前期のドラマは「エージェント・オブ・シールド」以外は微妙…

2015年10月17日 土曜日

2015年7月から9月の三ヶ月の間で見たテレビドラマは、

CSI:マイアミ 9
NIKITA / ニキータ 34
HELIX -黒い遺伝子- 2

これに加え、地上波で「ARROW/アロー」とDlifeで「エージェント・オブ・シールド」とアメコミヒーローモノが二作も始まり、気が付いたら何時の間にか「S・セガール劇場(TRUE JUSTICE)」も始まっていたので見始めた。
ただ、同じアメコミヒーローモノでも別にわたしがマーベル・コミックスの方が良く知っているからではなくて、単に連続ドラマとして見たら「エージェント・オブ・シールド」はまあまあに対し、「ARROW/アロー」が全然おもしろくないという対照的な感想になってしまった。
スティーヴン・セガールのドラマは、まあよく見るスティーヴン・セガール映画そのまんま。

各新規ドラマの感想は個別記事「ARROW/アロー」、「エージェント・オブ・シールド」、「S・セガール劇場(TRUE JUSTICE)」にて。

以下は見続けていた各ドラマの感想。

CSI:マイアミ 9

別にシーズン9に限った事ではないけれど、「CSI:マイアミ」は科学捜査の面白味が減り、ホレイショ・ケインの「俺って、強きをくじき弱気を助ける良い人だろ~?カッコ良いだろ~?」ばかりなので、続けて見ていると飽きてしまう。

911への緊急通報や事故らしき事等でも、付近をパトロールしているパトカーの制服警官よりも先に一番乗りして犯罪現場に来てしまうホレイショ単独、もしくはホレイショ率いるCSIメンバーの有り得ない察知能力や瞬間移動的先回り等の超能力や、全速力で逃げ回っている容疑者の前に、何故か逃走容疑者の考えが読めて先回りして銃を構えているホレイショが現れたりすると馬鹿馬鹿しさでヘラヘラと笑ってそこで終わってしまう。こうなれば科学捜査なんていらなくて、ホレイショが常に先回りして犯人に銃を突き付け、何の容疑で逮捕・拘束出来ているのか分からないけれど警察署でホレイショが脅して容疑者から情報を引き出したり、自白させるだけの展開のドラマ「ホレイショ・ケイン」でいいじゃん…と思ってしまう。
しかもこのシーズンではホレイショが犯罪者相手に拷問に近い殴る蹴るや、今まで言葉だけの脅しだったのが物や銃を突き付けての脅しをかける場面が出て来たし、銃を持っている相手に対して警告も無く撃ち殺してしまう場面まで登場して、ホレイショ・ケインが暴走している様にしか思えなくなってしまった。ただ「ホレイショ・ケインは正義」と言う部分だけのやり過ぎな感じも離れる要因。

シーズンの初回は前シーズンからの続きなんだけれど、ジェシー・カルドーザが何の活躍もしないまま死んでしまい、演じているエディ・シブリアンは契約するつもりでドラマもそう作っていたのに、何らかの理由で降板になってしまったので慌てて殺してしまった様な感じばかりした。
それに、ライアン・ウルフを演じているジョナサン・トーゴはシーズン8ではお腹ポッコリで体に分厚さがあったのに、シーズン8の最終話から続いているこのシーズン9の一話目では急に頬がこけてゲソゲソまで行かないけれど痩せていて、その急激なライアン・ウルフの変化の仕方に違和感しかない。繋がらないダイエットって、役者としてどうんなだ?

また前シーズンに続き、ナタリア・ボア・ヴィスタが一切登場しない回があるのは何なのだろうか?

それにカリー・デュケーンが全然現場に出ず、ラボでしか見ない事や、しかも椅子に座ってばかりの登場だし、見た目が太った感じから違和感ばかりなんだけれど、演じているエミリー・プロクターが2010年の12月に娘を出産したそうなので、このシーズン9が丁度妊娠期間中だったと言う事からの配慮でこうなったんだろう。でも、役者の妊娠ではどうしようも隠しようもないので、普通はドラマ内で妊娠を何かしらの形で扱うしかないので導入するけれど、一切隠したまま、そのまま続けるというのも珍しい。
ただ、座ってばかりの登場は違和感があり過ぎると思ったのか、シーズン中盤頃から立ち姿も映す様になって来るのだけれど、それも腹から下は机で隠したりとやっぱり違和感のある画。しかも、歩き姿を見せるのだけれど、それも顔は一切見せず、その後ろ姿はこれまでのカリー・デュケーンよりも明らかに細い。振り返って顔を見せると妊娠していても太り過ぎじゃあないの?と思ってしまう顔なんだから更に違和感。こんな無茶な代役立ててまで歩き姿を見せねばならんかったのか?普通に休みでも良いじゃない。

