華麗なる賭け

2011年06月02日 木曜日

スティーブ・マックイーン主演の「華麗なる賭け(The Thomas Crown Affair)」を見た。

この映画は以前見て、内容はさっぱり忘れていたけれどおもしろいとの思いだけがあったが、改めて見てみるとやっぱりおもしろいし、洒落ている。

退屈しのぎにスリルを求めて銀行強盗を考える若き富豪。それを調べ、突き止めようとする若き女性保険調査員。となれば、恋愛話へとなって行く訳だけど、お互いが犯人とそれを追う人間というのを分かっていつつ、それでも乗っかって深い関係へと走って行き、果たして信頼しての本当の恋なのか…なんて、とっても大人な恋愛映画。
しかもお互いに、服装も、行動も、会話も洒落過ぎ。甘~い。

おもしろいのはこの映画の流れ。初めは、今でもTVドラマ「24」で使われている様な画面を分割したマルチスクリーンを多用し、一体今から何が行われるのか!?と緊張を盛り上げるサスペンス。その後はその事件を追う流れになるも、後半は甘くて切ない大人な恋愛模様に。でも一貫して、画面の構図も、音楽もやっぱりお洒落。

この映画に主演しているフェイ・ダナウェイを見ていて、「そう言えば、どこかで見た様な…?」と考えていたら、最近TVでしていた「CSI:科学捜査班」のシーズン6「第13話 ラストショー」にゲストで出ていた事を調べてみて知った。
その回では60を過ぎても流石の圧倒感だったが、まだ20代のこのフェイ・ダナウェイも奔放で可愛らしくも綺麗で、しかもこの役にピタッとはまっており、演技で魅せる流石の大女優。

この映画のスティーブ・マックイーンはもちろん男の渋味でかっこ良く、フェイ・ダナウェイの表情も素敵な女性で、話の展開、画面、演技とどれをとっても華麗でやっぱりこの映画はお気に入り。

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