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福間創

2022年01月08日 土曜日

福間創が亡くなったという報道を見て、そうか…そうなのか…と。

わたしはP-MODELが一番好きなバンドで、今でも全時代のP-MODELの曲をよく聴く。
平沢進はラジオで曲を聞いて小学生時代から知っていたけれど、P-MODELを何時知ったのかは覚えていないが、福間創がP-MODELに在籍していた1990年代半ばから2000年にかけての改訂期はまだインターネット初期だったのでネット情報も無い中で何で情報を知ったのかも覚えていないけれど、「VIRTUAL LIVE」シリーズや「音楽産業廃棄物〜P-MODEL OR DIE」をワクワクしながらレコード屋に買いに行ったのを思い出した。

P-MODELでは福間創作曲曲は少ないけれど「電子悲劇/〜ENOLA」の「COLORS」とか、それまでにない爽やかさがあって、この路線のP-MODELもあったかもしれないと思い、当時からもっと福間を!って思ったりもしていた。

何時頃からかあれ程はまっていた平沢進もCDも買わず、必死になって追っていた情報も全く追わなくなってしまっていたけれど、何かで新たな音楽雑誌「FILTER Volume.01」の創刊号で改訂期のP-MODELの平沢進、小西健司、福間創が揃って出ていたのを見て、またこの三人でP-MODELしないのかな?この揃いは何かの前兆?と思っていたら、福間創の訃報で、この三人がもう揃う事もないのかと思うと非常に寂しい。

改訂期の「舟」「電子悲劇/〜ENOLA」「音楽産業廃棄物〜P-MODEL OR DIE」を聞こうと思うけれど、ちゃんと聞けるだろうか…。
 
 
福間創に関するお知らせ

福間創氏の訃報に接して

2021年に見た映画グランド大賞

2021年12月31日 金曜日

2020年は一年間全く映画もテレビドラマも見なかったのだけれど、今年はFire TV Stickを買ったのでAmazonプライムビデオで映画やドラマを見る様になり、調べてみたら映画は全部で66作見ていた。
五日に一作位かぁ。

ただ、やっぱり映画を見て行くと、粗筋や出ている人等でわたしが何となくおもしろそうかな?と思った映画を選んで見ていても半数以上はつまらなかったり、それ程でもなかったりするので、段々と見るのが面倒臭くなってしまっていた。
特に九月からNFLが始まると、そっちに時間を取ってアメフトの試合を見るので映画の数は減ってしまった。

テレビドラマも改めて見始めた「24」のシーズン2を見終わった所でAmazonプライムビデオでの「24」の全部の配信が終わってしまって続きが見れなくなり、見ていた「ドクター・フー」は非常におもしろかったのでシリーズ2後に開始したスピンオフドラマの「秘密情報部トーチウッド」も期待して見たら、これがまあつまらなくて中々見る気が起こらず、結局見始めてから半年以上経っているのに未だにシーズン1を見切れていない状態。
「トーチウッド」はもう見ずに、「ドクター・フー」だけでいいかなぁ。

で、2021年に見た映画で最もおもしろかった映画を五つ星☆☆☆☆☆として星取りのそれぞれの数。

☆☆☆☆☆ 1作

☆☆☆☆★ 4作

☆☆☆★★ 18作

☆☆★★★ 31作

☆★★★★ 10作

★★★★★ 2作

☆☆☆☆☆の1作は「月世界旅行&メリエスの素晴らしき映画魔術」で、これは世界初の長編映画と言われている1902年の「月世界旅行」の2011年の修復着色版と、「月世界旅行」を作ったジョルジュ・メリエスのドキュメンタリーかつ修復着色版の顛末のドキュメンタリー「メリエスの素晴らしき映画魔術」で、これは「月世界旅行」だけでも結構痺れたけれど、「メリエスの素晴らしき映画魔術」で更に痺れてしまった。
久々に映画でこんなに感動と興奮をしてしまった。

