R-1ぐらんぷり2019

2019年03月12日 火曜日

毎年「R-1ぐらんぷり」って微妙な感じだけれど、今年は結構ネタはおもしろかったが観客はクソ。

Aブロックはそれ程だったけれど、Bブロックはおいでやす小田ルシファー吉岡マツモトクラブはやっぱりおもしろかったし、Cブロックも4人ともおもしろかった。
Bブロックはルシファー吉岡が何時「いいか~?」って言うか、ちょっと期待してしまった。
Cブロックの河邑ミクもこういう大阪いじりネタって好き。そこから更に、他人をいじるくせに実はいじられ耐性が結構低い大阪人ネタになったら最高だけれど、松竹芸能の女芸人の悪いネタっておもしろい。

で、この「R-1ぐらんぷり」結果どうこうではなく、「M-1」前からの吉本のゴリゴリした霜降り明星押しで霜降り明星があんまりおもしろく感じなくなっているので、今回の優勝もふ~ん…とだけ。
今回は松本りんすが優勝しそうな感じだったのになぁ…。

それよりも今回の観客が酷く、まだ登場しただけで何もしていないのに笑いが起き、「へ~」とか「ヒュ~」とかネタにノリノリで反応したりと、まあ酷くて、ネタで笑う前に観客の反応が入って来て笑えない事が多かったし、何度もイライラしてしまったので結構早送ってしまった。
まるで「女芸人No.1決定戦 THE W」の第一回目の観客の再来。
これってこういう盛り上げ方を強要している制作側の問題なのか、それともお笑いを根っからこういう反応で見ている人達だけを集めて来ているのか…って後者は有り得ないから、前者ならどの局でもバラエティー番組の制作って…。

第53回スーパーボウル

2019年02月10日 日曜日

ここ何年もシーズンを通して見ているのがNFL

今シーズンもカンザスシティ・チーフスパトリック・マホームズロサンゼルス・ラムズジャレッド・ゴフの様な若手クォーターバックが率いるチームが強かったり、ニューオーリンズ・セインツドリュー・ブリーズロサンゼルス・チャージャーズフィリップ・リバースニューイングランド・ペイトリオッツトム・ブレイディの様なベテランが率いるチームが強かったりと、若手とベテランの構図が盛り上げたし、パトリック・マホームズやドリュー・ブリーズがガンガン投げて次々と記録を更新したり、おもしろいシーズンだった。

プレーオフもAFC・NFCどちらのチャンピオンシップも延長戦で劇的で非常におもしろかったという試合だったし、「スーパーボウル」の対戦は2002年の第36回スーパーボウルでトム・ブレイディがペイトリオッツの正QBとなって勝った対ラムズ戦の再戦という因縁もあって、「スーパーボウル」への盛り上がりが今年は抜群だった。

しかし、録画していた「スーパーボウル」を見たのはほぼ一週間後の日曜日になってしまった。
日本での放送の月曜日は丁度わたしの体調が良くなく、しかも遠い親戚が亡くなって通夜に行ったりと、肉体的にも精神的にも見る気になれなかったので見る気が復活するまで待ってからの観戦になってしまった。
そこまで引っ張っても「スーパーボウル」を楽しめるのは日本だから。
元々ニュースは見ないので「スーパーボウル」のニュースを流しているのかを知らないけれど見る事も無いし、「スーパーボウル」を話題にするのは「火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ」での太田光位なので、そこさえ気を付ければ結果を知らずに見れる。

で、ニューイングランド・ペイトリオッツ対ロサンゼルス・ラムズの「第53回スーパーボウル」だったけれど、意外な事が多かったし、試合もやっぱりおもしろかった。
まず意外だったのは会場の反応。
ペイトリオッツが入場すると大声援。
ラムズが入場すると大ブーイング。
今までの「スーパーボウル」では勝ち過ぎたりしている事もあってペイトリオッツやトム・ブレイディへのブーイングが多かったので、今年もそうなるんだろ…と思っていたら、まさかの逆。
これ、何なん?
わたしもペイトリオッツが出場する「スーパーボウル」はペイトリオッツが勝とうが負けようがおもしろい試合だったり、トンデモない試合になって来たので、寧ろペイトリオッツが「スーパーボウル」に出て凄い試合が見たい!と思っているので声援は分かるけれど、ラムズへのブーイングは何でだったのだろう?
ラムズも若いQBとヘッドコーチで勝ち続けておもしろいチームになったのに。

それに加えて意外だったのが試合展開。
ペイトリオッツもラムズもどちらかと言えばレギュラーシーズンでは攻撃のチームの感が強かったのに、この「スーパーボウル」では第4クォーターの残り7分まで3対3のロースコアのディフェンス合戦。
またこれが非常にしびれるおもしろいディフェンス戦で、どちらも作戦が当たるし、ギリギリの所で止めたりと、息をのむ、手に汗握る展開で、いちいち「お~…!」とため息交じりの歓声を出してしまう位だった。
結果最後までやっぱりペイトリオッツなガチガチに決めるペイトリオッツでペイトリオッツが勝ったけれど、やっぱりトム・ブレイディとビル・ベリチックのペイトリオッツが「スーパーボウル」に出ると凄い試合見れるよなぁ。
ペイトリオッツの「スーパーボウル」って大体接戦だったり、ニューヨーク・ジャイアンツに負けたけれど、あの「ヘルメット・キャッチ」があったり、リードが入れ替わっての接戦での最後の最後のインターセプトの伝説の「第49回スーパーボウル」だったり、25点差から第4クォーターで追いつき、オーバータイムで逆転した「第49回スーパーボウル」だったりと凄い「スーパーボウル」ばかりで、今年も史上最少得点と魅せる試合が多い。

まだトム・ブレイディはやる気みたいなので、また「スーパーボウル」でのトンデモない試合を期待してしまうし、最早今後50年位で「スーパーボウル」で6勝も出来るQBは出て来ないんじゃないないか?と思うのに更に7勝8勝…として行ったら、その伝説を今として見る事が出来るのだから見てみたいよなぁ。

2018年に見たテレビドラマ・映画グランド大賞

2018年12月31日 月曜日

歳を経る毎に映画を見るのが面倒臭くなっているのは何でだろう?

