24 シーズン4
2026年07月18日 土曜日シーズン3に続けて見始めた「24 -TWENTY FOUR-」のシーズン4.
以前に一度見てはいたのだけれど覚えているのは一部の登場人物位で、覚えていない登場人物も多かったし、話の展開は全く覚えていなかったので新鮮に楽しめた。
「24」にしては珍しくシーズン3の最後はクリフハンガーになっておらず最終回でも良さそうな終わり方だったけれど、シーズン4はまるで第二章の様な感じで始まって行く。
シーズン3は評判も視聴者数も余り良くはなかったからなのか、新たなシーズンでは登場人物が総とっかえになっており、序盤で残留はジャック・バウアーとクロエ・オブライエン位。
新しい登場人物のオードリー・レインズやその父親のジェームズ・ヘラー国防長官やカーティス・マニングはその後も登場していたので覚えていたけれど、支部長のエリン・ドリスコルとか全然覚えていなかった。
でも、これも中盤から終盤辺りになるとこれまでのお馴染みの面々が登場して話を回し始めるので結構見慣れた光景にはなっていた。
話の方はシーズン3は初めに犯人が誰なのかを出して目的とその為の手段も出していて今までとは違う展開にしていたけれど、このシーズン4は以前の徐々に出して行く方向に戻していた。
国防長官の誘拐はあるのもののこれが序章でしかない感じであちこちに話を振り、お馴染みの犯人側の一家の内情をじっくりと描き、やっぱりジャック・バウアーが暴走して行く。
この序盤の国防長官の誘拐の展開を全く覚えておらず、新たに見ている感じではあったけれど、ここはあんまりおもしろくなかった。
ジャック・バウアーがCTUに復帰して犯人を追い出す為の話を描かないといけない分、国防長官側の話の展開が遅くて少々退屈だった。
その後の原子力発電所を乗っ取った辺りから何時もの「24」っぽくなり、毎度の手がかりを追ってジャック・バウアーが走り回って相手が死亡したりで手がかりが無くなって次に行くの繰り返しになって行き、そこに登場人物を新たにしたのにトニー・アルメイダやミシェル・デスラーが戻って来るし、序盤でCTUを追い出されたクロエ・オブライエンも戻って来て、人もこれまでの「24」に戻って行く。
ただ、シーズン3でした、ミシェル・デスラーが人質になりトニー・アルメイダが独断で動き出す展開をシーズン4では立場が逆転した時にどうするのかとか、クロエ・オブライエンの謎の現場での銃撃戦とかもあり、より展開させていておもしろくはなっていた。
シーズン3が始まりや序盤は抜群におもしろかった分なのか、中盤終盤がいまいちだったりもしたのに、その次のシーズン4はその逆で、序盤がいまいちだった分なのか中盤以降はおもしろく、見終わると満足感が高かった。
このシーズンの最後も続く気満々ではあるものの、最後としては良い感じだったし。
1話目は、ジャック・バウアーはCTUから出て国防総省で働いており、どのシーズンでもお馴染みの女性関係の話から始まる。
1話目ではシーズン3のその後も言及されていて、キンバリー・バウアーとチェイス・エドモンズは一緒に暮らしているらしく、やっぱりCTUを離れると幸せになり、CTUにいる限りは不幸は続くみたい。
キムはシーズン1・2とウザい人物で、シーズン3でもCTUで働きだして序盤はその何かをすると面倒とウザさをまき散らす人物だったのに、それも中盤以降は鳴りを潜めてしまって確かにもうこれ以上いる必要も無い人物ではあったし、チェイス・エドモンズも初めはジャック・バウアーの弟子の様な相棒として序盤は上手く機能していたのに中盤以降から登場さえ少なくなり、存在が薄くなってしまっていたので降板は仕方なかったか。