☆☆☆☆★の4作は、

リディバイダー
東海道四谷怪談
マネーモンスター
1917 命をかけた伝令

で、プライムビデオでの配信が終わりそうだったと言う理由だけで、事前に特に何も調べずに見た「リディバイダー」にはまってしまった。
内容は並行世界に行くとそこだけFPS視点・POVショットで、これが完全にFPSゲームを映画でやっていて、FPSあるあるの連続で楽しかった。
その後活躍する訳でもないのに途中で意味も無くバールを手にする場面でこの映画が何なのかを勝手に感じてしまって、最後まで物凄く楽しんで見れてしまった。
「月世界旅行&メリエスの素晴らしき映画魔術」もそうだけれど、こういう事があるから映画を見るのかと改めて思った。

一方、★★★★★の2作は「ザ・シェル 第三次大戦」と「スター・トレック BEYOND

「ザ・シェル 第三次大戦」は余りに安っぽくて学生が作った自主映画の出来の悪いの位だったのでだけれど、「スター・トレック BEYOND」はわたしが子供の時にテレビドラマの「新スタートレック」や「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」「スタートレック:ヴォイジャー」を見て育った世代なので、この映画シリーズが全然駄目で、必要あるの?なエンタープライズの破壊や前二作と似た様な事をやり続けているシリーズ三作目としての意味がよく分からなかった事とかも合わさっての理由。
2018年に見たテレビドラマ・映画グランド大賞」にも「スター・トレック BEYOND」を見る前に自分で予想を書いていたけれど、その予想通り。

今年からAmazonプライムビデオを見る様になって、何時でも好きな時に様々な映画を見る事が出来ると言う映画を見る環境が大きく変わって初めはワクワクしていたけれど、結局見ているのはプライムビデオでの配信が終了間近な映画がほとんどで、テレビで放送しているその映画をその時間に見なくてはいけないのとあんまり変わらない気がしなくない訳でもなく、何だか映画を見る意味がわたしの中で減ってしまっている一方で、今思い返すとそんな配信終了間近で見たからこその映画もある訳で、これはこれで映画の見方としてありなのかとも思った。

スター・トレック BEYOND

2021年12月20日 月曜日

ジャスティン・リン監督、クリス・パイン主演の2016年のアメリカ映画「スター・トレック BEYOND(Star Trek Beyond)」
テレビシリーズ等とは違う歴史を歩むケルヴィン・タイムラインでのシリーズ三作目。

エンタープライズ号が五年の深宇宙探査に就いてから三年が過ぎていた。
エンタープライズ号は宇宙基地ヨークタウンに立ち寄ると、ヨークタウンに一隻の身元不明船が助けを求めて来た。
船に乗っていた異星人は乗っていた船がアルタミット星に墜落したので仲間を助けて欲しいと言って来たのでエンタープライズ号はアルタミット星へ向けて発進。
アルタミット星に着く前に無数の小型船が攻撃を仕掛けて来て謎の敵がエンタープライズ号に乗り込んで来た。
敵の目的はエンタープライズ号に保管されていた古い兵器でジェームズ・T・カークが兵器を取り戻しはしたが、敵の攻撃によりエンタープライズは大破。
脱出したクルーも敵に捕まり、敵から逃れたジェームズ・T・カークを含む一部のクルー達がアルタミット星で捕虜となったクルーを助け出そうとする。

わたしはテレビドラマの「宇宙大作戦」は何話だけかを見た位で、その後の「新スタートレック」や「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」「スタートレック:ヴォイジャー」はほぼ全話見て育ったので、題名に「スター・トレック」と付けば、どうしてもスタートレックらしいSFのアイデアストーリーとか、異星人との交流や外交とか、人間ドラマを期待して見るのに、この映画シリーズはそれらが抜け落ちてスタートレックの用語や設定を使っているだけの別物感が強くって、全然刺さって来ない。
この映画を見るにあたって一作目と二作目を見直してから見てみたけれど、やっぱり一作目も二作目も刺さらなかったし、この三作目も全然おもしろくないと言うか、つまらなかった。