これまでのグランド大賞は、

2012年307作
2013年148作
2014年100作
2015年67作
2016年40作
2017年26作

で、2018年に見た映画は20作と毎年順に減って来ている。

テレビドラマでも見ていたのがシリーズ終盤でおもしろくなくなっているのもあるけれど、ずっと見ているテレビドラマでさえ見るのが面倒臭くなてっ来ている中で、二時間程映画を見る気力が起きなくなって来ている。
特に映画だと有名映画でも有名俳優が出ていてもつまんない映画が多い事が分かってしまうと躊躇してしまう。
それに毎年九月になるとNFLが開幕して、そっちを見ないといけないし、特に今年は九月前後に見たワイルド・スピードシリーズが興行収入的には大当たりだけれど、見る映画見る映画どれもつまらなかったという事もあって映画を見る気力が湧かなかったというのもある。

それは置いておいて、2018年に見たテレビドラマのまとめ。

CSI:科学捜査班 シーズン9101112
CSI:ニューヨーク シーズン56
ER緊急救命室 シーズン10111213
エージェント・オブ・シールド シーズン4

インヒューマンズ
フラッシュフォワード

テレビドラマも見続けていた「CSI:科学捜査班」「CSI:ニューヨーク」「ER緊急救命室」と、前々から余りにつまらないのに惰性で見ていたけれど遂に見るのを辞めた「エージェント・オブ・シールド」位で、新規ドラマも「エージェント・オブ・シールド」からのスピンオフ「インヒューマンズ」もつまらなく、「フラッシュフォワード」はおもしろかったのにあらゆる伏線張ったままでシーズン1で打ち切りだったので当たりが無し。
ER緊急救命室」は以前も見ていたけれど、何時の間にか見なくなって、やっと最後のシーズン15まで見終わった。
でも、あれだけおもしろかった「ER緊急救命室」も終盤のシリーズはつまんなくなってしまっていて、もっと早く思っていればなぁ…とは思ってしまったけれど、これだけの大長編ドラマを見切った事で、やっぱり「ER緊急救命室」はおもしろいドラマだったと確認した事が何より。
わたしの三大ドラマは今の所「ER緊急救命室」「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」「24 -TWENTY FOUR-」で揺ぎ無い。
 
 
で、映画。

2018年に見た映画で最もおもしろかった五つ星☆☆☆☆☆として星取りのそれぞれの数。

☆☆☆☆☆ 1作

ギャラクシー・クエスト

☆☆☆☆★ 2作

RED/レッド
トレマーズ

☆☆☆★★ 5作

オール・ユー・ニード・イズ・キル
アメリカン・スナイパー
遊星からの物体X
ブラックライダー
天国と地獄

☆☆★★★ 2作

2001年宇宙の旅
セル

☆★★★★ 8作

サイン
2010年
アトラクション 制圧
ミッション:インポッシブル3
ワイルド・スピード EURO MISSION
ワイルド・スピード SKY MISSION
トゥモローランド
フェリスはある朝突然に

★★★★★ 2作

グランド・イリュージョン
ワイルド・スピード MEGA MAX

この中で一番おもしろかったのは、当然☆☆☆☆☆が一作しかないので「ギャラクシー・クエスト」。
スタートレックを知っていると笑ってしまうパロディ映画だけれど、実は熱い展開を真正面からしている非常に上手いSF映画で、見ていて終始楽しかった。

逆に一番つまらなかった映画は、「グランド・イリュージョン」も相当だったけれど、シリーズまとめて「ワイルド・スピード MEGA MAX」。
初期の自動車競走から自動車さえ関係ない破壊しまくるアクション映画になってしまっていて、昔からカーチェイスが全然おもしろいと思えないので全然はまらなかったし、別に何作も見る必要ない映画なのに何で何作も見てるんだろ?と訳の分からない事になってしまっていた。

毎年、良かった監督と駄目だった監督も挙げているけれど、良かった監督は「ギャラクシー・クエスト」のディーン・パリソットになるしかないけれど、他の映画も見てみないとわたしの中での評価が定まらないのに、これ以降の映画って「ディック&ジェーン 復讐は最高!」と「REDリターンズ」しか撮ってないみたいなので、どうなのだろう?
駄目だった監督は「グランド・イリュージョン」のルイ・レテリエか、「ワイルド・スピード MEGA MAX」「ワイルド・スピード EURO MISSION」のジャスティン・リンのどちらかだと、ルイ・レテリエは他の監督映画「タイタンの戦い」も微妙だったけれど、ジャスティン・リンはワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」も★★★★★だったので、ジャスティン・リンに決定。
ジャスティン・リンって「スター・トレック BEYOND」も監督しているのかぁ。
わたしは上記の通りテレビドラマのスタートレックシリーズが好きなんだけれど、2009年からの新映画シリーズの「スター・トレック」と「スター・トレック イントゥ・ダークネス」はただでさえ嫌いなJ・J・エイブラムスが監督していて、映画としても全然はまらず、つまらないシリーズだと強く思っているけれど、そのまだ見ていない三作目の「スター・トレック BEYOND」の監督がジャスティン・リンって見る前から感想は分かっている様なモンじゃない。