11話の「落ちる時はIBW」では、自分の娘に成り済ましてチャットしていた母親と、その娘だと思って人を殺した若い男の子をホレイショ・ケインが一緒に留置室に入れ、男の子がおばさんを「お前の為に人を殺したのか!」となじり続けさせるという非常に悪趣味な事をしていた。これまでは出して来なかったホレイショ・ケインの闇の部分である根性悪さが出ていて笑ってしまった。

13話の「仁義なき闘い」は無茶苦茶で、ホレイショ・ケインと結婚したエリック・デルコの姉マリソルを殺したマラノーチェの犯罪者が刑務所に入っていたのに、誰も知らない間に、何時の間にか脱獄していて犯罪を起こしている真犯人だという脚本は酷過ぎる。その過程は全然描かれないけれど、あれ程犯罪者や被害者のその後を追い駆けて色々していたホレイショ・ケインが、自分の結婚相手を殺した相手を一切注視しておらず、刑務所の人間も誰も知らないまま脱獄出来ているなんて、もう劇的な展開だけを狙った無茶苦茶な脚本。劇中では「脱獄していた」と言うだけで、そこを掘り下げもせずそのままで行くし。

本当に「CSI:マイアミ」は脚本の適当感が酷くなって行っている。特にこのシーズンは話は全然つまらない回が多かった。
もう「CSI:マイアミ」は完全に惰性だけで見てしまっている。…と言うか、ゲームしながらのながら見なので、真面に見ていないか…。

ニキータ 3

シーズン前半はディヴィジョンをニキータ達が運営する事になり、その組織力を活かしての活動や、今まで敵だったり、ゲストだった登場人物が仲間になりと、この漫画の王道的な展開が楽しかった。
人物の配置換えで新たな展開を見せるのが「ニキータ」の得意技で、後半では男女間のいざこざや、再びニキータとアレックスの対立等を見せ、更にはディヴィジョンの内部分裂からの崩壊。ショーン・ピアースの死等、前半が調子良く行っていた分の後半はどんどんと哀しい展開に。
しかも、最終話ではまだ次シーズンがあるのでニキータを国家の敵として追われる展開に。ただし、その汚名を雪げる希望は残している。
前半とは逆の所へと行って、これはこれでおもしろい展開なんだけれど、役者の降板はあるんだろうけれど、やっぱりショーンの死亡はいらなかったと思ってしまう。ニキータやバーコフにはイチャイチャする相手がいて、窮地に追い詰められても助けてくれる、助けたい人がいるというのが「ニキータ」の特徴になったのに、アレックスだけ独りぼっちが可哀そう。

ニキータ 4

十分シーズン3で終わる事も出来たけれど、更にシーズンは続き、しかも何故か最終シーズンは全六話という変則な話数での幕引き。

シーズン3からの続きで、崩壊したディヴィジョンの中で、マイケルを救う為にニキータがアメリカ大統領の暗殺犯となり、ニキータだけが逃亡。世界中から追い駆けられるニキータの、この窮地をどう切り抜けるかが中心。

しかし、アメリカ大統領がシーズン3の最後に実際は生きている事を見せてしまっているので解決策が見えてしまい、「ニキータどうなるの!?」では引っ張れず。それに加え、シーズン3の終盤辺りから出て来たアマンダが他人の頭を弄って記憶を自由に操作したり、別人に顔をそっくり作り、記憶も変え、アマンダの命令に従う様な替え玉という、SF設定と言うよりは話の展開上便利なご都合主義的なやり方はやり過ぎな感じばかりで結構白けてしまった。何処に行っても悪い奴が仕込んだ替え玉がいるとか、ニキータ側が優位に立つと替え玉でアマンダ側が優位に立つという「重要人物は替え玉」という展開の連続は正直な所手抜きな感じばかりしてしまった。最終シーズンが六話しかないからの素早い展開の為の都合なのか、幾らでも終わらせれるけれど六話もあるので引っ張るしかないのでの展開なのか分からないやり方。もっと、ニキータの孤独な逃亡生活を描いてからの皆と合流する様な展開の方がおもしろかった様な気はする。

それに終盤、特に最終回の急展開っぷりたらありゃしない。急なシーズン1の様なニキータとアレックスだけ任務に挑み、アマンダを捕まえるまで行く展開は、一時間半位の長さを45分にまとめたかの様な急激さ。「何?何?」と思っている内に終わってしまい、折角の大団円が駆け足過ぎて置いてけ堀な感じもあり、物足りなさばかり。やっぱりシーズン序盤の替え玉の繰り返しをせずに、ここら辺ももっとじっくりと時間を割いて欲しかった。