そもそもスタートレックが好きでもなく全てをぶち壊してスターウォーズに行ってしまったJ・J・エイブラムスが監督ではないので期待はあり、初めの時点では展開的に結構期待が持てた。
交渉失敗。
巨大な宇宙ステーションが登場。
未知の領域への救出任務と、やっとシリーズ三作目にしてスターをトレックするのかとワクワク感があったのに、それ以降がまあつまらない。

行き成りエンタープライズ号が大破してしまって、えっ?
意外性を狙ったのだろうけれど、まだ三作目で一番大事なエンタープライズをぶっ壊すって何なのだろう?
そのためこの映画ではエンタープライズの活躍がほぼないままで終わってしまい、まあ物足りない。
しかも、あっさり大破し、最後にはあっさり再建されるというお手軽さ。
テレビドラマで慣れてしまうとハリウッド映画での重要な機械や装備をあっさり壊したり、重要人物を死なすという手軽な展開には辟易してしまう。
それに、円盤部分だけ切り離して惑星に不時着するというのも、既に旧映画シリーズの七作目で「新スタートレック」の映画一作目の「スタートレック ジェネレーションズ」でやってるので使い回し感が凄いし。
「スタートレック ジェネレーションズ」は「新スタートレック」で170話以上で見て来たエンタープライズ Dが大破するので衝撃的ではあるのに、この映画ではもう壊すの?になってしまった。

その後は惑星上で中々前に進まない話をグダグダやって飽きてしまい、やっと宇宙に出たと思ったら、敵の無数の船に地球の古い音楽を流したら全部爆発とか意味不明な解決方法で敵を全滅させて、まあ白けた。

特に一番引っかかったのは、敵のボスは実は昔の惑星連邦の士官でした…って、二作目の「スター・トレック イントゥ・ダークネス」とほぼ同じじゃん。
「イントゥ・ダークネス」でも偉い提督が黒幕で、今回も過去の英雄が敵だったとか、何故同じ事を何度もやるの?
しかも、「イントゥ・ダークネス」でも敵だったカーンは過去から復活して惑星連邦に復讐だったのに、今回も過去に死んだと思われた士官が生きていて惑星連邦に復讐って、これも同じじゃん。
一作目も未来から来て何十年も待って惑星連邦に復讐って、このシリーズは何故似た様な事ばかり見せたがるのだろう…。

それに、今回の映画ではやたら「仲間」を何度も言っていたけれど、これが結局何かに帰着する様な話でもなく、エンタープライズのクルーが危機を乗り越えてより仲良くなりましたというだけだし。
この「仲間」にしたってエンタープライズが大破してトンデモない数のクルーが死んでいるはずなのに、そのクルーに対する同情や仲間感は一切無く、何が「艦長誕生日おめでとう!」なのか。
仲間であるはずの大勢のクルーの追悼はどうした?という部分には一切触れない。
テレビドラマ以上にその他クルーへの扱いが酷過ぎる。
そう言えば、「イントゥ・ダークネス」で仲間になったはずのキャロル・マーカスは名前さえ出て来ず仕舞いで、このシリーズでの「仲間」や「家族」って物凄く薄っぺらい感じがしてしまう。

このシリーズは今までとは違う新たなシリーズというは分かるけれど馴染みの宇宙種族が出て来ないものいまいち。
ロミュラン人は一作目での並行世界の労働者だけだし、クリンゴンは二作目にほんの少しだけの登場で、この時代は敵なのでそもそも会わないにしろ、それにしても地球人やヴァルカン人と共に惑星連邦を設立したアンドリア人やテラライト人を全然見かけず、見た事もない種族ばかりなのでスタートレック感が無い。

あと、クリス・パインも歳を取ったからか、それとも髪型なのか、ウィリアム・シャトナーのジェームズ・T・カークとは全く似てなくて、むしろ「スタートレック:エンタープライズ」のジョナサン・アーチャーに似ている気がしてしまった。
今回のジェームズ・T・カークが青い服だったからもあるのかしらん。

この映画、シリーズ三作目としても、単作の映画としてもつまらなかった。
何故このシリーズは直ぐにエンタープライズをぶっ壊したがるのか?とか、何故シリーズ全部で同じ様な事を何度も繰り返しやっているのか?とも思うし、結局ジェームズ・T・カークが暴れればめでたしめでたしな、ただのアクション映画になっていて、わざわざスタートレックでやる必要あった?と疑問ばかり。
この映画で良い部分としては、J・J・エイブラムスが監督ではなくなったので、あのレンズフレアが無くなって非常に見やすくなっている所かな?