7話目の最後にトニー・アルメイダが登場。
しかも、窮地に陥ったジャック・バウアーを救う為の登場と華々しく出て来、それからジャック・バウアーと嫌々ながらも行動を共にするし、実はシーズン3以降腐った生活をしていたとかトニー・アルメイダが厚くなって行くのが見ていて楽しい。
ただ、シーズン3でトニー・アルメイダはミシェル・デスラーを助け出す為に命令を無視して行動して捕まって何とか無罪にはなったけれど、じゃあ同じくシーズン3で刑務所の囚人や看守達が無茶苦茶になってまでラモン・サラザールを脱獄させて国家の敵になったと言っていたジャック・バウアーは何のお咎めも無かったのだろうか?と思ってしまう。
10話目では、カーティス・マニングが裏切り者だった元恋人マリアン・テイラーが情報を引き出せると言うのでオフィスに連れて行くと見事に敵に射殺される。
これは「24」お馴染みの、情報を持っていて引き出せる人物を外のオフィスに連れ出すと殺される展開で笑ってしまった。
部屋に入る前にカーティス・マニングにちゃんと「これは罠だ。」と言わせているし、製作側も大分狙って作っている感じ。
11話目で原子力発電所のメルトダウンを回避出来、こちらも「24」お馴染みの丁度半分辺りでこれまでの話が終わる変わり目になっていて、これもニヤニヤしてしまった。
トニー・アルメイダがCTUに復帰するのだけれど、ジャック・バウアーもそんなに簡単にCTUに復帰して良いモノなんだろうか。
特にトニー・アルメイダは刑務所に入っていたみたいだし、元CTUを仕切っていたとは言え、一応身辺調査とかしないものなのかしらん。
12話目でエリン・ドリスコルが退場するのだけれど、それまでの支部長のエリン・ドリスコルは話の構成上ジャック・バウアーと対立する為に仕方ないとは言え、見ている側からすればジャック・バウアーが正しいのが分かっているのでエリン・ドリスコルはただジャック・バウアーが嫌いで反発していて、それによって無能さを醸し出しているだけの人物になってしまっていて、これまでの支部長も嫌な奴だったりして来たけれどエリン・ドリスコルはただただ周囲に振り回されて、それを上手くやりくり出来ずに周りの言い成りになっている感じで、エリン・ドリスコルの無能感が凄くなってしまっていた。
エリン・ドリスコルの娘の話やその結末を見て思い出したのが、確か以前にこのシーズン4を見た時もエリン・ドリスコルの娘の話っている?と思った事。
エリン・ドリスコルはこんな大変な事情があるんです…は分かるものの、これがおもしろい展開を見せる訳でもなく、この結末は何…?だし、結局初めからエリン・ドリスコルを退場させる為の振りの為だけだったのかと思ってしまった。
そして、代わりにやって来た支部長がミシェル・デスラーという事はミシェル・デスラーを如何に出すかの為の撒き餌がエリン・ドリスコルだったという事にしか思えない。
このミシェル・デスラーが支部長として再登場する展開は全然覚えておらず、おおっ!とはなったけれど。
13話目でジャック・バウアーとポール・レインズがスポーツ用品店に立て籠って戦うのだけれど、わたしの記憶ではこの二人は何処かのビル内、多分EMP兵器があった所で立て籠ってじっくりと話し合う場面があった様に思っていたのだけれど全然違った。
これはまた違うシーズンの回なんだろうか?
15話目で急にビル・ブキャナンが本部からやって来て、ビル・ブキャナンの初登場ってこんなシレッとした感じだったのかと意外だった。
でも、ビル・ブキャナンをこの時点で登場させたというのは何故だったのだろう?
