を便利に使って時間を省いて一気に変えてしまうテコ入れ。
急に何でも便利に出来てしまう様にしたので古代生物退治はシリーズ1以上に展開が早くなっておもしろくはなっているけれど、肝心の本来の現在と変わってしまった現在を元に戻すと言う話が無いのでシリーズ1からのクリフハンガーだと思ったモノが便利なテコ入れだったのが大分がっかりだった。

この変化が余りに便利過ぎて、大分変っているのにニック・カッターが時空の扉から戻って来ると時空の扉に入る以前からそのまま話が繋がり、変わった現在のチームのメンバーとはクローディア・ブラウンの事以外はほぼそのまま話が通じていたり、アークが出来て時空の扉の調査・研究も進んでいるのかと思いきやシリーズ1のその場その場で対処していた時と余り変わりが無い様だし、ここら辺の数千年前の何がどう影響したら現在が全く同じままだったり、ある部分だけが全く違っているとか非常にお手軽。
流石に何故かクローディア・ブラウンだけが存在しなくなってジェニファー・ルイスという別人だけど見た目はそっくりな人になっているとかは、もうやりたい放題。
それにアークにはあれだけ人がいるのに何時ものレギュラー陣以外は何をしているのかもさっぱり分からない。
銃を持った部隊もいるのに回によってはニック・カッター達のチームだけで部隊が全く現場に来なかったりしていて何しているの?だし。

何よりもシリーズ1で引っ張っていたヘレン・カッターと時空の扉の謎もこの変化でぶん投げて結局何だったの?状態にしてしまったのが酷い。
シリーズ1では何かの目的でヘレン・カッターが時空の扉に関係して暗躍していて、それが何なのか?を軸にしていたはずなのに、シリーズ2の終盤で偶然に起こってしまった過去の何かの影響による現在の変化を知ったヘレン・カッターが何の為なのか、過去に何かしらをして未来を変えようとする目的の為に暗躍している話になり、シリーズ1のヘレン・カッターは何が目的で何をしていたのかの種明かしが一切無く、本当にシリーズ1をぶん投げて路線変更したテコ入れで大分さめたし、今後もこのシリーズ1のヘレン・カッターの行動の説明はないのだろうか。
だとしたら大分酷いテコ入れ。

シリーズ2での暗躍する裏切者の話も、結局コナー・テンプルに接近して監視していたキャロラインは何を監視していてあれだけの大金をもらえていたのかよく分からなかったし、コナー・テンプルへの何目的の監視だったのだろう?
シリーズ1の時から大しておもしろくないと思っていたコナー・テンプルとアビー・メイトランドの二人の関係の発展としてキャロラインが導入されたのかと思ったけれど、二人の関係は結局シリーズ1よりも動きが鈍くて何時の間にか有耶無耶。
シリーズ1の時と部屋が違うので二人で引っ越したはずだけれど、その事は一切触れないし、一緒に引っ越す関係ならもう付き合ってるんじゃないの?と思ったのにそうでもないし、シリーズ1からのスティーブン・ハートを含めた三角関係も現在の変化で有耶無耶で放り投げたし。

そのスティーブン・ハートが最終話で退場となったけれど、それまでのヘレン・カッターとの関係やニック・カッターとの気まずい関係も余り決着をつけずに終わり、付けて足した様な危機を作っての退場だったのでこれって見事な役者の降板としか思えなかった。

シリーズ1とは乗りが変わって古代生物退治の方は早い展開でおもしろくなっていると思ったけれど、現在の変化による強引なテコ入れでどうなの?な部分が多くなり、ここら辺の説明やちゃんとした結末が今後出て来るのかが心配。
今までの流れだとぶん投げて先に進みそうで怖いし、大体同規模だったシリーズ1・2の視聴者数からシリーズ3は結構大きく落としているので心配。
 
 
関連:プライミーバル シリーズ1
   プライミーバル シリーズ3
   プライミーバル シリーズ4
   プライミーバル シリーズ5
   プライミーバル・ニューワールド(ジュラシック・ニューワールド)