★★★★★
 
 
関連:スター・トレック(2009年)
   スター・トレック イントゥ・ダークネス

Operaにインストール出来ないChrome拡張機能を入れてみる

2021年12月08日 水曜日

わたし自身が今後必要になった時には絶対忘れているだろうと思うので自分用にメモ。

わたしは未だに古いOperaを使っているので、どうにも不具合が多い。
さっさとアップデートするか、違うブラウザに乗り換えれば良いだけの話なんだけれど、ブラウザって長く使えば使う程慣れが出て来て乗り換え難いし、ブックマークやスピードダイヤルが結構な数があるのを移行するが何か面倒臭いし、新しいブラウザに移行しても、それを自分好みにカスタマイズしたり慣れるまでの時間が面倒臭い気もするし。
Google Chromeも使ってはいるけれど、カスタマイズや広告の非表示とかマウスジェスチャーとかはOperaの方が便利で、OperaとChromeを二つ立ち上げている体制。
カスタマイズやマウスジェスチャーとかはChromeでも拡張機能で出来るんだけれど、少々不満の残るカスタマイズになるのでOperaから離れないまま。
ただ、Operaだと拡張機能がそんなに多くなかったり、欲しい拡張機能がChrome専用だったりして困る時がある。
OperaにChromeの拡張機能を入れられる「Install Chrome Extensions」というOperaの拡張機能もあるのだけれど、これを導入してChromeの拡張機能のページからアドレス欄のマークをクリックしてもエラーで失敗しインストール出来ない事がある。
(多分Operaのバージョンが古いからだと思うけれど)

だけれど、余りに我慢出来ずにどうしても入れたい拡張機能があって(Yahoo!ニュースから特定語句の記事を除外するの)、それがどうにも導入出来なかったので色々と調べてみたら導入出来た。

まず、「Extension source viewer」
https://addons.opera.com/ja/extensions/details/extension-source-viewer/)という拡張機能をインストール。

これを有効にして、Chromeの拡張機能のページに行くとアドレス欄に「CRX」のマークが出て来るので、これをクリック。

「Install」でエラーが出る場合は、「Download as Zip」でダウンロードし解凍。

Operaの拡張機能から「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」で解凍したフォルダを指定するとインストール出来た。

わたしの場合、それでもエラーが出たのでエラーのメッセージを見ると、解凍したフォルダ内の「_metadata」のフォルダの初めの「_」が問題だったようで、この「_」を削除して「metadata」にリネームにしてから読み込むとインストール出来た。

1917 命をかけた伝令

2021年12月05日 日曜日

サム・メンデス製作・監督・脚本、ジョージ・マッケイ主演の2019年のイギリス・アメリカ映画「1917 命をかけた伝令(1917)」

1917年4月6日。第一次世界大戦中の西部戦線でドイツ軍が撤退した為、イギリス陸軍の第2大隊は翌朝に攻撃を仕掛けようとしていた。
しかし、ドイツ軍の撤退は第2大隊を誘い出す罠である事を航空偵察で知ったイギリス陸軍は、このまま第2大隊が攻撃を仕掛けると1600名以上の兵士の命が危ない為、ウィル・スコフィールドとトム・ブレイクという二人の兵士に第2大隊への攻撃中止命令の伝令を託した。
二人は朝までにドイツ軍兵士からの攻撃があるかもしれない無人地帯を抜けて第2大隊まで辿り着こうとする。

この映画の売りであり、注目するのは全編をワンカットの様に撮影した部分。
これが部隊が攻撃を仕掛ける朝までの短い時間を見ている方にもリアルタイムの様に疑似体験させる様な効果があって緊迫感があるし、常に主人公達をカメラで追いかけているのでドキュメンタリーっぽい臨場感もありで非常におもしろく見れたし、構成も中々上手く緩急を付けていて、ずっと緊張感を持って最後まで見られた。

