ローカル路線バス乗り継ぎの旅 傑作選連続放送
2011年10月24日 月曜日毎日映画を一本見る事は続けているけれど、今回は旅バラエティ番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」シリーズ。
以前たまたまこれを見て余りにおもしろかったので一気に好きになったのだけれど、調べれば数年前から同じ企画と出演者で続きモノとして放送されていた事を知り、映画やTVドラマとは違いDVD化や再放送が無いので残念がっていたら、今回テレビ東京系BSデジタルチャンネルのBSジャパンで初回からの4作一挙放送という嬉しい再放送で、もちろん録画して見た。
この番組は題名の通り、路線バスだけを乗り継いで行き4日で数百km離れた目的場所まで進み辿り着くモノ。路線バスは電車の様にはっきりと路線や時間が分かっている訳ではないので、とにかく行ってみないと分からない行き当たりばったりで苦労して乗り継ぐおもしろさ。そこに、出演者の妙が加わる。常に先を見据え計画を立てる太川陽介と、自由奔放蛭子能収、場を和ますマドンナと呼ばれる女性ゲストの三人。この太川・蛭子コンビが良く出来ていて、しっかり者と本質的にしらっと場を乱しまくる蛭子能収の珍道中で、蛭子さんの魅力爆発。特に考えずに喋るので放言、暴言は当たり前、つい数日前や数分前の事さえ忘れる、そこの名物があっても自分の好物オムライスやラーメンを食べる等々、他の二人が呆れ返り絶句、失笑する様子が楽しすぎる。見ていても蛭子さんが何を言うか、何をするのかがそこが楽しみになってきてしまっている。この二人をキャスティングした人は凄い!
この番組は最近のしか見た事がなかったけれど、初期の頃は結構ヌルい。バス路線が無ければその無い区間数km歩くのに、初めの頃はそこからタクシーに乗ったり、数時間の待ち時間をそこで待つのに、タクシーで観光名所に行ったり、テレビ東京の必殺技旅番組の顔の方が強い。最近のはどちらかと言うと、大阪や名古屋のTV局の深夜に放送する様な若手芸人の行き当たりばったり旅企画バラエティの感じ。だから蛭子さんが愚痴をこぼしながら歩く姿が楽しみなんだけれど。
今回4回連続放送だったので、続けて残り5作を連続再放送して欲しいのだけれど、最新作はどうなる事やら。もしかしたら、後1、2回で最終回を迎える様な不安もある。これまで、北海道縦断、青森~新潟、日光~松島~竜飛岬、横浜~富山、東京~京都~出雲~枕崎、京都~宮島と日本の大体を移動しているので、残されたのは四国一周とか、北陸から和歌山とか辺り位。日本が終われば海外に…となると、それこそ言葉や文字、宿や食べ物の問題が出て来て太川・蛭子コンビじゃあなく、大泉・ミスターコンビの水曜どうでしょう班になるし。次回はこれまでの流れで行けば来年の春位になるだろうけれども、嬉しくも不安で一杯。まだまだ「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」は見飽き足らない、この心地良さによっていたい。