毎年良かった俳優も挙げているけれど、今年は「トレマーズ」のケヴィン・ベーコンじゃあなくてフレッド・ウォード。
この見た目渋いおっさんなのにお茶目な感じが物凄く素敵だった。
 
 
映画って、確かに評判が良い映画はおもしろいと思う事もあれば、逆に「グランド・イリュージョン」とかワイルド・スピードシリーズとか、評判も結構良いし興行収入も良い映画を見ても全くつまらないと思う事もあるしで、結局何を基準で見ればいいのか分からなくて、クソつまらないと思った映画でも最後まで見続けないといけないというわたしの慣習が中々改められないので段々と映画を見るのが面倒臭くなって来ているのだなとこれを書いていて思った。
まあ、映画は月一本見ればもういいかな…と思ってしまっている。
 
 
関連:2012年に見た映画グランド大賞
   2013年に見た映画グランド大賞
   2014年に見た映画グランド大賞
   2015年に見た映画グランド大賞
   2016年に見たテレビドラマ・映画グランド大賞
   2017年に見たテレビドラマ・映画グランド大賞

今期見たドラマでは「ER」が遂に終わった。

2018年12月30日 日曜日

2018年10~12月期に見たドラマは、

CSI:科学捜査班 シーズン1113
CSI:ニューヨーク シーズン7
ER緊急救命室 シーズン1415

を見た。
「CSI」も「CSI:ニューヨーク」も「ER」もレギュラー陣が結構変わってしまったので見る気が削がれて、特にあのおもしろかった「ER」のつまんなさったらなかった。
「ER」はシーズン15の終盤が2019年になってからだったけれど、まとめてここで書く。
 
 
CSI:科学捜査班 13

ジュリー・フィンレイがシーズン12の途中から入って来て、シーズン13では完全にD・B・ラッセルとジュリー・フィンレイの主役級体制になってしまい、D・B・ラッセルとジュリー・フィンレイ班に今までの「CSI」の面々が参加している感じで最早「CSI:科学捜査班」内でスピンオフドラマを始めてしまった感じ。
なので、一話一話の二転三転する捜査話は今までと変わらずおもしろいのだけれど、これじゃない感が強くて段々と興味が薄れてしまった。

シーズン・プレミアはシーズン12の最終話からの続きで、コンラッド・エクリーが銃撃され、D・B・ラッセルの孫の誘拐。ジュリー・フィンレイも罠にかかりそうな所から始まる。
しかし、「CSI」で誰かが撃たれてどうなるのかのシーズンまたぎが大好きだな。これで何度目?いい加減飽きた展開。
レギュラーから誰も辞める人がいないのを知っていると本当に茶番。

D・B・ラッセルの奥さんって、これまで電話している場面は何度も出て来ていたけれど姿を現さないので、てっきり「刑事コロンボ」型の登場しないのかと思っていたら、普通に出て来て、その登場の仕方が自宅での孫の誘拐が展開するから。

7話「ウォリック・ブラウンの墓」は題名通りウォリック・ブラウンの墓前で死者が出る所から始まり、ウォリック・ブラウンが生きているんじゃないか?という展開になる。
ただ、この回ではあれだけウォリック・ブラウンの話が出たのにウォリック・ブラウンの姿は一切登場せず。過去映像さえ無し。
この扱いが分からない。
ウォリック・ブラウンの話題を出すなら姿を出せばいいのに、全く出なかったのは演じたゲイリー・ドゥーダンが麻薬所持、交通事故、暴行等々の問題があったから出し難かったのか?
だったらウォリック・ブラウンの話はしなくても良いのに。

10話「恐怖のフライト」は謎の飛行機墜落事故の捜査から始まり、モーガン・ブロディが父親に贈る為に依頼した家系図の調査でやって来ていたシーズン12に登場した家系図学の専門家ドナ・ホッピーが再び登場したと思ったら、機墜落事故は別人に成りすまして金を横領していた事が発覚しそうな為の殺人事件だったと家系図学から判明する凄い変わった展開。
このドナ・ホッピーが登場すると、家系を辿って新たな事実を見付けたり、以前の法律関係の複雑さを見せて非常におもしろい回になる。
 
 
CSI:ニューヨーク 7

Dlifeでは何故か「CSI:ニューヨーク」の扱いが良くない。
「CSI:マイアミ」は「CSI:科学捜査班」での顔見世後に直ぐに始まったのに、「CSI:ニューヨーク」は「CSI:マイアミ」での顔見世後暫くしてから始まったし、シーズン終了後そのまま続けて新シーズン開始しないし。

で、シーズン7もシーズン6終了後暫く経ってから始まったけれど、わたしはシーズン6で結構飽きてしまっていて、しかもシーズン6の最終話がダニー・メッサーを恨んでいる以前からの犯人との因縁の決着かと思いきや、犯人が死んだと思ったら生きていて、メッサー夫婦の家に現れる所で終わりのクリフハンガーで更に興味を失っていた。
その結末となるシーズン7の1話目だけれど、これが酷い。
あれだけ引っ張っていた犯人はリンジー・モンローが銃を一発撃ったら上手く当たって犯人死亡で終わり…というしょうもない結末。
引っ張りに対してのこのあっさりと終えたのって、引っ張ったはいいけれどシーズン変わって製作陣も入れ替わったので投げ捨てた感じに思えてしまう。
しかも、突然ジョー・ダンヴィルがやって来て、ステラ・ボナセーラがいない。
リンジーへの手紙でステラ・ボナセーラがニューオーリンズでチーフになっている事が出て来るだけで、誰もステラ・ボナセーラについて触れないし、ステラ・ボナセーラという名前さえ一切出て来ない。
CSIフランチャイズの中でも中々酷い降板。
「CSI:ニューヨーク」ではマック・テイラーとステラ・ボナセーラの2トップ体制だったのに、その片方のステラ・ボナセーラが突然いないままで御終いって、ステラ・ボナセーラ役のメリーナ・カナカレデスの降板が上手く行かなかったとしか思えない。
この手紙だけで突然いなくなるって、「CSI:マイアミ」でシーズン1が始まった時にはホレイショ・ケインと2トップ体制だったメーガン・ドナーが辞表だけでシーズン中盤で突然いなくなったのが、どうやらメーガン・ドナー役のキム・デラニーが他のスタッフと上手く行かず急な降板となったのを思い出し、メリーナ・カナカレデスどうしたの?と心配になってしまった。
普通ならシーズン終了後に降板決定でも新シーズンの1話目でそのまま登場して何かしらの退場を描くのに。
 