しかし、これまで同様「ニキータ」の見所と言うのは配置転換による人間関係で、シーズン4では基本的にはこれまでとほぼ一緒の関係性だけれど、初めはニキータ個人で逃亡生活を送る所からの皆との合流になり、これまではディヴィジョンのその他大勢がいた時よりも各人の役割がはっきりし、ニキータとマイケルは現場班。それを飛行機から支援する情報担当のバーコフと情報分析担当のライアン・フレッチャー。アレックスは表の顔は大富豪の社会福祉家として世界中でアマンダを追い、それを補佐する情報担当のソーニャ。そして、オーウェンから本来のサムの記憶が戻り離れて行ったけれど、オーウェンの時の様に戻り始めているサムと、少数精鋭で展開する。
サム以外はほとんど同じだけれど、今まで以上に冴えているライアンの情報分析とか、良い人に戻り始めているサムとか、燃える人物展開が良い。
特にライアンは今まで以上にカッコ良い。何故かニキータは先走って真実が見えて来ないのに、ライアンはキッチリ情報から真実を見抜くという切れ切っれぷりで、最後の最後まで美味しい役で、見せ場が多くて楽しい。これまで「ニキータ」では、良い方の主要人物達はすぐにくっ付いて熱々だったり、痴話喧嘩したりと恋愛話が多かったのに、ライアンは浮いた話が全然無かった。そこの部分でも自制的な情報分析者としてカッコ良かった。結局ライアンが一番美味しい役だった。
それと、サムもあの過去を失くして過去を抱えたオーウェンが無法者のサムになり、そこから更にオーウェンも交じり始めた人物になったのも良い。ただ、最後の最後にアレックスとくっ付くって、「その展開うえ~…」とはなったし、「今まで描いていたショーンとの関係はあっさり無い事かい…」とも思ったし。それにサムがオーウェンに戻っていたのも、描きが少ないのでいまいち分かり難かったし。

「ニキータ」がこれで終りだけれど、最終シーズンが6話という変則的な形で、序盤が似た様な展開から最終回が慌ただし過ぎたので、いまいち満足感が薄かった終わりになってしまった。もうちょっと考えた方が良かったし、これならシーズン3で終わらせておいても良かったんじゃないの…?とも思ってしまった。これまでが楽しく見て来た分だけ、残念な最終シーズンではあった。

HELIX -黒い遺伝子- 2

さて、新規ドラマ以外で、今まで見続けたドラマの中では問題しかない一番のつまらなさだったのが、この「HELIX -黒い遺伝子-」のシーズン2であり、打ち切り最終シーズン。

シーズン1は、北極という閉ざされた舞台設定の中で人間が狂暴化する謎の病原体の原因と治療法を探るというバイオハザード・サスペンスで、序盤から中盤までは非常におもしろかったのに中盤以降のグダグダさや都合良さで最終話を見終わると損した感ばかりで、まあつまらなくなってしまった。アメリカでの視聴者数も低調だったけれど、打ち切られず奇跡的に続いたシーズン2。
シーズン1の中盤以降のつまらなさでシーズン2は見る気が全く無かったけれど、シーズン2はシーズン1の視聴者数150万以下から更に減らし、50万人前後か以下という見事な落ちっぷりになった事や、結局シーズン2で打ち切りになった事を知って、「これはどれだけつまらないのか見なくちゃいけない!」という事で、早くもDlifeでシーズン2が放送されたので見る事にした。しかし、やっぱりシーズン2は舞台もこれまでの登場人物達の配置も全く変わってしまい、一話目からつまんない。

シーズン1の最終話で登場人物達の一斉在庫処理を行なった為、シーズン1の主要人物達は半減し、アラン・ファラガットピーター・ファラガットジュリア・ウォーカーサラ・ジョーダンだけがレギュラーで、シーズン1ではあれだけ重要人物で話の中心になっていた真田広之演じるハタケ・ヒロシは登場するけれど2話だけな上、結局頭がおかしくなりましたと言う何のこっちゃな全く必要も無い話だけで終わってしまうし、同じくシーズン1では非常に存在感があったセルジオ・バリエセロスも登場はしたけれど、何でジュリア・ウォーカーと一緒になっているのかも説明のないままだし、終盤でやっと島に来て活躍するのかと思いきや、本当に何も無いまま退場させるというゴミ捨ての様な扱い。

話自体も、シーズン1のあの黒い謎の病原体も北極すらも関係無く、孤島で起こった謎の黄色い伝染病と島で独自の社会を作って住んでいる人々の謎という、シーズン1の面影も無い全く別な舞台設定で無理矢理続編を続けてしまっていて、最早何のドラマなのか分からなくなっている。