初めから塹壕の中を歩き回る場面が続き、ここで主人公の部隊や主人公達が置かれている現状の説明や主人公達の人物像をそれとなく台詞に紛れさせながら映像でも説明して行き、この見せ方の上手さで初めから非常に引き付けられてしまった。
その後も塹壕の中で塹壕の外の話を長く描いた後に、いよいよ塹壕の外に出ると誰もいない場所が続いてもトンデモない緊張感を続けながら進んで行く。
ワンカット風で主人公達を追いかけて行くので彼らの緊張や恐怖を追体験している感じになる。
各場面で攻撃や戦闘があった後に幕間的に他の登場人物が出て来て何気無くもその人を描く会話があって、緊張の後の緩和。からの緊張と飽きさせない構成になっているのも上手い。

話は、最後に主人公が全部ではないけれど報われはするあっさりとした引き際になっているけれど、実際の第一次世界大戦だともっと無謀に突っ込み、分かっていた事なのに無駄に人が死んで行ったんじゃないの?と思うと、綺麗過ぎる感はあるのかなぁ?とも思ってしまった。
特に映像が、息の詰まる様な塹壕の中から荒涼とした塹壕の外。
穏やかな草原。
破壊された町。
夜に照明弾が撃たれて、暫くだけ光と影がはっきりする等、凄く印象的な映像が次々と出て来て映像的にも美しいからこそ、あくまで映画としての美しさが際立ったのかもしれない。

ただ、このワンカット風の映像でずっと行くと、見ていてもどうしても「この撮影は相当大変だったのだろうなぁ…」とか、「この場面はどうやってカメラを動かしているの?」とか、「この映画では最早セットではなくて土木工事だ!」とか、「ここでカットを変えたのでは?」という話以外の部分を考える事が多くなってしまい、ある意味没入感という部分では結構途切れたかもしれない。
戦争映画でワンカット風にするとなるとカメラの動きと人物や効果の動きを初めから全て決めなくてはならいので相当な下準備が必要で、現場で何度もリハーサルをやって、本番では全てを完璧に撮影しないといけないとなると、普通のカット割りのある映画と比べるとトンデモない大変さを感じてしまい、そこでわたしのこの映画を見る集中力が違ってきて、相当見入ってしまった。
一方で、カットの繋ぎ目が気になり、主人公が気を失う場面はカット部分だと思うけれど、それ以外でも見続けているとカメラの前を建物や地面などが結構なアップで通り過ぎた場面とか、今までカメラが自由に動き回っていたのに急にカメラの移動が止まってパンしたり、レールに乗せて動かしたかの様に綺麗に横に移動したりする場面が出て来て、「多分これがカット割りの部分じゃない?」と繋ぎ目探しゲームをやってしまっていた。

役者は、主役二人のジョージ・マッケイやディーン=チャールズ・チャップマンが二十代という事もあって、本当に戦争に駆り出された若者感が凄くあって良いし、騒がない静かな演技で中々良い。
トム・ブレイクが死んだ後のウィル・スコフィールドが泥にタイヤを取られたトラックを何かにとり付かれた様に押している時、それまで大声を出さなかったのにこらえていた感情を吐き出す様に大声で叫ぶ場面が物凄い印象に残った。

あと、登場でおもしろかったのが、初めの塹壕の中にいた中尉役がBBCのテレドラマ「Sherlock/シャーロック」のジム・モリアーティ役でお馴染みアンドリュー・スコットで、最後の塹壕の指揮官だったマッケンジー大佐が「Sherlock/シャーロック」のシャーロック・ホームズ役でお馴染みベネディクト・カンバーバッチで、最初と最後でちょっとだけ繋げて来た事。
もし中盤でマーティン・フリーマンが出て来たら笑ってしまった。

この映画、一人の人物の約一日を追った戦争映画としてワンカット風の映像だからこそ見入ったし、だからこその緊張だったし、緊張と緩和の構成も上手かったし、何処がカットの繋ぎ目かを考えて見てみる映画としてもおもしろかった。

☆☆☆☆★