JINSのオンラインショップで眼鏡を買ったら速攻で来た

2018年01月21日 日曜日

普段使っている眼鏡のレンズが何やかんやで傷が付いてしまっていたり、レンズが黄ばんで来たりもあり、「新しい眼鏡が欲しいなぁ…」と思い、インターネットを調べていたら「JINS」でセールをしてたのを見つけた。
ただ、セールは去年の年末かららしく、オンラインショップでは既に売り切ればかりで欲しいフレームは在庫が無かったり、欲しい色だけ在庫が無かったりの状態。
仕方が無いので実店舗を五件程見て来たけれど、セール品は少なく、欲しいフレームが置いては無かった。

仕方が無いのでJINSのオンラインショップで購入する事に決定。
今までJINSの店舗では何個か眼鏡を買った事があったけれど、オンラインショップは初めてなので会員登録をする。
Amazonのアカウントとの連携も出来るみたいなんだけれど、Amazonのアカウントで登録しようと思ったら上手く行かなかったので新規登録。

JINSの店舗で無料で視力測定もしてくれるけれど、オンラインショップで登録した「マイページ」で以前作った眼鏡の度数情報を入れたら、それで眼鏡を作ってくれるという手軽さ。

で、欲しいフレームを決めて購入する事になるのだけれど、わたしは結構な近視なので出来るだけレンズは薄い方が良いのだけれど、オンラインショップの「よくあるご質問」の「度が強い為、薄型レンズで作成できますか?」では「レンズの薄さだけではなく視界の鮮明さや重さも考慮した上で「最適レンズ」をご用意。お客様の度数に合わせてお選びしております。」と書かれており、レンズの厚さを指定出来る項目も無い。

他の眼鏡屋だとレンズが薄くなる毎に追加料金が増して行く事が多いのに、JINSは説明にも書かれているけれど「JINSでは、度付き対応メガネに追加料金を頂くことなく、薄型非球面レンズを標準装備しています。」なのが特徴で、目の悪いわたしはそこでも選択肢になっているのに、オンラインショップではレンズの屈折率が指定出来ないのは痛い。実店舗だと口頭で頼めるのに。

さて、どうしたのものか?と便利なインターネットで検索してみたら、「備考欄にレンズの屈折率を指定すれば、それで作ってくれる」と言う情報を見付けたので、それを信じて備考欄に一番薄いレンズの屈折率「1.74でお願い!!」と書いてみる。
結果としては、届いた眼鏡はちゃんと1.74だった。

それよりも一番の問題だったのは納期。
注文の確認で出て来た「商品のお届け予定日」が一週間後から三週間後。
集まりの用事の予定があり、そこに新しい眼鏡をかけて行こうと思っていたので、予定日からして二週間位でギリギリ到着するかなぁ?と思ったけれど、「【強度数レンズ作成の場合】注文確定日より8-10営業日以内に発送いたします。お届けの地域によって異なりますが、商品発送後2-3日でお届け致します。」とか、「コンビニ前払いの場合、ご入金の確認から3営業日、もしくは10-14営業日以内の発送となります。」とか書かれており、しかも屈折率を1.74で頼んでみたので時間がかかるはずで、間に合うかな?と結構不安ではあったけれど、悩んでも仕方ないので注文を確定。
夜に注文を確定したのだけれど、直ぐに入金指定のメールが来たので30分もしない内にコンビニ払いに行った。

何時までに届くのかと不安ではあったけれど、何と翌日には「発送した」とのメールが届き、二日後には眼鏡が到着。
早い。
多分、屈折率1.74なら店舗での在庫が少なくて取り寄せになり数日はかかると思うけれど、オンラインショップなら速攻で作って送るのでオンラインショップの方が早いのか?

しかも、インターネットでJINSのオンラインショップだけで使える30%オフクーポンを見付けたので安く買えてしまった。
これだと色んな手間や値段を考えるとオンラインショップの方が早いし、便利だし、安いしで、ネットで買った方が良いんじゃないからしらん?
店舗で視力を測って、その時にどのフレームが良いかを試しがけをしてからネットで買うという方法がありだなと確認したし、インターネットの効率化と流通の発展に感服。

Xbox 360のACアダプターを買う

2018年01月02日 火曜日

世間ではなく、Xbox界隈では「Xbox One X」の話題で持ちきりらしいけれど、日本ではほんの少ししか入荷しておらず、市場に出回る数が少な過ぎる以前に、そもそも「Xbox One X」を買えるだけのお金が無いので指をくわえて、気にしないようにしている状態。

それ以前に、Xbox 360のゲームが大量に積んであるだけなので Xbox 360をしたいのだけれど、以前ジャンク品として安く購入した Xbox 360 S結構前から調子が悪過ぎでゲーム所ではなかった。

電源を付けて暫くすると、ACアダプターから「ブブブブ。…ブブブブ。」と大きな異音が。
多分、ACアダプター内の冷却用のファンの音だと思うのだけれど、まあうるさい。
その後も使っていたら突然シャットダウン。
ACアダプターを触ると、物凄い熱で熱い。
暫く置いて熱を冷ますと再び電源は入るのだけれど、暫くするとまた勝手に本体の電源が落ちてしまう。
そんな事が続いていたら、電源を入れてから20~30分すると強制的に電源が落ちるようになってしまった。
ACアダプターの通常は緑色のランプが付いているのに赤になっており、多分ACアダプターの限界。
マイクロソフトに新品を注文してもよかったのだけれど、このXbox 360 S以外にも旧型の本体が二体あるので、そっちを使っていた。
こっちはこっちでゲームディスクを読み込んだり読み込まなかったりするし、インターネットに繋ぐ時には長いLANケーブルを引き回さないといけないしで結構面倒臭かった。

で、リサイクルショップに行ったら、ゲームのコントローラー等が下がっている売り場の一番奥に黒い煉瓦を発見。
取り出してみたら Xbox 360 SのACアダプター。
買おうと思ったけれど、ACアダプターの裏を見たら英語と中国語の併記で、「Microsoft」と書いてあるし、シリアルナンバーもあるけれど、Xbox 360機器に付いているマイクロソフトのホログラムシールが無いので、「これって正規品じゃないの?」と躊躇。
その売り場に置いてあった旧型の Xbox 360のACアダプターを見てみたら、これも英語と中国語の併記でホログラムシールが無いので、「駄目だったら返品しに来ればいいか…。」と言う事で購入。