これ以前の方がCTUは忙しそうだったし、ミシェル・デスラーもいたのに。
後から実は以前ミシェル・デスラーとビル・ブキャナンが付き合っていた話が出て来るのだけれど、この話全然覚えておらず、えっー!ってなってしまった。
トニー・アルメイダがちょっと嫉妬するというのを入れたいが為に入れた話にしか思えず、この過去必要だった?と思ってしまった。
16話目の最後にチャールズ・ローガンが初登場して、おっ!となった。
この時の副大統領だったとは覚えていなかった。
17話目からはマイク・ノビックが再登場して来て、これまで薄かった大統領側の話が濃くなって行く。
この後からチャールズ・ローガンが大統領になっての話になって行くけれど、確か初めて見た時はマイク・ノビックが再登場して、実は権力に捕らわれた曲者だった事に注意が行っていたはずだけれど、この後のチャールズ・ローガンを知っていると、やっぱりチャールズ・ローガンは曲者だし、歴代大統領の中でも随一の食わせ者なので見ていてニヤニヤしてしまう。
19話目の終盤でデイビッド・パーマーが登場。
チャールズ・ローガンが決断力が無さ過ぎてデイビッド・パーマーの力を借りるという展開だけれど、まあデイビッド・パーマーがカッコ良くなる持って行き方。
それもあるけれど、この回では何故かクロエ・オブライエンが情報提供者の家に行く現場捜査官になり、そして案の定やって来た殺し屋に命を狙われるという、あからさまに盛り上げる為の展開で笑ってしまった。
しかも、最後はクロエ・オブライエンはライフルを撃ちまくって殺し屋を殺してしまい、更に笑ってしまう展開。
23話目で人質になったトニー・アルメイダを使ってミシェル・デスラーを操るというシーズン3の終盤の展開とは逆の立場を出して来て、最初はまた同じ様な展開か…とは思ったものの、ミシェル・デスラーがちゃんと皆に言って皆で対処する展開にしており、シーズン3を使いつつも新たな見せ方になっていて良く出来ていた。
このミシェル・デスラーの対応を見るとミシェル・デスラーの方が指揮官としては絶対優秀だとは思う。
24話目では序盤でマルワンとの決着がついて、ミサイルも撃ち落とし、更に事後のほっとした場面も入れて、今までの感じとも違う締めを入れて来てこれは好きだったのだけれど、そこから残り三十分で更にジャック・バウアーに危機が訪れて二転三転して行く展開は中々しびれた。
で、最後にジャック・バウアーがあの緑の上着を着て、サングラスかけて、肩掛け鞄をして歩いて行くのも最終話として抜群に良かった。
ただ、見終わって思ったのが結構都合の良い展開も多かったし、やっぱりあれはどうなったの?という事もあったという事。
マルワンはギリギリの所で逃げ過ぎで、何度マルワンを追い詰めてからの逃亡という展開をしたのだろう?
全部話の展開上、都合良く成らざるを得ないんだろうけれど、マルワンの組織が余りにも手際と準備が良過ぎだし、組織の規模が大き過ぎとも思った。
それに一番の疑問は、人質交換でマルワン側に行ったベルースは結局どうなったのか分からない事。
後からもベルースの話は出て来なかったはずで、CTUの人々の気にしなさ過ぎもだし、脚本としても前半はあれだけ主要人物だったのにこの最後の扱いの悪さも酷い。
あと、終盤で出て来た女性の殺し屋が実はデイビッド・パーマーと握手での暗殺計画の実行犯だったとシーズン2の最後のクリフハンガーを引っ張り出して来たけれど、結局この暗殺計画や後ろにいた黒幕の話も曖昧なままで、ここでその話を何か出して説明するのかと思いきや特に何も無し。
単に引っ張り出して繋げただけなのか。
それにしても「24」はどう見てもか細い感じの女性の殺し屋が好きだよなぁ。
このシーズンでは二人も出して来たし。
終盤で中国を絡めて来たけれど、ここら辺の展開は後から思うと最後のジャック・バウアーの展開をしたいが為で結構強引かな。
あの技術者もそうだけれど、あれだけ用意周到で慎重なマルワンなのにやたらと外部の協力者に居場所を教え過ぎというのもあったし。
これでジャック・バウアーはドンドンと盲目的な任務執行者として危なくなって行き、何の身分も無くなり、一方でトニー・アルメイダとミシェル・デスラーは何やかんやあったけれど上手く納まりとめでたしめでたしではあるけれど、シーズン5ではやっぱりジャック・バウアーは戻って来るし、トニー・アルメイダとミシェル・デスラーはやっぱり残念な事になりつつもその更に先があったりでおもしろい事になるのは知っているので、この先を見る為のシーズン4としては中々楽しいシーズンでした。
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