プライミーバル シリーズ1

2023年08月31日 木曜日

2007年から2011年まで全5シリーズ全36話がイギリスのITVとWatchで放送されたテレビドラマ「プライミーバル(Primeval)」

イギリスの森で怪獣が目撃され、古生物学者ニック・カッター達が調査に赴くと何故か生きた古代の恐竜がいた。
恐竜達は空間に出来た亀裂、時空の扉(アノマリー)から古代と現代を行き来している事が分かる。
内務省に勤めるクローディア・ブラウンが調査に関わり、政府は大事にしない為にニック・カッター達に協力を求めた。
ニック・カッター達は次々と各地で開く時空の扉と、そこから現れる様々な古代生物達に対処し始める。

「プライミーバル」って確か以前テレビの地上波で放送していたのをたまたま見て、その後も何話か見たはずで、しかし何処から見始めて何処まで見たのかさっぱり覚えておらず。
最近になって「プライミーバル」のAmazon プライムビデオでの配信が終わりそうだと知ったのだけれど、以前同じイギリスのSFテレビドラマ「ドクター・フー」を見始めて、そのスピンオフドラマ「秘密情報部トーチウッド」を見始めたらこれが全然おもしろくなく、「トーチウッド」を途中で見なくなってしまって「ドクター・フー」の次シーズンに行かないまま「ドクター・フー」のAmazon プライムビデオでの配信が終わってしまい、「ドクター・フー」の配信はそれ以降復活する事がないままなので、多分「プライミーバル」もこれを逃すと今後Amazon プライムビデオでの配信はないんだろうなぁと思ったので見てみた。

現代に古代生物が現れたら?という、ジュラシック・パークシリーズを拡大した様なテレビドラマなんだけれど、初期の「ジュラシック・パーク」みたいにちゃんと科学者が主人公で、登場人物達は古代生物の知識を持っていて対処しようとするという科学的なSFドラマで中々おもしろい。
ただ、毎回次が見たい!というまででもなく、まあまあ程々位でそれ程はまらず。
一話で新たな古代生物が登場してそれにどう対処するかを一気に見せてドラマとして展開が早く、上手く飽きさせない様にしているけれど、その分展開が早過ぎな感はあり、本来は一時間かそれ以上ある本編を編集しまくって45分に入れた位、もうちょっと間があっても良いかもと思えてしまった。

それに一番の問題は映像で、画質が荒くて今の配信では結構見辛い。
どうやらこのドラマは16mmフィルムでの撮影だったらしいけれど、多分DVD画質そのままの配信なんじゃないかと思う画質。
スマートフォンで見ていてもまだぼやけている位で、HD画質にはなっていないみたい。
しかも、アスペクト比が16:9と合っていないのか、人物がつぶれた感じで少し横長になっている気がする。
なのに画面の上下に黒味部分が少しあり、この映像の不味さってどうにかならなかったのだろうか?

それと不思議なのがAmazon プライムビデオだと同じシーズンが二つある事。
普通だと字幕版と吹き替え版なので同じシーズンが二つあるけれど、この「プライミーバル」で検索するとシーズン1が二つ出て来て、どちらも字幕版で謎の重複。

話は、謎の時空の扉とその向こう側からやって来る死んだと思われていたニック・カッターの妻ヘレン・カッターで謎を引っ張りつつ、毎回色んな時代の古代生物が現代の人々を襲うので対処する一話完結形式の両方で構成されていて、まあ王道で見やすいし恐竜だけに縛らない生物の多様さで考えられていて楽しい。
古代生物も知らない恐竜とか、巨大な虫とか、意外と近いドードーとか、果てには未来の謎生物とかまで出て来て古代生物では飽きさせない。
ただ、ヘレン・カッターの謎の方が面倒臭く、この手の謎で引っ張る系ドラマって、さっさと説明しろよ…で見る気が段々と失せてしまうんだよなぁ。
しかし、この「プライミーバル」はシーズン1が全6話なのでそこまでにならずシーズンが終わった。
このヘレン・カッターと時空の扉の謎が主軸でもあるので主人公ニック・カッターとヘレン・カッターの確執があるのは分かるのだけれど、若手組のスティーブン・ハート。コナー・テンプル。アビー・メイトランドの三角関係は話数が少ないだけに、早く役を立たせる為にの恋愛話なんだろうけれど若者層向けに詰め込んだな感で別に…だった。