ACアダプターを買って家に戻って来て、ACアダプターを電源に刺す前に今までの Xbox 360 SのACアダプターの裏を見たら、これも英語と中国語の併記でホログラムシールが無かったので一安心。
中古だけれど新たなACアダプターをつけたら問題無く本体が動いた。
30分程つけたままにしていても電源は切れる事もないし、ACアダプターからも異音は無し。
やっぱり、ACアダプターが駄目だったのか。

このACアダプターを詳しく調べてみたら、裏に書かれていたDC出力が120Wだったので Xbox 360 SのACアダプターではなくXbox 360 EのACアダプターのよう。
ただ、公式のサポートの「Xbox 360 の AC アダプター」に「120 ワットのAC アダプターと 135 ワットのAC アダプターはどちらでも使用できます。これらは、Xbox 360 S 本体と Xbox 360 E 本体の両方で使用できます。
」と書かれているので問題は無いみたい。
これで一安心。
しかし、なんで Xbox 360 EのACアダプターだけが売られていたのだろう?本体とのばら売り?前の所有者がACアダプターが駄目になったので買い直し、何故か二個あるACアダプターを特に疑問に思わず、駄目になった方のACアダプターと本体の組み合わせで売っていたのだろうか?

2017年に見たテレビドラマ・映画グランド大賞

2017年12月31日 日曜日

年々その年に見た映画が減って来ている。

2012年307作
2013年148作
2014年100作
2015年67作
2016年40作
で、2017年は26作。

テレビドラマは毎週の習慣で見られるのだけれど、映画は構えて二時間程、おもしろいのか、おもしろくないのかの時間を集中力を持たないといけないのが段々と面倒臭くなって来た。
それに、わたしは映画はテレビでの放送、しかもノーカットで字幕放送しか見ないのでBSでしか見ず、それだと中々おもしろい映画や見たくなる興味の出る映画が放送していないというのもある。
2012年辺りはとにかくテレビで放送している映画を録画して見まくっていたけれど、そこまでの情熱や執着心が無くなってしまった。

で、昨年からこのグランド大賞にテレビドラマ部門を追加したので、2017年に見たテレビドラマの総括。

2017年に見たテレビドラマは、

CSI:科学捜査班 789
CSI:NY 2345
バーン・ノーティス 元スパイの逆襲 7
ER緊急救命室 45シーズン6789
スパイ大作戦
ハウス・オブ・カード 野望の階段
エージェント・オブ・シールド シーズン3
エージェント・カーター シーズン2
X-ファイル 9
X-ファイル 2016
コード・ブラック 生と死の間で
SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁
SHERLOCK シーズン4
SCORPION/スコーピオン
MACGYVER/マクガイバー

で、ざっと計算してみたら380話弱位?
昨年よりも更に減って、新規ドラマでも数話だけ見てつまらなくなってとか、一話目でだけ見てつまらなかったのでとかで新規ドラマで見続けたのが無かった。

結局、一番おもしろかったのって「ER緊急救命室」。
シーズン4から9までで、丁度オリジナル・メンバーの降板や新人物の登場で激動の時期で、多分二回目か三回目なのに何度も見てもワクワクと興奮でおもしろい。
改めて、わたしの中の三大海外ドラマ「24」「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」と並ぶ興奮と入り込み度。

逆に、それまでおもしろく見ていたのに、最終シーズンで急激につまらなくなった「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」「X-ファイル」「SHERLOCK」とかは大分ガックリ来たなぁ。
特にあれだけおもしろかった「SHERLOCK」がシーズン4でこれだけつまらなくなるとは思いもよらなかった。
 
 
で、映画。
2017年に見た映画を最もおもしろかった五つ星☆☆☆☆☆として星取りのそれぞれの数。

☆☆☆☆☆ 4作

☆☆☆☆★ 0作

☆☆☆★★ 2作

☆☆★★★ 9作

☆★★★★ 9作

★★★★★ 2作
 
 
五つ星☆☆☆☆☆の映画は、

隠し砦の三悪人
七人の侍
用心棒
椿三十郎

と見事に黒沢明映画。

まあ、当然おもしろい映画なんだけれど、久々に見ると「成程…」とか、「これがこう展開するのねん。」とか、素晴らしく良く出来ている事をまざまざと見せつけられて、映像も脚本も登場人物も圧倒。

この中では「用心棒」が今年最高の一作。
設定や脚本の展開も見事だけれど、これの三船敏郎が最高にカッコ良い。
「用心棒」はわたしの好きな五大映画の一作は昔から間違いなかったと確認。

一方、つまんな過ぎた、星無し★★★★★の映画2作。

スター・トレック イントゥ・ダークネス
ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック

「スター・トレック イントゥ・ダークネス」はこれまでのテレビドラマのスタートレックシリーズとは別の並行世界でのストーリーで、ドラマとは別シリーズとは言え、題名に「スター・トレック」と付いていればテレビドラマ的なモノを期待してしまうし、わたしが三大海外ドラマの中に「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」を入れているので特に。
このシリーズ自体、映画としてご都合主義だらけでつまらなく、映像は派手だけれど中身はスカスカという、J・J・エイブラムスの何時もの駄作だし。

「ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック」は、わたしが昔からよゐこのラジオを聞き、今も有野晋哉だけが出ている「オレたちゴチャ・まぜっ!〜集まれヤンヤン〜」を聞いているし、「ゲームセンターCX」もそれなりには見て来たけれど、それにしても映画としても、「ゲームセンターCX」の特別版としても酷い出来だった。
 
