今期のドラマは「Lie to me」

2012年12月16日 日曜日

今期はそれ程数は見ていなかった。
新たに見出したのは「ボーンキッカーズ」と「Smash」。「ボーンキッカーズ」は全六話のミニシリーズだったので全て見たけれど、全然響かず。(感想はこちら)。
「Smash」も三話目で脱落したし。(感想はこちら)。

で、結局楽しく見続けたのはこれまで見続けていた「CSI:ニューヨーク」のシーズン2と、「Lie to me」シーズン2と、「Lost」シーズン2と、何故かどれもシーズン2。

「Lost」シーズン2は毎度の、何か新たな事実や出来事が起こっても数話引っ張り、結局何も分かりはしないという展開なので、気を張らずにそれなりで見ている。

「CSI:ニューヨーク」シーズン2は、レギュラーだったエイデン・バーンが解雇。リンジー・モンローが新たに入って来、検死官だったシェルドン・ホークスが捜査官へと移動。オフィスやラボも今までのニューヨーク的レンガ風の古さのある建物から、現代的、「CSI:マイアミ」と似た感じの壁がガラスで開放的な明るい感じになり、結構早いテコ入れ。話自体は、同時進行する別事件、二転三転する展開、結構銃を構える緊迫する追走等、ニューヨークの大都市を活かした話でやっぱりおもしろい。毎週出来の良い連作短編推理小説を読んでいる様。しかし、非常に映像的でもある。
そう言えばこのシーズン2では、「CSI:マイアミ」第4シーズンの中の一話が前編で、「CSI:ニューヨーク」が後編になる続く話があって、「うわっ。2年近く前の放送憶えてなんかいない!」と思ったら、後編の方は見た事があった。多分CSでの放送で見たはず。ここら辺は一切そんな事考慮しない日本の地上波の編成と、そこら辺はしっかりしている有料のCS局の違いをまざまざと感じてしまった所。更に、この「CSI:ニューヨーク」を見ているテレビ大阪の編成が変と言うか、不可解なのが、「CSI:ニューヨーク」シーズン2が終わったら、次はシーズン4が始まった事。何でシーズン3は飛ばすのかと思ってこのブログの記事探してみたら、2011年の1月から昼間の時間帯に「CSI:ニューヨーク」のシーズン3をしていて、見ていた。つまり、二年近く前に昼間の時間帯でシーズン3を一番初めに放送したから、深夜帯ではシーズン1→2→4という順番になっているらしい。シーズン3から放送した理由もさっぱり分からないけれど、だからと言ってシーズン3を飛ばしてシーズン4を放送するのも分からない。唯一の救いは、シーズン2と3の最終話がクリフハンガーで、次シーズンの第一話目で解決するという話でなかった事。
 
 
「Lie to me」シーズン2は、シーズン1での微表情や仕草を読んでの事件解決が円熟して来た。今シーズンではより派手さや大事感を狙い、イラク進攻や国内テロ、選挙の裏側等の話が登場。それでも相手の真実を言い当て、感情を揺さぶっての真相に至る流れは変わらず、これがやっぱりおもしろい。「CSI」は人の証言や感情は怪しく、確固たる証拠を見つけ出し裁判に持ち込める様にするのが目的だけれど、「Lie to me」ははったり、ブラフをかましつつ感情を引き出す事によって相手に話させ、「CSI」とは逆の方法ではあるけれど事件の真相を探り、「CSI」と同じく二転三転する展開と結末に至るまでの流れは同じ様に上手く、見終わった後の爽快感、またはモヤモヤしたままぶった切る脚本の構成の上手さが見れる。
今シーズンでは、ドンドンとカル・ライトマンの主役傾向がより強くなっていっている感じ。シーズン1ではリア・トーレスとの師弟関係が大きな要素だったけれど、シーズン2では一部下になり、あまりそこは大きな題材ではなくなって来ていた。その為群像劇からライトマンのワンマンドラマの雰囲気が強くなっている。それに意外と良い父親というのも押し出している。
ライトマンの役のティム・ロスの演技がますます光り、癖の強過ぎる人物にぴったり。ティム・ロスのこれでの演技が濃いと思っていたら、まだ30代前半の時の映画を見たら、今と同じ様に濃い人物と演技だったのでむしろ本人がそうなのか。
ベン・レイノルズFBI捜査官はシーズン1では度々出ていたけれど、このシーズン2からレギュラーになっている。でもこのメキ・ファイファーは、やっぱり「ER」のドクター・プラットの印象が残り過ぎて、ライトマンに押され引き気味の役が何か違和感。

シーズン2が終わったと思ったら、次週からそのままシーズン3の放送が始まった。これ、シーズン1は視聴者数も多く、13話だったのが勢いでシーズン2では本来13話だったのが22話に増え、しかしシーズン3では視聴者数が落ち込んで全22話だった所が13話で打ち切りと、極端な上下になってしまった。続けてシーズン3も見るけれど、もしかしたらシーズン2が山場だったのかもしれない。

« | »

Trackback URL

Leave a Reply