それにしてもこのドラマと言うか、イギリスのドラマの放送形態がよく分からないので不思議な感じがする。
テレビドラマの放送は日本だと大体三カ月。
アメリカだと半年位放送して半年休止で次の年に次シーズンの事が多いけれど、一年で六話だけって放送は二カ月弱。一カ月ちょっとだけってミニシリーズ感が強くて、これって普通の放送形態なのか、製作費がかかるから短いのか?
しかも、「プライミーバル」はシーズン2以降話数が同じではなく、シーズン2は全7話。
シーズン3は全10話。
シーズン4は全7話。
シーズン5は全6話で、シーズン4と5は同じ2011年に放送って、この不安定さって何なのだろう?
一番話数が多いシーズン3ってシーズン2が登り調子だから話数が増えたのかと思ったけれど、平均視聴者数はシーズン1よりも十万人位減っているので何でだろ?

あと、見ていて凄く気になったのがコナー・テンプル役のアンドリュー・リー・ポッツ
あの見た目がどうしても森本サイダーに見えてしまい、しかも森本サイダーと言えばサソリなめ太郎のネタでお馴染みなので、「プライミーバル」の古代の巨大虫と相まってコナー・テンプルがずっと森本サイダーに見えてしまっていた。

それに「Primeval」が「プライミーバル」と言う発音なのも気になった。
確かにそうなんだけれど、Amazon プライムビデオで見ているので「Prime」が「プライム」なので「Primeval」なら「プライムバル」じゃないのとオープニング・クレジットで毎回思ってしまっていた。

シーズン1の最終話は見事にクリフハンガーで、シーズン2も似た様な感じだと微妙な気はするけれど、話数が少ないので見やすいという所で結構見れてしまいます。
 
 
関連:プライミーバル シリーズ2
   プライミーバル シリーズ3
   プライミーバル シリーズ4
   プライミーバル シリーズ5
   プライミーバル・ニューワールド(ジュラシック・ニューワールド)

GODZILLA

2023年07月27日 木曜日

ローランド・エメリッヒ監督・脚本・製作総指揮、マシュー・ブロデリック主演の1998年のアメリカ映画「GODZILLA

南太平洋で漁船が巨大な何かに襲われ沈没。
その巨大な生物らしき物体はアメリカへと近づいていた。
生物学者のニック・タトプロスはアメリカ国務省から要請されて軍と共にその生物の痕跡の調査を始めた。
やがてその生物はニューヨークに上陸し暴れ始めた。

わたしはこれまでゴジラ映画は結構見て来たけれどゴジラには未だにそれ程興味がないので、このエメリッヒ版の「GODZILLA」も以前に見たはずなので今更見る気にもならなかったんだけれど、Amazon プライムビデオで配信が終わりそうで、最近ではプライムビデオで配信が終わっても再配信しなくなる事も多いので、ゴジラ映画はそれなりには見ているので一応見ておくか位で見てみたら中々おもしろかった。

この「GODZILLA」って昔から悪い評判をよく聞いて来て、確かにゴジラファンからしたらコレジャナイ感は満載なんだろうけれど、アクションパニック映画として見たら結構良く出て来ていて、乗っていた当時のエメリッヒの派手さとかやりたい事やっている感が楽しい。
細かい事をグダグダと並べずに巨大怪獣が暴れまくるのに対して人間達がどうにか撃退するという分かりやすさで一気に攻め立て、まあ展開が早くて次から次に何かが起こって飽きさせず、2時間18分と結構長尺なのにその時間も感じさせず、あっという間に見れちゃう。
各人物達に見せ場も作り、主人公と元恋人も結局何だか訳の分からないまま言いくるめられてめでたしめでたしの娯楽大作映画としては良く出来ている。