 
毎年、良かった監督と駄目だった監督も挙げているけれど、今年は上記の通り、一番素晴らしかったのは黒沢明で、駄目だったのはJ・J・エイブラムス
J・J・エイブラムスは去年のグランド大賞でも、「スター・トレック(2009年)」や「SUPER8/スーパーエイト」とかで最低監督に選んでいた。
J・J・エイブラムスの話になると毎度書いてしまうけれど、J・J・エイブラムスの扱われ方って、ヒットする上手い娯楽映画を撮るという感じで次世代のスティーヴン・スピルバーグ的な感じにされているかと思うけれど、わたしにとっては見た目の派手さはあるけれど中身がスカスカしている張りぼて感満載のレニー・ハーリンとか、マイケル・ベイの系譜の正統後継者にしか思わない。
わたしは本当にJ・J・エイブラムスが合わない。

毎年、良かった俳優も挙げているけれど、こちらも当然三船敏郎
 
 
毎年見た映画が減っているし、テレビドラマも減っていて、それはそれで良いんだけれど、その分の時間をアメコミを読む方に回したら良いのに…と思っているのに、その時間が取れないって時間の使い方が下手だよなぁ。
それに、全てのテレビ録画がパソコンで行っているけれど、そのパソコンの調子が悪過ぎてフリーズしまくりで、映画どころか、テレビドラマもテレビのバラエティ番組さえ見るのが面倒臭くなって来た…。
 
 
関連:2012年に見た映画グランド大賞
    2013年に見た映画グランド大賞
    2014年に見た映画グランド大賞
    2015年に見た映画グランド大賞
    2016年に見た映画グランド大賞

今期見たテレビドラマは「ER 8・9」

2017年12月30日 土曜日

2017年10~12月期に見たドラマで新規のドラマは、「SCORPION/スコーピオン」と「MACGYVER/マクガイバー」の2つだったのだけれど、「SCORPION/スコーピオン
は「ターミネーター2」のT-1000や「Xファイル」のジョン・ドゲット捜査官でお馴染みのロバート・パトリックが出演しているからという理由で、「MACGYVER/マクガイバー」はオリジナルのドラマを子供の時に見ていたからという理由で見てみたのだけれど、どちらも1話目が余りにつまらなくて2話から見る気が起こらなかったので速攻打ち切り。

結局、これまで見続けている、

ER緊急救命室 シーズン89
CSI:ニューヨーク シーズン5
CSI:科学捜査班 シーズン9

だけだった。

しかも、「CSI:ニューヨーク」のシーズン5だけが初見で、後は地上波やBSで以前放送していた時に見た事あるので、新規ドラマが本当に少なかった。
 
 
ER緊急救命室 8

前半でデイブ・マルッチクレオ・フィンチピーター・ベントンのが去り、更にはマーク・グリーンが去るという、シーズン1からのオリジナルメンバーのマーク・グリーンとピーター・ベントンという大きな二人に加え、多くが去ってしまったシーズン8。
その穴埋めは見て取れ、前半でスーザン・ルイスが出戻り、受付のジェリー・マーコヴィックまで出戻り、後に主要登場人物となるマイケル・ガラントが登場しと出戻り組の力を借りたり、新人を育てたりと大忙し。

13話「深い傷」で、首にさせられ暫く登場していなかったジン・メイ・チェンケリー・ウィーヴァーをゴリゴリに責めて復帰。
辞めたと思ったら同じシーズン内で戻って来るという展開は珍しい。
ジン・メイ・チェンはとにかく戻って来る人物になったけれど、これまでのジン・メイ・チェンが登場していない回でもオープニング・クレジットではそのままレギュラーとして残っていたので、「ああ、戻って来るんだな」というネタバレにはなっていた。
ただ、ジン・メイとウィーヴァーの対立がおもしろい。

14話「運命の波間に」は色んな話が詰め込まれた怒涛の展開。
前話から続くマーク・グリーンとエリザベス・コーデイの娘エラの重篤からの治療とレイチェルとの実の親子と義理の親子関係の話。
ジョン・カーターの母親との確執と和解。
食あたりで次々とERの職員が早退するなか、そう言えば暫く登場しなかったルカ・コバッチュの帰国に、ピンチを乗り切ったのが突然戻って来たジェリー・マーコヴィック。
この回まで引っ張って来たアビー・ロックハートの隣人の家庭内暴力問題からアビー・ロックハートも暴力を受け、そこからのルカ・コバッチュが久々の狂気染みた行動。
そして、マーク・グリーンの脳腫瘍の再発と、まあ見事に色んな問題を出しまくる。
ただ、どれも面倒臭くて、しんどい話が多い。
その中で急にコメディになったジェリーの再登場って、この回で必要だったのだろうか?
あと、アビー・ロックハートが殴られて腫れ上がった顔を見てベニチオ・デル・トロと似ているとどうでもいい事を思ってしまった。

15話「再発」は題名通りマーク・グリーンの脳腫瘍が再発して衝撃的な展開なのに、次の16話「秘密とうそ」はマーク・グリーンもエリザベス・コーデイも登場せずに、ほぼジョン・カーターとスーザン・ルイスとルカ・コバッチュとアビー・ロックハートとマイケル・ガラントだけの会話劇という今までの「ER」の中でも相当特殊な回を持って来た。
この16話「秘密とうそ」って、「ER」なのにERでの場面が切っ掛けとなる導入のほんの少しだけで、後は五人がしょうも無いおふざけで指導を受ける事になり、その指導員が雪で中々来ないので一室で五人で喋って暇を潰しているという回で、途中で詩人の詩の解説やシェイクスピア劇をやり出したりしていたけれど、正に舞台劇。
これが物凄くおもしろい。
各人の微妙な恋愛関係のもつれがあり、それを秘めながらの会話を繰り出しながら各人物の過去も描く会話劇で、見事に現状と過去を見せて登場人物達を掘り下げる事この上なし。
「誰がウィーバーのロッカーに入れたか?」という謎を全体の軸として通していたり、色々練っているなあと感心。
終始ニコニコしながら、時には哀しくと見ていて引き込まて離さなかった。
これ以降マーク・グリーンの死への階段を重い足取りで上がるしかない流れの前にこれを挟むというシリーズ構成も上手い。
「ER」って突如こういう何時もとは全く違う回を入れて来るから目が離せないし、飽きさせない。