 
ER緊急救命室 14

シーズン13に続けてDlifeで始まったシーズン14。

わたしは以前にシーズン1から見続けており、何時の間にか見なくなってしまったけれど、それがシーズン13辺りで、シーズン14は初見だった。
見なくなった理由は徐々に感じていたつまらなさだったと、このシーズン14を見て思い出した位このシーズン14がクソつまらなかったから。
アメリカでの視聴者数がシーズン13の中盤からがた落ち、シーズン14は1000万人を超える回が一回しかないという状態だっただけれど、確かにこのシーズン14はつまらない。

レギュラー陣の人間関係は特に盛り上がる部分は無いわ、各回の患者の話も見て来た様な話ばかりでおもしろくないわ、登場人物達の魅力も無いわで大分お粗末。

ドラマとして微妙なのは、ベテランのスタッフ・ドクターがおらず、急に何でも出来て指導者の立場になったグレゴリー・プラットアーチー・モリス体制に物凄い違和感を感じるし、今までいたケリー・ウィーヴァーロバート・ロマノの様な憎まれ役がいなくて人間関係がおもしろくないという部分。

シーズン13の終盤で突然やって来たICU部長のケビン・モレッティがER部長になったけれど、本来ならこのケビン・モレッティがER改革の為の憎まれ役になるはずだったと思われるのに、ケビン・モレッティが言う事が結構真面で、それに反抗する今までのERの面々の態度がいまいち理解し辛く、ERの面々に部活やサークルで適当にやっている若者感を感じてしまって、視聴者が見るべき立場がケビン・モレッティ側になってしまっていて、このケビン・モレッティの導入が失敗だったように思えた。
しかも、このケビン・モレッティは育児ノイローゼから再び酒に溺れてしまったアビー・ロックハートと寝てしまい、この関係が一体どうなるのやら?という大きな問題を見せておきながら、この関係に何も次の展開を見せないままケビン・モレッティの息子が問題を起こしてケビン・モレッティが急にいなくなってしまうという酷過ぎる結末にしてしまう。
流石にこれは酷い。

それにそれまでドラマの「ER」としても、ERの中心人物だったジョン・カーターが去る時に、この三人に任せたぞという感じで出て行った、三人の内レイ・バーネットは演じたシェーン・ウェストの降板で、レイ・バーネットの最後はロバート・ロマノの最後的な急なぶった切りで「何じゃ、そりゃ?」でシーズン13でいなくなり、ニーラ・ラスゴートラの話はあちらこちらの男共が私を取り合うのは止めて!というしょうもない恋愛劇ばかりでつまらないし、アビー・ロックハートは中心人物になっていたけれど結局レイ・バーネットやニーラ・ラスゴートラとの絡みが少なく、ジョン・カーターの退場場面を思い返すと「ああ、この時はまだ良かったのになぁ…」となってしまった。

ERを仕切るとなると役的にもグレゴリー・プラットになり、中でもグレゴリー・プラットがER部長になるかならないのかの問題を出し来るけれど、やっぱりグレゴリー・プラットは役的に弱い。
「ER」初期の権力志向バリバリだったケリー・ウィーバーとか、ずっと成長を見せ続けたジョン・カーターがERを仕切るのは非常にすんなり行くのに、グレゴリー・プラットは登場した初期は強気で押せ押せの鼻持ちならない部分があったのが突如普通の後輩を教える先輩になった頃から特徴が薄れ、役柄的にも面白味が無い普通過ぎる人物になってしまって、グレゴリー・プラットを中心に添えてもドラマ的に非常に弱い。
だらかもあってアメリカでは視聴者が減ったのだろうけれど。

シーズン13からの引き継ぎでもっと描くべき話は全然描かず、まるでシーズン13が無かったかの様な脚本のぶった切り感も酷い。
シーズン13で物語の中心にもなっていたトニー・ゲイツのと一緒に暮らしていたサラは、トニー・ゲイツの娘かどうかで散々引っ張り、結局トニー・ゲイツの娘ではなかったものの一緒に暮らす事になったけれど祖父母に引き取られた状態のままと紆余曲折あったにも関わらず、シーズン14になるとサラはほとんど登場せず、サラがトニー・ゲイツの元に来てもその普段の様子を全く描かない。
サマンサ・タガートもシーズン13で息子のアレックスの問題行動に悩んで施設に入れる事にしたのに、シーズン14になるとアレックスとは何故か上手くいっている様な話になるけれどアレックスは全然登場せず、見ているとサマンサ・タガートは面倒な息子を投げ出したのであっちの男こっちの男と羽伸ばし放題のろくでなしにしか見えない。

本来ならこの登場人物の薄さを引っ張らないといけない、これまで中心人物であったルカ・コバッチュは父親の事でクロアチアに戻ってしまい全然登場しなくなる。
アメリカに戻って来てもERを辞めてしまい更に存在感が無くなり、ER外の話ばかりで何でいるの?状態。

