24 シーズン7 終

2010年04月26日 月曜日

海外ドラマは今年に入ってから、結構有名所がわんさか。
24」に「LOST」、「CSI:マイアミ」、「バーン・ノーティス」、それに「ER XIII」まで始まったしで、今期は豊作期。

そんな中、「スタートレック ヴォイジャー」から「スタートレック ディープ・スペース・ナイン」へと、ずっとスタートレック三昧で「DS9の次は…」という事で久々の「24」。
シーズン7の二時間特別前日譚の「24 リデンプション」も見たけれど、連続ドラマ本編はシーズン6以来ほぼ二年ぶりという懐かしさ。全米脚本家組合ストライキは影響が大き過ぎだなぁ。

さて、話の内容は毎度の「テロが起こりそうなのでジャック・バウアー大活躍!」で分かってはいるが、やはりおもしろ過ぎ。
今回は最近の映画事情に合わせてか、大爆発!の様な派手過ぎるアクションより、市街地戦とか狭い場所での戦いとかの現実志向に行っている。しかし、今回は特に展開の早さ、クリフハンガー意識し過ぎで話の場当たり感と言うか、「その展開は…」と言うのが結構多かった。毎度の各話毎のクリフハンガーはもちろん、宣伝前のクリフハンガーも飛ばしてる。もう、放送毎月に一人ずつ犯人のボスが変わって行く位。その分目が離せないし、次も見なくては感で、毎回ワクワクしっぱなし。
登場人物は同窓会的で、これまでを見て来た人には楽し過ぎる展開。だがしかし…という展開で、やっぱり毎度の「ジャック・バウアーも周りの人間も誰も幸せにならない」辛さも。特に今回はやたらと周りの人間がジャック・バウアー化、「自分が正しいと思った事の為に暴走しつつ行動して、危機は回避出来るが自分は幸せにはならない」と言う方向に行く。
そう思ったら、ジャック・バウアーは特異なキャラクターになったなぁ。自分でいけない事と分かっていながら暴走して無茶苦茶して事件を解決に導く、ヒーローなのか、アンチヒーローなのか、悪者なのか、なかなか判断がつかない主人公へと変身。特に今回はそこら辺がポロッとジャックが喋るもんだから哀しさもあるし。
そして、「あの人が出て来たら話が急にグダッとなるから、出て来ないで!」の、あの懐かしい人が終盤で登場するのだけれど、今回は以外に良い所を持って来て、今までの印象をひっくり返す良さだった。

思ったのは、ジャックと共に行動する相棒がいた時の方が「24」はおもしろい。今回もそうだけど、その相棒からの視線でジャックがどんな人物で、どう思っているのかが出て来て、普段自分の事をあまり喋らないジャックが見れて良いし、信頼、反目もありながら成長して行くのが見れるのも。

次のシーズン8でついに「24」も終わり、ジャック・バウアーに安息が訪れるのかどうかわからないけれど、最後になってしまう残念さがあるけれど、やっぱり次のシーズンが楽しみで早く見たいとの欲求が!
 
 
そういえば、このシーズン7の地上波放送が物凄い変則的だった。年末年始に一気に何話毎と放送して、暫く放送無かったと思ったら毎週放送に変わって続き、一体何なんだったのだろうか?どっちかにしろと。結局録画していたのを見たんだけれども。

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