18話「空に輝くオリオン」でグレゴリー・プラットが登場。
まだこの時はインターンで、初っ端から自信満々の走りがちな人物で、登場時点から役柄がはっきりと決まっているのは珍しいかもしれない。
グレゴリー・プラットはこれ以降「ER」の中心人物になるけれど、ここまでの中心人物だったマーク・グリーン退場のギリギリに合わせての登場で、この回のみグレゴリー・プラットとマーク・グリーンが共演しているのは興味深い所。
この回ではマーク・グリーンが再発した脳腫瘍の治療を諦めて残りの人生を生きようと決意する非常に感動的な回ではあるけれど、改めて見るとマーク・グリーン役のアンソニー・エドワーズが降板してしまう批判に対しての言い訳の様にも聞こえてしまった。
ERに拘り続けたマーク・グリーンが「自分を見る皆の目が嫌だ」「余命を数ヶ月伸ばす意味はあるのか」「自分の人生を生きる」等と言っていたけれど、このマーク・グリーンの決意って「ER」に拘りマーク・グリーンを演じて来たけれどマーク・グリーンをやり切ってしまい、それでもマーク・グリーンを演じる意味はあるのか?とか、これからもマーク・グリーンとしてだけ見られるのが嫌だったというアンソニー・エドワーズの心の声に聞こえてしまったんだけれど。
今までの他の登場人物の降板の時は違い、マーク・グリーンを死なしてしまった事も「もう、戻って来る事はありませんよ」と言う決別だし。

で、アンソニー・エドワーズがこれ以降マーク・グリーン役を払拭する為に全然違う役をやりまくっているかと言うとそうでもないし、そもそも「ER」以降は映画やドラマ等の15作位しか出演していなし、「ER」後では最初の主演連続テレビドラマ「ゼロアワー 禁断の刻限」は放送の間もなく評価はボロクソだったみたいで、3話目で放送していたABCがキャンセル。残りの4~13話は結局四か月後には放送されたようだけれど、こんな感じだったらもう少しマーク・グリーンを演じていても良かった様な気がしてしまった。
このシーズン8で降板したアンソニー・エドワーズとエリク・ラ・サルって「ER」以降ヒットドラマが無く、結構早く降板したダグラス・ロス役のジョージ・クルーニーは映画界で大成功し、シーズン6で降板したキャロル・ハサウェイ役のジュリアナ・マルグリーズはドラマ「グッド・ワイフ」が当たり、ゴールデングローブ賞の主演女優賞も取っているし、シーズン11で一旦降板したジョン・カーター役のノア・ワイリーもドラマ「フォーリング スカイ」もそこそこヒットしたみたいだし、このシーズン8で降板した主要人物を演じた俳優のその後って明暗が分かれている様な気がしないでもない。

19話「緊急事態」で前回のマーク・グリーンの台詞通り、ジョン・カーターが「ER」の中心となって話が進み、グレゴリー・プラットとマイケル・ガラントの指導役になっている。一話でジョン・カーターが思いっ切りマーク・グリーン代わりに舵を切ったのはちょっと笑ってしまったけれど。
そのマーク・グリーンはもうERには出て来ず、重体の知らせを受けてエリザベス・コーデイがハワイに行く。それを優しく見守るロバート・ロマノと、ロバート・ロマノの優しさがまたもや出る。
それと、この回は「ER」ではマーク・グリーンが脳腫瘍の診断や手術に引き続き、スーザン・ルイスがニューヨークで姉と姪を探し出す話もあり、攻めた内容。
しかし、このスーザン・ルイスがニューヨークに行った話は結局姪がどうなったか分からないままほったらかしで、「何、これ?どうなったの?」なので調べてみたら、この回は「ER」で唯一の他のドラマとのクロスオーバー回で、この回が前編で後編が「サード・ウォッチ」のシーズン3の19話なのか。
確かにニューヨークの警察署のセットがこれ一回だけにしては良く出来ていて豪華だとは思ったし、救命士の女性が「24」のオードリー・レインズ役でお馴染みキム・レイヴァーだったので、ゲストでこれだけ?と思ったら「サード・ウォッチ」でキム・ザンブラノ役でレギュラーだったんだな。
Dlifeでは「サード・ウォッチ」は放送していないので、多分一生「サード・ウォッチ」での後編は見る事ないんだろうなぁ。「ER」のソフト版に、この「サード・ウォッチ」のシーズン3の19話だけ収録してくれればいいのに。

20話「手紙」は、オープニング・クレジット前にマーク・グリーンからファックスが送られて来て、ジョン・カーターがそれを皆の前で読み上げてマーク・グリーンが死んでしまった事が分かるという、初っ端から視聴者に叩き付ける展開を見せる。
マーク・グリーンが登場せずマーク・グリーンの死亡を継げるだけという見せ方も、マーク・グリーンの死を知ったERの人々の反応を見せてマーク・グリーンの大きさを見せるというやり方も上手い。
長期間に渡ってマーク・グリーンの死は予告されていたから、この直接見せないやり方は次の回でマーク・グリーンの最後が描かれるのを知っていると、この回は振りだと分かるのだけれど、放送当時に初めて見ると衝撃的な展開ではあったろうな。
この回では各人の反応と覚悟を持ってERを引っ張って行こうとするジョン・カーターがマーク・グリーンに替わりになり始める展開で、これだけ見るとこれが「ER」の最終回でも全然良い。
感動的ではあるんだけどジョン・カーター役のノア・ワイリーが結局シーズン11で降板してしまう事を知っていると、このジョン・カーターも長くは続かなかったからなぁ。

21話「託す思い」でいよいよのマーク・グリーンの死を娘のレイチェルとの関係で見せて締める。
マーク・グリーンが死んじゃうというのと、死んでしまうのにレイチェルとの溝が埋まらないという二本立ての哀しさで、まあ哀しい回ではあるんだけれど、見ていてちょっと気になったのはマーク・グリーンの扱いの良さ。
これまでの「ER」の最中心人物であったからのこの扱いは分かるけれど、同じく中心人物だったピーター・ベントンが辞める時は「え、これでお終い?」と思ってしまう程、結構あっさりと辞めたのに、マーク・グリーンは引っ張りに引っ張りまくっての死は何でなんだろう。
マーク・グリーンが製作陣からも気に入られていたというのもあるだろうし、マーク・グリーン役のアンソニー・エドワーズが好かれていたというのもあるんだろうけれど、前のシーズン7から脳腫瘍話を出していたので、シーズン7の時点で既にアンソニー・エドワーズの降板する、しないの話が出ていて、引き止めたりの交渉があったという事だったのだろうか?
あと、マーク・グリーンの葬式にはピーター・ベントンが来ていたのに、ダグラス・ロスとキャロル・ハサウェイが来ていない違和感ったらない。ここは製作陣が何が何でもジョージ・クルーニーとジュリアナ・マルグリーズを引っ張り出して来るべきだった。