11話「決意も新たに」にかつてのレギュラーだったジェニー・ブレが登場。
確かに7・8年ぶりにERにやって来たので顔見知りがヘレエチュニー位しかおらず、見ている方も時代の流れを感じてしまった。
しかも視聴者数が一番良かった2~6シーズンに登場していたジェニー・ブレが、この視聴者数1000万人を割ってしまった末期状態の「ER」に再登場となると、どうしても「あの頃はなぁ…」になってしまう。

14話「破れた心」でサイモン・ブレナーが登場。
シーズン15でレギュラーになるけれど、このサイモン・ブレナー、下が緩い。自分の腕に自信過剰で周囲の忠告を聞かない…って、「ER」でこれまでも何度も登場して来た人物像でしかなく、既視感しかない使い擦られた役を今更出して来るとか、もう末期。

19話「シカゴ流」では急にケビン・モレッティが出て来てアビー・ロックハートとルカ・コバッチュに謝って二人はやっぱ元通りとか、最後は爆発した救急車の脇を偶然にアビー・ロックハートが通ったとか、ご都合主義満載で白けまくり。

あのおもしろかった「ER」が、このシーズンは結構何か別の事しながらの片手間に見てしまう位のつまらなさだった。
 
 
ER緊急救命室 15

シーズン14に続けてDlifeで始まったシーズン15。
いよいよファイナル・シーズン。
…なんだけれど、シーズン14よりも落ちるつまらなさ。
これまでの「ER」のかつての登場人物達が登場しなければ普通に見るのを止めている位、まあつまらない。
何がつまらないって、最終シーズンなのにこれまで「ER」を引っ張って来た人々が次々と一気に退場し、新しいER部長の下で、新しいスタッフ・ドクターが、新しいインターン達を指導する。
何で最終シーズンでこんな事を見せられないといけないのか?
まだこの展開がこれからも続くドラマの途中なら分かるけれど、長年続いた「ER」の最後によく知らない人々の今後に繋がらない物語を見せられても興味は出て来ない。
15年も続いた伝説のドラマのまとめが見たいのであって、最終シーズンで新規ドラマをやられても…。

それに、レギュラー陣の話もつまらない。
トニー・ゲイツとマンサ・タガートの恋愛もレギュラー陣が次々と退場してしまった残り者の寄せ集め感が凄いし、そもそもこの二人の恋愛劇って興味あるのか?だし。
ニーラ・ラスゴートラは変わらず尻軽感一杯で、結局原因は自分なのに何時も何でも被害者面の可哀そうな人物になってしまっていて全然共感性の無い人物になってしまって、最後までニーラを嫌いになるだけ。
アーチー・モリスは結構真面になってしまって、かつての適当男のコメディ・リリーフ役が弱くなって、グレゴリー・プラットが陥った「真面になると存在感が薄くなる」の再来。
新たにER部長となったキャサリン・バンフィールドも、初めは今までの面々との対立から徐々に弱い部分を見せて理解し合って行くという至って普通な展開でつまらない。
ケリー・ウィーバーみたいに良い人の面を見せると急に出世欲を出して冷徹になったり、ロバート・ロマノみたいに時々良い人の面を見せても常に憎まれ口しか叩かない強烈なER部長を見て来ただけに、最終シーズンでこの普通さは弱過ぎる。
サイモン・ブレナーもシーズン14ではやたらと下が緩いとか、ドナルド・アンスポーの甥とかの特徴を出しておきながら、シーズン15でレギュラーになると結構普通な医者になって、こちらも急激に役が弱くなった。

一方で序盤は新人達を中心に置き、この新人達を通しての話が多かったのに、何時の間にか新人達が登場しなくなり、まるで忘れられたかの様。
終盤になると、「そう言えば、新人達がいたはずだったけど…」と思う位そもそも登場もせずの中途半端に投げ出した感じが物凄かった。

話自体も既視感ばかりで、新しい人で今まで「ER」でやって来た事の様な事をやられてもなぁ…。

一話目から白けまくり。
前シーズンの最終話からの続きで、救急車の爆発した時に本当にただ偶然に横を通ったアビー・ロックハートは少しの怪我。
まあ、これはシーズンまたぎの役者が降板するかも?の生死の引っ張りで、降板しないと意味も無いはったりでしょうもない。
逆に、救急車に乗っていたグレゴリー・プラットは一旦大丈夫かと思いきや、そのまま死亡。
シーズン中盤での死なら突如で意外性があるけれど、シーズン・プレミアで死亡って、完全にグレゴリー・プラット役のメキ・ファイファーが降板したという事以外意味は無い。
これが最終シーズンだと分かっていてのここでの降板なので、グレゴリー・プラットが死んでも白けまくり。
元々グレゴリー・プラットが持っていた勝気とか、結構勝手に突っ走り気味といった個性があったのに、他との兼ね合いで指導者的立場になるとその個性が弱まって特徴の無い薄い人物になってしまって興味が減ったけれど、この一話目の死亡で更にどうでもいい人物に成り下がってしまった。
後からグレゴリー・プラットがER部長に決まっていたという話が出て来たけれど、最終シーズンなのだから古株がまとめて終わればいいのに、最終シーズンでもまた新しい部長と今までのレギュラーがぶつかるという、これまで何度やってきた?という見慣れた、飽き飽きする展開を見ないといけないのかと思うと本当にうんざりした。

続いて3話「思い出多く…」ではアビー・ロックハートが退場。
確かに前シーズンでほぼ辞めるのは決定はしていたけれど、話の中心でもあり、「ER」を支えて来た中心人物が最終シーズンで辞めてしまうのは…。
この回でルカ・コバッチュも退場だったけれど、ルカ・コバッチュは登場したのは最後の一場面だけで台詞も無し。
ルカ・コバッチュは前シーズンでERを辞めてしまい、しかも登場自体が少ない半降板的な扱い方ではあったけれど、この何も無い終わり方はしょうもない。
しかもこれ以降ルカ・コバッチュは一切登場せずで、忘れられた存在的な位置になってしまったのが残念。
これだけ話的にもドラマ的にも中心だったレギュラー陣が最終シーズンでバタバタ辞めて行くのを見てしまうと、沈んで浮かび上がる事は無い船から逃げ出して行った感が半端ない。
確かに、ここ何シーズンの「ER」のつまらなさったらないし、それに合わせて視聴者数もガタ落ち、サッサと抜け出た方が良いと考えるのは当たり前か…。
製作側も視聴者数が落ちて製作費も減って高給取りのベテラン陣を首切ると言うか、役者の要求に沿えないので仕方なく辞めるしかないと事もあったのかな?

