2011年 今年の流行
2011年12月31日 土曜日わたしの中で2011年に流行したのモノは何かなと思うと、今年は「映画」と「プロレス」だった。
映画と言っても劇場へは全く行かず。良い劇場まで行くのに電車を乗り継いで行くのが面倒臭いのと、あのやたらと重低音を響かせうるさい音響が嫌い。急に10月辺りから熱病に浮かされた様にTVで映画ばかり見て、毎日一本、久々に一年100本以上見れた。そうすると、まあ当然、おもしろい映画もあれば、クソつまらない映画もある訳で、どちらも五つ挙げてみる。
おもしろかった映画
・華麗なる賭け
・吸血鬼ノスフェラトゥ 恐怖の交響曲
・大脱走
・ブレードランナー ファイナル・カット
・人情紙風船
何だか、後年に残っている有名作品ばかりだけれども、名作と言われるのはやっぱりおもしろいからか。これ以外にも「第9地区」とか「その男ヴァン・ダム」、「羅生門」とかも好きなのだけれど、男臭い映画がやっぱり多い。
クソつまらなかった映画
・クリスティーナの好きなコト
・ワイルドシングス2も含め以降
・フルメタル・ポイント
・サクリファイス
・雨に唄えば
あと、決して映画としてはつまらない訳ではなく、むしろ映画として楽しいのだけれど「レッスン!」や「インヴィンシブル 栄光へのタッチダウン」といった映画は実話的な部分を匂わせているので、見終わった後調べてみたら大分実話とかけ離れていてガックシ来た部分での残念感が大き過ぎた映画でもあった。
テレビドラマは、今年は「CSI」位なモノで、地上デジタル完全移行以降決まった番組しか見なくなった中で流行したのは「水曜どうでしょう」と「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」シリーズ。
「水曜どうでしょう」は一時期一週間に三番組放送していて、見ていないのも多く、ブームに。
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」は今年は3本もあり、再放送もありでどっぷりはまってしまった。
そして今年の一番の大盛り上がりはアメリカンプロレス。地上波で「WWE」のダイジェスト番組「This Week in the WWE」を見出し、地上デジタル化に伴うケーブル線導入でCSも見れる様になったので、「RAW」や「SMACKDOWN」を見る様になり、1990年代末期のWCWでのNWOブーム以来の流行。DVDを買い漁ったは良いけれど、結局見ていたのはその当時のWCWの映像ばかり。混沌として次に何を放り込んで来るのかのワクワク感は今見ても失われず。最近のWWEは、放送局のPG規定的な部分でもファミリー路線行かざるを得ないのかもしれないけれど、もっと過激さが欲しい所。そんな中で過激さを売りに大きく化けたのがCMパンク。禁欲主義やネクサスでのリーダーがいまいちパッとしなかったのが、「好き放題喋る」ギミックで大盛り上がり。今までのWWEの路線を否定したり、会社に対する文句等は、2012年の「レッスルマニア」頃に開局予定のWWE専門ケーブルテレビ局「WWE Network」への伏線なのか?独自の基準でもっとコア向けに過激に行こうとしているのか、それとも開局への期待を持たせる為の宣伝なのか、あまり触れられなかった部分に切り込んで行くCMパンクはおもしろいし、人気が出るのも分かる。
今年のWWEは、ロックの復帰とか、ビンスからHHHへの表向きの権力移譲表明等があったけれど、気になったのは「JRがつい勢いからかWWFと行ってしまい、暫くしたらいなかった。」とか、「ジョニー・エースことジョン・ロウリネイティスが、仏頂面の頑固者ギミックなのに、自分の喋りで噛んでしまって一瞬はにかんでしまったけれど、いけないと思い再び仏頂面に戻った。」とか、「ジョン・シナがいつもの様に客席にTシャツ投げ入れたら受け取った観客が何度も投げ返し、けれどもそれを笑って受け止めて、良い兄ちゃんだな。」とか、そんな所を楽しんでいた。
順調に見えるWWEだけれど、最近が実はけっこう危ない状況ではないのかなと思えたりもする。ロックやケビン・ナッシュが出て来たという事は、逆に言えば出さなくてはならない状況だったとも。「スーパーショー」と言えば聞こえが良いけれど、故障者が増え、話を組み難くなり、別番組別登場人物でやっていた「RAW」と「SmackDown」は登場人物が重なるを得ず、人は大勢いるのにトップを張って話を展開させて行けるスターが少ししかいない状況。今までトップ所と争っていたのに、そこから離れると急に二軍・三軍感が溢れるし、ベルトを持っていても両番組で試合が無く、「スーパースターズ」でしか活躍場所がなかったり、その一方で試合時間が1分とか、下手すると1分にも満たない事もあって結構歪な感じになってる様な。本当にCMパンクは救世主と成り得た。
WWEの来年の目標としては、何十本もある見ていないDVDを見る事として、今年は終わり。