そして、シーズン最終話の22話「閉鎖」は前回を吹っ切るためにもの「ER」が時々見せる一気呵成のスペクタクル・サスペンス編。
ERの患者がアメリカでは数十年発症例が無い天然痘らしき症状が出て、ERは閉鎖。
この「どうなるの?」のハラハラ感が軸になって、哀しさが溢れていたシーズンを振り切って終える、久々の興奮する「ER」で楽しいのだけれど、その中に混乱するERの中でジョン・カーターが冷静に判断し、行動し、正にジョン・カーターが中心となりERを仕切る部分を見せ、はっきりと世代交代を宣言する回でもあって、そこでの見所もある。
なので、本来ならERを仕切るはずのケリー・ウィーバーはER閉鎖後に出勤したのでERに入れず外にいるし。
この回で何とか決着はついた感じで終わったけれど、実は次シーズンの1話目に繋がるクリフハンガーだと次の回を見て気付く仕掛けで、しかも次の回もこの回以上にてんやわんで緊迫感のある回だったりする。
 
 
ER緊急救命室 9

マーク・グリーンがいなくなり、話的にもドラマ的にもジョン・カーターが中心になった事で若返りが成功し、雰囲気も新たになった。
一番の古株のケリー・ウィーバーはあんまりERに顔見せなくなったし、スーザン・ルイスはシーズン1からいたけれど一回出て行っての出戻りで、ベテランではあるけれど何だか以前より若々しい感じだし、ジョン・カーター、アビー・ロックハート、ジン・メイ・チェン、マイケル・ガラント、グレゴリー・プラットというレギュラー陣で回していると本当に新世代の新時代到来がまざまざと。
今まで教えを乞う立場だったジョン・カーターとジン・メイ・チェンが教える立場になり、結構急激な成長。
新しくやって来た医学生のエリン・ハーキンスやパーキンソン病を患っているポール・ネイサンとか、若手が出て来るとよりジョン・カーターのベテラン感が押し出されている。
特にオープニング・クレジットが、今まで一番最初に紹介されていたのがマーク・グリーン役のアンソニー・エドワーズだったのがジョン・カーター役のノア・ワイリーになり、しかも今までマーク・グリーンが椅子に座ったまま移動している場面だったのと似ているジョン・カーターが椅子に座りながら移動している場面と、完全にジョン・カーターがマーク・グリーンを引き継いでいる。

シーズン・プレミア「災害」は前シーズンの最終話からの続編であり、解決編。
閉鎖されたERだけでなく病院全体も閉鎖になり、病院から次々と患者を移し出す事となり、その中でロバート・ロマノの左腕がヘリコプターのローターによって切断されるという凄い展開を見せる。
この窮地に久々にドナルド・アンスポーが駆け付ける展開は熱い。
ただ、このロバート・ロマノの腕切断の展開って、結局何かなるようでロバート・ロマノが悩み続ける以上に展開が無く、シーズン10で腕とは関係無くの行き成りの退場で、後から思うとこの腕切断は何だったんだろう?と結構疑問な展開。
この回では他にも外で仕切るケリー・ウィーバーや、誰もいない病院で一人で死にかけている患者を何とか助けようとするスーザン・ルイスとかでも見せ場は多いし、マーク・グリーン亡き後のエリザベス・コーデイはどうしているかや、カーター達と閉鎖に巻き込まれたホームレスのスタンの人生をちょっと見せて切なくするとか、まあ見所沢山。
シーズン8の22話「閉鎖」とこのシーズン9の1話「災害」を続けて見ると、山場をちゃんと両方に作り、後半を更に盛り上げ、それぞれの人物も見せてと両方で一本の特別編や映画として見たような満腹感があり、見事。
特にシーズン8で続いていたマーク・グリーン退場の流れから、この2話で一気に流れを変え、マーク・グリーン以降の「ER」の方向性を見せ付けたという部分でも見事なシーズンを通しての流れだった。

3話「反乱」はこれまた上手い展開。
何時も以上に患者で溢れかえるERで文句を言う人がいたと思ったら、その人が銃を持って現れ、ジン・メイ・チェンを人質に取って薬をよこせ!という緊迫した展開に。
しかし、薬の打ち過ぎでER出て速攻で気を失うという笑いの結末を見せたら、そこから保安が一向に満足にならない状況にカーターが我慢の限界を越えてしまい、ストライキにという展開まで行く。
マーク・グリーンの跡を継ぎカーターが「ER」の中心人物になり、ERのリーダーとしての自覚や責任もあって自分達の為にケリー・ウィーバーと激しくやり合うカーターは見ていて興奮。
他の人達の話もあるけれど、この回は完全カーターが主役回。

5話「悲しい運命」からパーキンソン病を患っている医学生ポール・ネイサンが登場して、数回に渡り主要人物として描かれたけれど、上手いのが初めは病気に立ち向かって頑張る有望な人だったのが、徐々に自分の価値観を押し付けて患者を危険に晒す人へと変化させて、自分の新たな生き方を見せて終わるという展開で、まるで「ER」内で数話だけの特別編をしたかの様。
今までの「ER」の中でも人物的にも構成的にも特殊で、中々見応えがあった。