7話「医者よ 自らを癒やせ」ではキャサリン・バンフィールドの過去を描く中で、実はERで子供を亡くしており、その担当だったのがマーク・グリーンだったという事で、久々にマーク・グリーンが登場し、更にはケリー・ウィーバーとロバート・ロマノも少しだけ登場。
確かにマーク・グリーンもロバート・ロマノも死んでしまったので再登場となると過去の回想でないと無理なのは分かるけれど、その過去の時期がマーク・グリーンが脳腫瘍で治療をしていた時期という、これからあの哀しい終わりを迎える前という時期で、「うわ!マーク・グリーンだ!」の喜びにならなかったのが残念。
それに話はキャサリン・バンフィールドの方が軸なのでマーク・グリーンは完全に脇役で、あのマーク・グリーンの再登場としては微妙だった。
あと、マーク・グリーンとロバート・ロマノはその当時の回想場面なのに退場してから五年以上経っているので二人とも微妙に老けているのが変な感じだった。

10「話幸せを求めて」でジェリー・マーコヴィックが突如戻って来て、そのまま受付に復帰。
確かに受付は以前は何人かの体制だったのに、最近はフランシス・マーティンばかりで慣れもあっていまいち盛り上がりに欠けた中でのジェリーの復帰は楽しかった。
しかし、次の回にはジェリーは全く登場せず。

12話「夢追い人」はこれまでの「ER」の中でもヘンテコな回。
ニーラ・ラスゴートラが朝目覚める所から始まり、色んな事が全て上手く行かなかったと思ったら、再びニーラが朝目覚め、同じ出来事を繰り返しながらも違う方法を取るが結局は上手く行かず。
と思ったら、三度ニーラが朝目覚め、今度は全てが上手く行くという繰り返しの展開。
この同じ出来事が繰り返される事については何の説明も無いので結局は「何のこっちゃ?」なんだけれど、見ているとニーラは前の出来事を覚えていて、それを回避する為に行動しているという訳ではなく、SFのループモノではない様。
話の中で、寝ていても見ている夢の通りに体が動いてしまう患者が登場したり、ニーラが階段ですれ違う人が繰り返す中で仏僧。兵士。バレリーナと変わり、特にバレリーナなんてどう見てもERにいなさそうな人がいたり、最後はニーラが朝目覚めて終わりなので、三度ともニーラが見ていた夢の話だと思う。
最後の全てが上手く行くのなんて、ニーラの都合の良過ぎる昇進や、ニーラが患者を他人に任せて自分はサイモン・ブレナーと楽しんでいるビッチ感一杯なのに患者も上手く助かってしまうという都合の良さで、正に夢。
結局はニーラは外科医として難しい決断とその責任を受け入れて生きて行く事が嫌で、仕事は人任せで、自分の昇進とセックスこそが至上という本当にどうしようもないクソに落ちてしまった事を宣言している様な回で、何でわざわざ最終シーズンでニーラ・ラスゴートラを更に嫌いにさせる様な話を見せなくてはならんのだ?
この回にはエリザベス・コーデイがゲスト出演していて、ニーラの面接者で行き成り登場。
エリザベス・コーデイはイギリスからアメリカに戻って来ていたと事が分かるけれど、その事についてERの誰も触れないという不自然さはあるし、エリザベス・コーデイの再登場で見たいのは亡きマーク・グリーンとの思い出なのに、それがほとんど無いままで終わりって、この登場のさせ方は何なんだ?

14話「長く不思議な旅」では元ER部長だったデビッド・モーゲンスタンが10年以上ぶりに登場。
それも、身元も名前も分からない老人がER前で倒れたので運ばれたら、実はその老人は1960年代にカウンティ総合のERを改革し今の形を作り、様々な新たなやり方を導入した緊急医療の父とも言えるオリバー医師で、そのオリバー医師の下で働いていたデビッド・モーゲンスタンが彼の代理人となっていたのでERまでやって来たと言う登場の仕方。
この話が非常に良く、認知症のオリバー医師が過去のERの事を思い出しながら他の患者の病気を見抜いて死んで行くというバリバリに立った人物で、このつまらなくなってしまっている「ER」よりもオリバー医師の過去の話を描くスピンオフドラマの方が見たくなってしまった。
新たにインターンとしてやって来たデビッド・モーゲンスタンが見るオリバーが次々と改革して行くERって熱いし、歴史医療ドラマとしてもちょっと目新しいし、そのドラマで描いた数十年後が「ER緊急救命室」で、何とか仕切っているマーク・グリーンの下で学ぶ新人のジョン・カーターへとダブって見えるし…と勝手に色々想像してしまえる回だった。