主人公もちゃんとゴジラを調査分析して事実を突き止めて対処して行く科学者として活躍していて、「ゴジラを信じろ!」だけで押し通してゴジラを放任して何もしないゴジラ狂信者なだけのモンスター・ヴァースの渡辺謙演じる芹沢博士よりも全然良いし。
ただ、登場人物達を結構多めに出しておいて見せ場も登場場面もそこそこあるのに皆役が立って来なかったのは何なのだろう?
現場のオニール軍曹はそこそこだったけれどもっと目立っても良さそうだったし、指揮官の大佐とか市長とか女性博士とか、それなりに重要人物感があったのに印象が薄い。
元恋人だったレポーター役のマリア・ピティロも印象に残らないと言うか、演技が上手くない様な気がしたし。
ジャン・レノは役柄上カッコイイ役ではあり、元々はフランスの核実験から生み出してしまったゴジラの後始末に来たという対ゴジラ暗殺者という人で、でもあの少人数で本気でゴジラを倒せると思っていたのか?と思ってしまうエメリッヒ的な適当さではあった。

エメリッヒ的ないい加減さで思ったのは、序盤でおじいさんが釣りをしようと桟橋に近い水面に糸を落としたらそれにゴジラがかかったらしいのだけれど、ゴジラは海の大分向こうの方から泳いでやって来て、釣り糸の場所とゴジラがやって来る所の距離あり過ぎで、まあ映像的な派手さを狙っただけで整合性も何もないというこれぞエメリッヒと思わせる演出で、序盤からこれなのでエメリッヒ映画として見て下さいと言われたのでエメリッヒ映画として見れる演出。

あと、気になったのは一番最初にゴジラに襲われて沈んだ日本の漁船の名前が小林丸と言う事。
アメリカでコバヤシマルと言えば、本来クリア出来ないはずなのに唯一ジェームズ・T・カークだけがクリア出来た宇宙船コバヤシマルをクリンゴン艦から救い出す宇宙艦隊の訓練生用プログラムのコバヤシマル・シナリオのコバヤシマルじゃないの?
これってスタートレックシリーズと何か関係があるんだろうか?
スタートレックとは関係無いけれど、そう言えば小林丸にアル・レオンが乗っていたなぁ。
やっぱりアル・レオンは速攻で死んでしまったけれど。

今見るとおもしろいのは当時の特撮やVFX。
ゴジラのCGは当時としてはよく出ているけれど、そこよりも町の中をゴジラをヘリコプターが追いかけている場面。
多分町並みはミニチュアで、その間をカメラを動かしてゴジラやヘリコプターを合成しているんだと思うのだけれど、この映像が何か懐かしい感じと今見るとアナログデジタルな映像でおもしろい。
バートン版のバットマン映画のゴッサムシティってこんな感じだった様な…で、あのニューヨークのビル群を動く感じにちょっとバットマン感を感じてしまった。
この映画自体がニューヨークの町が壊されるのはエメリッヒ映画の「インデペンデンス・デイ」っぽいし、色んな人が色んな所で活躍する群像劇も「インデペンデンス・デイ」っぽいし、ゴジラやその子供達が暴れるのはジュラシックパークっぽいしで、何処かが何かに似ている感がバリバリある気がずっとしていた。

エンド・クレジットの音楽も1990年代感が凄くてニヤニヤしてしまった。

この映画、ゴジラファンからしたら評判が悪いのは何となく分かるけれど、それなりにゴジラ映画は見ては来たけれどゴジラファンでもないわたしには長尺でも飽きさせずに早い展開で一気に畳み掛ける怪獣映画として、乗っている時のエメリッヒ映画としては中々良く出来ていて楽しく見れてしまった。

☆☆☆★★
 
 
関連:ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版
   ゴジラの逆襲
   キングコング対ゴジラ
   モスラ対ゴジラ
   三大怪獣 地球最大の決戦
   怪獣大戦争
   ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘
   怪獣島の決戦 ゴジラの息子
   怪獣総進撃
   ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃
   ゴジラ対ヘドラ
   地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン
   ゴジラ対メガロ
   メカゴジラの逆襲
   ゴジラ対メカゴジラ
   ゴジラ(1984年)
   ゴジラvsキングギドラ
   ゴジラvsメカゴジラ
   ゴジラvsデストロイア
   ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
   ゴジラ×メカゴジラ
   ゴジラ FINAL WARS
   GODZILLA ゴジラ
   ゴジラ キング・オブ・モンスターズ