10話「ふり返れば」では、これまでとにかく女性とやりまくり、看護師を侮辱し、怒ると暴力も辞さないという急激にクソ化していたルカ・コバッチュの顛末が、これまでの扱いで今後レギュラーになりそうだったエリン・ハーキンスとの関係が悲劇で終わるという予想だにしない展開を見せる。
ルカ・コバッチュの駄目っぷりと医学生を結び付ける展開は実は序盤から仕込まれていた伏線だと知って、シーズンを通しての組み立ての上手さに唸った。
ただ、この回は始めに結末を見せておいて、そこに至ったのは何故か?を、少し時間通りに話が進むと暫く前の時間に戻って見せるという編集を繰り返しており、そこでも捻られた構成ではあるものの、それが果たして効果的だったのかは疑問。
確かにルカ・コバッチュとエリン・ハーキンスの良い感じの一夜からのエリン・ハーキンスの重体を見つめるルカ・コバッチュという最後は効果的だけれど、中盤は進んでは戻っての繰り返しで見ていても結構めんどくさい。

13話「裏切り」で、これまで描かれて来たグレゴリー・プラットの義兄のレオンの話に決着がつくのだけれど、それが追い出してお終い…って、酷くないか?
自信過剰で常に先走りがちだったり、女性に直ぐ手を出そうとするとか、グレゴリー・プラットが人物的に完全にデイブ・マルッチの再演なんだけれど、デイブ・マルッチという役が製作陣に嫌われたのか、デイブ・マルッチはほとんど人物を深く描く事無く上っ面を撫でただけで終わってしまった事の反省でグレゴリー・プラットを深く描こうとしているのは分かるのに、この兄の結末って、脚本家が面倒臭くなったのか、手詰まりになったのか、途中で投げ出してしまった印象しか受けなかった。

17話「虚偽」で数話前から続いていたケリー・ウィーバーと口利きをして欲しい議員との関係が終わるけれど、こんな悲劇的に終わる結末から、今度はロバート・ロマノの診療部長解任でケリー・ウィーバーが部長就任と目まぐるしい展開。
このシーズンは序盤の妊娠・流産もあったし、ケリー・ウィーバーに大分焦点が当たっていた。

20話「無理難題」でラスベガスへの旅行で勢いで結婚してしまったスーザン・ルイスが救命士との離婚になったけれど、「ER」では恋愛関係はやたらと揉めるのに、この二人は終始イチャイチャしまくりで見ていても楽しかった。
スーザン・ルイス自体が「ER」に復帰してからは常に明るくて楽しい人で、皮肉の冗談も笑える楽しさがあるし、アビー・ロックハートが常に物憂げで落ち込みやすいのとは対照的な人物になっていて、スーザン・ルイスをもっと見たくなる。

このシーズンでの一番の驚きは、やっぱり看護士ヘレエ・アダムスの激痩せ。
「ダイエットした」とは言っていたけれど、この急激な痩せ方は心配になる位。
始めて見た時はその痩せ方に驚いたけれど、見直しだと「あ~、そう言えば急に痩せた時あったな」と結構懐かしくなった。
それに看護士のリディア・ライトが何故か序盤から全然登場しなかったのは何故?
 
 
CSI:ニューヨーク 5

「CSI:ニューヨーク」は地上波で以前放送していたので見ていたのだけれど、その地上波での放送がシーズン1を後から放送したり、シーズン最終話がクリフハンガーで解決しないままなのに次のシーズンを放送せずに「CSI」の新たなシーズンを放送したりと酷い編成のテレビ大阪に愛想を尽かして見なくなってしまい、シーズン1から順番に放送しているDlifeで見始めた経緯がある。
その切っ掛けが、「CSI:ニューヨーク」のシーズン4の最終話がクリフハンガーの前編だったのに、テレビ大阪では次に「CSI:ニューヨーク」のシーズン5を放送せずに別の「CSI」か「CSI:マイアミ」のどっちかを放送して、結局「CSI:ニューヨーク」のシーズン4の最終話から続く解決編であるシーズン5の1話目を放送したのが数年後だったので、シーズン5の1話目だけを見てテレビ大阪は終了。
で、何年か越しで「CSI:ニューヨーク」のシーズン5を見る事となった。

シーズン・プレミアからシーズン4の最終話「人質」からの後編。
その最終話がこれまでの「CSI:ニューヨーク」の中でも抜群におもしろい回で、銀行強盗が人質を取って立て籠もった所へ、自分が殺したんじゃないと犯人がCSIに助けを求めて来てマック・テイラーが銀行へ向かい、人質になりながらも殺人捜査をしてラボと遠隔捜査をするという展開。
更には、殺人犯だけでなく銀行強盗も別にいると分かりながらの急展開に次ぐどんでん返しで終わるという、まあ見事な展開を見せる回。

前編が密室での制限された捜査だったのが、その完結編となる1話「生還」は逃げた犯人を追う追走劇に。
科学捜査で結構強引、ご都合的な部分はあるものの、CSI的科学捜査での犯人探しと場所探しは「CSI」の楽しさは十分。
ただ、この捜査範囲が密室からニューヨーク中に広がる展開だったら二話に分けずに二時間の特別編で一気に見せた方が良かったと思ってしまった。

そう言えば、このシーズン5の一話目からアダム・ロスがレギュラーになっていた。
やっと、「CSI:ニューヨーク」でも脇役を育てたなぁ。
「CSI」ではドンドン脇役が育ち、ゲストから準レギュラーになり、レギュラーになりと育って行くのが好きだったから、この昇格も楽しい部分。

3話「乱気流」はまたもやマック・テイラーの密室遠隔捜査回。
今度は飛行中の飛行機内で死体が出て、それを捜査するのだけれど、被害者は航空保安官だったけれど銃が盗まれ「ハイジャックか?」という展開に。
そこから更には航空保安官が偽物だったり、容疑者が出て来ないとか、二転三転して行くおもしろさったらない。

5話「人生の対価」では一人の殺人事件が全く別の二つの事件だと分かって行く展開は非常におもしろいのだけれど、一つの事件は解決したのにもう一つの事件は何も解決しないままで終わってしまう。
そして、このギリシア関係の事件は解決しないまま、ほったらかしになるので消化不良だし、その結末をする回の頃にはこの回を忘れているはずなので、変な引っ張りはいらない。

8話「私の名はマック・テイラー」はニューヨークにいるマック・テイラーという人物が次々と事件に巻き込まれて行く、ちょっと変わった回。
結局CSIのマック・テイラーは無関係だっただけれど、同姓同名の連続事件って、おもしろい事考えるな。話の結局は哀しい話だったけれど。