16話「懐かしき我が街」でジョン・カーターがERに復帰。
亡くなった我が子の名前を付けた施設の開設でシカゴに戻って来ていて暫くシカゴにいると言う理由でERで働きたいと言って復帰。
まあ、ドラマ的な都合の良い復帰ではあるけれど、やっぱり「ER」にジョン・カーターが戻って来るのは嬉しい。
特に最終シーズンなのにこのつまらなさで集中力も持たない中でのジョン・カーターは見る気力が湧いて来る。
しかし、ジョン・カーターを復帰させないといけない、この「ER」最終シーズン…という反面もある。
当然登場人物としての厚みはこれまで多くを描いて来た事があるからこそだし、長年ERにいたけれども出て行って戻って来てみるとスタッフはほとんど入れ替わって馴染みが少ない新環境になっていて、そこに馴染もうとするとか、医療も進んでその穴を埋めようとしつつもベテランの経験が生きて来るとか、「ER」の旧来を引き継ぎつつも新展開の話が楽しい。
ただ、ジョン・カーターの移植の話もそうだけれど、残り話数が少ないので結構駆け足になってしまっていて、ジョン・カーターはこのシーズンの序盤から出ておけば良かったのに…とつくづく思った。

19話「あの時再び」ではダグラス・ロスキャロル・ハサウェイピーター・ベントンが登場。
その登場の仕方も、これまで続いていた心臓移植を待つ娘を持つ母親とジョン・カーターの肝移植の臓器提供者がシアトルの人で、その移植をダグラス・ロスとキャロル・ハサウェイが仕切っているという繋がりのある登場の仕方。
この話が上手かったのは、ダグラス・ロスとキャロル・ハサウェイは移植の相手がジョン・カーターとは知らずに仕事をしている所。
ジョン・カーターもダグラス・ロスもキャロル・ハサウェイもピーター・ベントンもかつては同じERで働いていたけれど、皆色々あってERを去ってバラバラになったけれど知らない所で繋がっていて、皆、やっぱり人を救っているという描き方に感動した。
こういうサラッとした感じが「ER」で好き。
それに、心臓移植の方はニーラ・ラスゴートラとサマンサ・タガートがシアトルに来ていてダグラス・ロスと会話するけれど、「ケリー・ウィーバーは?」「辞めた。」「アビー・ロックハートは知っている?グレゴリー・プラットは知っている?」「いや、知らない。」「ドナルド・アンスポーは?」「います。」と言う会話になってもそれ以上続かずに最早ダグラス・ロスのいた頃のERとは違ってしまっている哀しさがある一方、ピーター・ベントンがジョン・カーターと久々に再開してもかつての師弟であり友人でもある雰囲気は最高に良く、ピーター・ベントンはジョン・カーターの事が心配で心配で、可愛くて可愛くて仕方がない感じもあったりと、この回はシーズンの中でも最高に良い回。

20話「2499」でニーラ・ラスゴートラがERを去ってしまう。
それはニーラ・ラスゴートラがレイ・バーネットの元に行く為だったと良い話風で終わったけれど、結局レイ・バーネットには思わせ振りな態度を続けながらサイモン・ブレナーとやってしまったけれど駄目だったのでレイ・バーネットに行ったとしか見えない、ニーラ・ラスゴートラの最低振りが極まっただけ。
更に続く21話「気分は最高」では、ニーラはサイモン・ブレナーがいるのを分かっていて、わざわざレイ・バーネットと一緒にいる時にERにテレビ電話をかけて来る始末。
サイモン・ブレナーは自分では吹っ切ったとは言っていたけれど、自分と上手く行かなくて出て行ったと思ったら過去の男と一緒だったとか、そりゃ気分は良くないだろ。
ニーラ・ラスゴートラのマイケル・ガラントを亡くしてからのクソっぷりったら無かったよなぁ。ドンドンと興味が失せて行った人物だった。

で、遂に最終話「そして最後に」。
ERに復帰したはずなのに移植で暫く登場もしなかったジョン・カーターが復帰したり、ジョン・カーターが開いた施設の式典にケリー・ウィーヴァーとスーザン・ルイスとピーター・ベントンと息子のリースとエリザベス・コーデイが出席し、その後昔を懐かしみながら飲んでいたり、何時の間にかいなくなったと思ったら、かつての恋人ピーター・ベントンとエリザベス・コーデイの微妙な感じが見れたり、この最終話だけ突然現れた看護師のリディア・ライトとか、ERでは子供が育つと役者が交代する事がほとんどの中でピーター・ベントンの息子のリースは同じ役だったりと「おお!!」と思う見所は沢山あったけれど、やっぱり一番の見所はレイチェル・グリーンの登場。
父親マーク・グリーンと同じカウンティのERで働きたいと面接にやって来るとか、物凄い熱い登場のさせ方。
既にERで働いているグレゴリー・プラットの弟チャズ・プラットと将来ERに来るであろうレイチェル・グリーンとか、時代が進んでいる感も良い感じ。
最後にレイチェル・グリーンに対し、ジョン・カーターがドクター・グリーン、来なさい。」と言うのも熱いし。
話もこれまでの「ER」で描いて来た生と死や死への想いを詰め込んでいるし、テキパキと動くベテラン組と葛藤する新人を描いて、最終話が非常に「ER」らしくて非常に良かった。
ただ、スーザン・ルイスはあれだけラブラブだったチャック・マーチンと別れたのかよ…とか、結局ジョン・カーターとケムは上手い事行かないままかぁ…とか、チャズ・プラットっていたんだっけ…?とか、ルシアン・ドゥベンコは出ないの?とか、最終話も「ER レトロスペクティブ」でも結局あれだけ中心人物だったデイブ・マルッチ、ジン・メイ・チェン、マイケル・ガラントの登場は無しか…とか残念な部分はあったけれど。