9話「新しい命」で行き成りリンジー・モンローの妊娠が発覚。父親は当然のダニー・メッサーなんだけれど、急激に話を進めたな。
 
 
CSI:科学捜査班 9

以前のシーズンから「CSI」はやたらと暗くて重い雰囲気になり、登場人物達も妙に鬱々としているし、サイコパスな犯罪が多くなって、段々と推理モノ部分の楽しさが減って来ている。
それにこのシーズンではオリジナル・メンバーが次々と退場し、これまでの「CSI」の終わりを告げるシーズンでもあるので、盛り下がる事この上なし。

シーズン・プレミアは邦題の「さらば友よ: Part 2」からも分かるけれど、シーズン8の最終話からの続き。
ウォリック・ブラウンの存在が邪魔になったマッキーン副保安官に撃ち殺される所からの続きで、CSI班が悲しみを堪えて真犯人を探し出すという展開。
わたしは既に地上波で放送していた時にこの回見ているので、改めて見ると「何でこんな展開?」と疑問に思ってしまった。

ウォリック・ブラウンが撃たれてしまってのシーズンまたぎのクリフハンガーで、これまでも「CSI」であった実は死んでいなかったとか、助かったとかの展開を裏切って、そのまま死んでしまうという展開は意外性があって良いのだけれど、このウォリック・ブラウン役のゲイリー・ドゥーダンのシーズン8での降板は発表されていた訳で、アメリカでも「このまま死ぬのか…」と分かり切った事だったろうし、日本でも降板が知られた後なのでそこでは意外性は無かったんだろうなぁ…と思ってしまった。
それに「ウォリック・ブラウンが死んでしまって悲しい…」という思いは全く無く、「ウォリック・ブラウンが死んでしまったという事はゲイリー・ドゥーダンが完全降板で、もう『CSI』には戻る気無いのか…」の方が悲しいんだけれど、今になり、この後のゲイリー・ドゥーダンの違法薬物所持での逮捕や自己破産をした時に言っていた「『CSI』を首になったから」とかの発言の情報を知っていると、ゲイリー・ドゥーダンが降板と言うよりもゲイリー・ドゥーダンの素行の問題で首になったらしい感じなので、ウォリック・ブラウンをあえて殺した感じが何だかなぁ…とモヤモヤする。
シーズン8からウォリック・ブラウンの薬物の問題を描いていた事を思うと、「CSI」の製作陣もゲイリー・ドゥーダンの問題を知っていてゲイリー・ドゥーダンを励ましたり、ゲイリー・ドゥーダンを立ち直させる為にやっていた節があったのに、結局ゲイリー・ドゥーダンがどうしようもなくて見捨てられた感じもするしで、寧ろそこが哀しい。

それに何よりこの展開で一番嫌いなのが、今まで何度か登場していたマッキーン副保安官が実は悪党だったという展開。
この「身近な人が実は犯人だった」って、展開として本当につまらない。
まだ、色々伏線張って、徐々に怪しさを出して行くなら分かるけれど、突然悪人に変更って安易だし、物凄くお座なりな感じで、この展開になると急に白けるんだよなぁ。

あと、この回で一番気になったのが、使用された銃の弾に着いていた指紋が、テープで採取した指紋を見せている時と、スキャンしてパソコンの画面上に出ている指紋が全然別だった事。
ほんの一瞬で別物になっているって、キャサリン・ウィロウズが証拠をすり替えてマッキーン副保安官に罪を擦り付けているじゃん!と思ったじゃん。

3話「芸術的な死体」ではライリー・アダムスが登場。
初登場からレギュラーでの新人物って、今までの「CSI」の中では非常に珍しい。
ライリー・アダムスはこの回からどんな人物かをゴリゴリと押し出して来て、早くレギュラーとして定着させたい意図が強いのがはっきりしている。
1・2話で出て行ったサラ・サイドルが戻って来たけれど、やっぱりいられないと帰って来なかったし、ウォリック・ブラウンはもういないしで、登場人物達がやたらと「人手が足りない」と言っており、話的にも、ドラマの面子的にも新しいレギュラーは急務だったんだろうなぁ。
しかし、このライリー・アダムス、わたしはこのシーズン9は地上波での放送を一回見ていたのに「いた様な…。いない様な…。」で覚えていないんだよな。
それと、この回に「ER緊急救命室」のエリザベス・コーデイ役でお馴染みアレックス・キングストンがカウンセラーのパトリシア・アルウィック役で登場。
丁度「ER緊急救命室」も見ており、この回の後直ぐに「ER緊急救命室」も見ていたので、変な感じ。

4話「死神」は科学捜査で徐々に事実が明らかになって行く「CSI」らしさがあっておもしろいのだけれど、最終的に被害者に関わった人々皆殺しで終りという物凄く後味の悪いままで、これも「CSI」っぽさかと感じた回。
こういう終わりって「CSI:ニューヨーク」とも違うし、「CSI:マイアミ」だと無いやり方で、結構はっきりとフランチャイズでの方向性が分かる回でもあるかな。

9・10話の「最後の授業: 前編・後編」で遂にギル・グリッソムが退場。
これまでサラ・サイドルの事で悩んではいたけれど、皆の前で突然「去る」と言い出したのは、初見で何も知らない状態だとビックリだな。
ここでギル・グリッソムが辞めてしまうとドラマ的にも崩壊で、終わり感一杯。
そのままレイモンド・ラングストンがレギュラーになったけれど、やっぱし微妙。
レイモンド・ラングストンが科学捜査に関しては素人なので、新規視聴者向けの新人として様々な説明をする為の人物としては良いのだろうけれど、どうしてもギル・グリッソムの退場後直ぐなので彼の後釜に思ってしまうけれど、当然そこまでの存在にはならず、微妙さしか感じない。
特にわたしがローレンス・フィッシュバーンを元々好きではない顔で、あんまり好きじゃあないというのもある。

グランド・マスター

2017年12月27日 水曜日

ウォン・カーウァイ製作・監督・脚本、トニー・レオン主演の2013年の香港映画「グランド・マスター(一代宗師)」。
詠春拳の武術家の葉問(イップ・マン)を基に作られた映画。