確かに最終話は非常に感動的で見所も一杯あったし、医療ドラマとしても非常に「ER」らしく、「ER」の最終話としては非常に良かった。
ただ、シリーズとしてはもっと早く終わっておくべきだったと強く思ってしまった。
最後の2・3シーズンは見ていてもつまらなかったし、特にこの最終シーズンの登場人物達の一斉離脱はきつかったし。
しかし、わたしにとっては今でも「ER」は好きな三大ドラマの内の一つだし(他は「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」「24 -TWENTY FOUR-」)、わたしの乾いた生死観や家族観を形成し、人生観に大きく影響を与えたドラマで、やっぱり「ER」はおもしろいし、素晴らしいドラマだった。

ギャラクシー・クエスト

2018年12月27日 木曜日

ディーン・パリソット監督、ティム・アレン主演の1999年のアメリカ映画「ギャラクシー・クエスト(Galaxy Quest)」。

1979年から4年間放送されたテレビドラマ「ギャラクシー・クエスト」は宇宙を探検するSFでカルト的な人気を誇り、十数年経ってもコンベンションでの出演者達のサイン会には大勢のファンが集まっていた。
しかし、「ギャラクシー・クエスト」のレギュラー達はその後は役者としてはパッとせず、彼らの仲も余り良くなかった。
あるコンベンションでタガート艦長役だったジェイソン・ネズミスの前にサーミアン人と名乗る人々が現れ彼に助けを求めるが、ジェイソン・ネズミスは番組のファンで仕事の話をしていると思っていた。
明くる朝ジェイソン・ネズミスの自宅にそのサーミアン人達が現れ、仕事の送迎だと思ったジェイソン・ネズミスは彼らに付いて行った。
しかし、ジェイソン・ネズミスが着いたのは本物の宇宙船であり、彼らが本当にサーミアン人で、「ギャラクシー・クエスト」を記録映像だと思った彼らはタガート艦長に敵対する種族との交渉をして欲しいと助けを求めに来ていたのだった。

この映画は実に素晴らしい。
この映画はテレビドラマ「スタートレック」のパロディ的オマージュ的映画だけれど、わたしは「スタートレック」が好き。
見ていたのは「新スタートレック」以降の「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」「スタートレック:ヴォイジャー」で、特に「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」がわたしの三大海外ドラマの一つになっている(あと二つは「ER緊急救命室」と「24 -TWENTY FOUR -」)
しかし、この映画のオマージュ部分は見ていると一番初めの「宇宙大作戦」を基にしている。
タガート艦長役のジェイソン・ネズミスが陽気で乗りが良いのに対し、ドクター・ラザラス役のアレクサンダー・デーンは気難しい顔をしていて、ドクター・ラザラスは乗組員では唯一宇宙人とかはジェームズ・T・カークとスポックだし、宇宙船の内部とか小道具は完全に「宇宙大作戦」。
わたしは「宇宙大作戦」を余り見ていないけれど、それでも相当楽しめた。
導入の皆が俳優としてはパッとしておらず、営業周りの日々で、各人物間の微妙な人間関係とか、ファンから持てはやされる一方で小馬鹿にもされる哀しさを持っている所から、ドラマの虚構の世界が実世界で実現してしまい、虚構が現実となった戸惑いと興奮から、自分達の事を心から信頼して信奉してくれる宇宙人を救いたいという熱い王道のSFアクション映画になる展開は抜群に上手い。
弱きを助けて悪者を倒すなんて真面にしてしまったら在り来たりなSFにしかならない所を、かつてのSFテレビドラマのかつての人気者達が主人公と一捻りしている所に、各登場人物達がドラマの役に乗っかりながら自分自身も本当に英雄化して行くという人間ドラマまで描いている。

また、上手いのが配役も。
ジェイソン・ネズミス役のティム・アレンと言えば、「トイ・ストーリー」のバズ・ライトイヤーの声でお馴染みだった人がこの映画で「あのタガート艦長」を演じていたり、ドクター・ラザラス役のアレクサンダー・デーン役のアラン・リックマンと言えば「ダイ・ハード」の犯人のハンス・グルーバーでお馴染みだったり、アラン・リックマンも役と同じくイギリス人俳優でシェイクスピア俳優だったり、タウニー・マディソン少佐役のグエン・デマルコ役のシガニー・ウィーバーと言えば「エイリアン」のエレン・リプリーだしと、微妙に映画内の役柄と被って見えてしまう様な俳優を使っているので、そこでも楽しめてしまう。
ただ、映画内の役者達と実際の俳優がちょっと違うのは、ティム・アレンはその後もずっとバズ・ライトイヤーを演じ続けているし、日本では放送が無かったようだけれど、七年も続いたシット・コム「Last Man Standing」で主演を務めていたし、アラン・リックマンはハリー・ポッターシリーズでセブルス・スネイプを演じていたし、シガニー・ウィーバーも数多く映画に出演したりと活躍。
技術主任チェン役のフレッド・クワン役のトニー・シャルーブはテレビドラマ「名探偵モンク」で有名だし、名前無しだった乗組員役のサム・ロックウェルはその後有名になってアカデミー賞とかも取っているし。
この映画のその後を知っていると、また違うおもしろさも出て来るという、この映画の設定が更に活きて来る。

この映画、わたしが「スタートレック」が好きだからか初めから最後までずっと楽しかった。
「スタートレック」好きでなくとも、現実の虚構と虚構の様な現実が入り混じるコメディとしても、熱い展開を見せるSFとしても抜群におもしろいはず。
はっきり言って、2009年から始まった新しい映画「スター・トレック」のシリーズよりもこの映画の方が全然おもしろい。
映画「スター・トレック」での「スタートレック無い無い感」の物凄さに比べると、この映画の「スタートレックあるある感」の楽しさったらない。
役名無しの乗務員の扱いあるあるは爆笑したしなぁ。

☆☆☆☆☆