20世紀初め。引退を決めた北の八卦掌の大物ゴン・パオセンは南の詠春拳を広める為に自分の後継者として葉問を選んだ。
ゴン・パオセンの娘ゴン・ルオメイは葉問が気に入らず、果し合いを申込み、戦いの中で恋心を抱く。
ゴン・パオセンの一番弟子だったマーサンは師匠ゴン・パオセンを殺し、ゴン・ルオメイはマーサンに復讐を果たそうとする。

粗筋書いていても話がバラバラでよく分かり難いけれど、映画も葉問の伝記的映画と思ったら葉問の話は始めと最後の少しだけで、中盤はほとんどチャン・ツィイー演じるゴン・ルオメイの復讐話だし、功夫映画かと思いきやカンフー場面は始めと中盤に少しで、しかも一番の最後の見せ場はトニー・レオンの葉問ではなくチャン・ツィイーだし、全体的に何を描きたいのか分からず話は雑多で散漫。一番の見せ場のカンフー場面は少な過ぎる上に見難くて、まあ酷い出来。

始まりは北だの南だのの話でよく分からない中、次々と人が現れ、様々な流派のカンフーを見せて行くので、まだ持つ。
しかし、葉問が後継者に決まる前後から日本軍が侵略して来たのに呑気だな…と思っていたら、戦争で葉問の生活が困窮し、葉問の武術家ではなく一人の人間としての人生を描いて行くのか…と思うも、葉問は全然登場しなくなりゴン・ルオメイの復讐話に変更。
ゴン・ルオメイが復讐しました…。ゴン・ルオメイが死にました。葉問が生きました…でお終い…。何じゃ、この映画?
葉問が主人公だと思ったら、中盤はほったらかし。中盤の主人公はゴン・ルオメイで、葉問関係無いじゃん。
これだけゴン・ルオメイが取り上げられるから葉問との恋愛話に行くのかと思いきや、それは最後に少しだけ。
一番弟子だったマーサンが初めに葉問とバチバチやり合っていたので、この二人の対決が見られるのかと思ったら、その後一切顔を合わさず仕舞い。
途中に急に出て来た一線天(カミソリ)が登場の仕方でゴン・ルオメイと何かあるのかと思いきや、その後全く無し。
それどころかカミソリは何で登場しているのか、さっぱり分からない関係の無さ。
話は全体的にその場で思い付いて後先考えずにとにかく撮影して、編集で切りまくったので話が関係して来ないみたいな出来。
二十話位ある連続ドラマを二時間にギュッと編集したので訳が分からないような内容。

どうやらウォン・カーウァイが撮るだけ撮って、編集で落として、結構な場面が使われていないみたい。
本来は葉問とカミソリの最終対決もあったみたいだけれど、それも丸々失くしてしまったようで、それだからカミソリの存在意義が分からなくなったし、映画として大分酷い作り方。
そんな事してしまったから、出演していた役者からも相当評判が悪かったみたい。

酷いのはカンフーで、見せ場であるはずなのにカンフー場面が少なく、どれも見辛い。
初めは葉問が色んな流派と戦うのでおもしろいけれど、その後葉問が戦う場面は町のおっさんをボコボコにする位で、見せ場は一切無し。
そのカンフー場面も、短く細かく編集で繋ぎ、間間にスローの動きが入り、足を一歩踏み出すだけとかのカットを挟み込み、カッコイイ風にはなっているけれど、その拳や蹴りが何処に当たったとかが分かり辛く、今何が起こっているのが本当に分かり辛く見辛い。
やたらと足の踏み出しや動きをアップで見せるけれど、一瞬の動きだけなので足の運びが凄いとか綺麗とか全然思わないし。
まるで、自分は大して動かず手足をバタバタしているだけなのを誤魔化す為に短く編集している省エネアクションのスティーヴン・セガールの劇場公開されないオリジナル・ビデオのアクションを見ているかのよう。
ウォン・カーウァイって、カンフー撮るの下手糞過ぎないか。
それに、雨の中での戦いって、映画「マトリックス レボリューションズ」に影響され過ぎじゃない?
まあ、この映画の武術指導が「マトリックス レボリューションズ」もしていたユエン・ウーピンだからというのはあるだろうけれど。

他の場面も映像美と言えば聞こえは良いけれど、内容がスカスカなのを見た目で誤魔化している様にしか思えないし、無駄に色んなカットを挟み込むので話の流れが悪いし、間延びしまくるし、序盤以外は常にもっちゃりして非常にだるい。
それにやたらと壮大な音楽を流すのだけれど、これがずっと見ていると、ずっと聞いているとうっとおしくなり、だるくなるし、その映像と壮大な音楽で重厚な雰囲気を作り出している分、これまでの功夫映画と同じくあの独特な構えでピタッと止まっていると滑稽に見えてしまったし、スーパーヒーローモノのアクション映画並みに人が吹っ飛んで行くって笑ってしまう。
あと、人間の構図も微妙で、多くの場面で人間の顔は頭が切れているし、カメラが少し上や下から撮っているので登場人物が常に何処を見ているのか分からない、あっちゃらの方向見て喋っている感じになるし、誰もが精気が無い風に見えてしまった。

トニー・レオンはカンフーを頑張ってはいるものの、やはりカンフースターではないので、雰囲気はあるけれどやたらと強い武術家には見えないんだよなぁ。
雰囲気もジェット・リーことリー・リンチェイの昔の映画に影響されているんじゃないの?と思えたし。
そういう描き方ではあるし、トニー・レオンの存在で持ってはいるけれど、葉問が何を考えているかがほとんど描かれないので葉問が何処に向かっているのかが見えて来ず、見ていても話に乗って行く感じが無い。

この映画、功夫映画としても、葉問の伝記映画としても、葉問の人生を描く映画としても、葉問とゴン・ルオメイとの恋愛映画としても、どれを取っても中途半端過ぎるし、物足りなさ過ぎるし、まあつまらなかった。
多分「ウォン・カーウァイとトニー・レオンが功夫映画撮った」で楽しめる人向けの映画なんじゃないかしらん。

☆★★★★