シーズン1は、まだ黒い病原体の抑え込みの為に原因と治療を探り、何か秘密を持っているらしい怪しい所長ハタケ・ヒロシの謎で引っ張り、近年のゾンビ映画よりもバイオハザード映画に影響を受けまくった狂暴な感染者の攻撃という見た目のおどろおどろしさと派手さで見れて行けたけれど、シーズン2は初っ端から黄色い感染症の原因と治療を探るよりも島の共同体の謎ばかりが先行した上に、ジュリア・ウォーカーが行動している30年後を出してしまっていて、話の方向性が散漫で結局何を見せたいのかが曖昧で、見ている方は何を楽しみに見れば良いのかが分からないので全然集中力が持たない。
黄色い感染症が目先の目的ではあるのにシーズン1の様な調査分析のハードSF的要素が一切無く、ずっと話が進まないままグダグダしているだけ。結局この黄色い感染症は登場人物達が島にやって来なくてはならない為の理由だけでしか引っ張れない。
島の共同体の謎も、シーズン1の様な黒い病原体が作り出された意味やハタケ・ヒロシが隠している謎の様な「次はどうなり、何がどうなっているのか?」の謎明かしの面白味が無く、結局シーズン1の黒い病原体とも関係無いし、イラリアとも関係無くブラザー・マイケルが好き勝手やっていただけという話。

登場人物も、シーズン1はそれぞれに個性が立って行動原理も分かる様に出来ていたのに、シーズン2になるとシーズン1で主役だったはずのアラン・ファラガットは序盤は全く登場せず、後半でも何故島にいるのか?や、彼は何がしたいのかがはっきりしないままで進むので、主役にはならず。なのに中盤辺りから主役に移行し始め、主役さえ的を絞れていない拙い展開。

シーズン2で主役なのが兄のアラン・ファラガットとは全然似ても似つかない弟のピーター・ファラガットの方で、彼がCDCを率い、指示を出して行くけれど、シーズン1の終盤で彼が実は裏切り者だった事が分かっているので、どんなに病原体を解明したり、人を救おうとしていても「裏切り者だしなぁ…」となってしまい、主役として話の軸となってはいない。それを思わせない為か、ピーター・ファラガットは序盤ではずっと良い人として描き続け、でもしかし終盤で行き成り残酷な支配者になってしまう。これも心変わりの説明や描写が全然少ないので、この唐突な変身に戸惑うばかり。
それに何でピーター・ファラガットがCDCの責任者になれているのかが不思議。シーズン1での黒い病原体を研究していたのってピーター・ファラガットじゃなかったっけ?北極での出来事は一切誰にも報告せず、そのまま上手い事CDCに雇ってもらえたという都合の良さは何?

サラ・ジョーダンも前シーズン程の存在感が無く、あれだけ冷静な科学者だったのが、今シーズンはただ感情的に喚き散らす癇癪持ちみたいに描かれているし。

ジュリア・ウォーカーの話は、何故か現在から30年後で一人で行動していて、これが上手く現在の話と絡んで来て、あれが実はこうなったのかと分かれば効果的な時間差の描き方なんだけれど、これが大して噛み合わないまま、単に「30年後島の共同体は崩壊しています」だけなのでグダグダした展開に拍車をかけているし、中盤辺りからはこの30年後の話がどうなったのかを急に描かないようになりお座なり感ばかりが増え、そこに現在の島にジュリア・ウォーカーを登場させてしまい更に30年後の話のどうでもよさが増してしまった。で、最終的に30年後で全てが繋がる展開にしても、もう都合良くまとめました感しかないし、だったら現在の島でのグダグダはいらんかったし、この為に引き伸ばしていた感じばかり。後から思っても30年後を先に見せる構成は効果的でもなかったし、いらんかった。

CDCの新たな人物カイル・ソマーも活躍はするものの、もう出来上がっているこれまでの登場人物の中で場違いな感じはあったし、いまいち跳ねないままで、この新人物もいらんかった様な気がする。

島の共同体の人物達も、後々で良い人にも悪い人にも転べる様な描き方をするので終始掴み所の無いまま進み、結局皆が頭がおかしいという投げ出しっぷりも酷い。さっきまで「この人物は怪しくて悪い人だ…」と言う風に描いていたと思ったら、「実はこの人も事情があって…」と移入させる様な描き方にしたのに、「やっぱり頭のおかしい危ない奴」と言う風にコロコロ人物像を変えてしまうので、見ていても「だからこの人物をどう思えっていうんだ!」とイライラし、その人物がどうであろうと無関心になってしまう。
ブラザー・マイケルを引っ張るだけ引っ張っておいて、結局何にも結び付かないまま退場とか、島でしか生きていないのに何故か島の外の価値観を持って島を拒否していたエイミーが島を支配しようとする理由も描かれないままコロコロと変わり身し、やっぱり結局何の為に必要だったか分からない役として急に退場させる始末だし。
島の人だけでなく、CDC側の人達も感情の動きの理由が見えて来ない部分が多く、話の展開上で上手く動いているだけに思てしまう。

それと何故か終盤で、シーズン1の序盤しか登場しなかったCDCのおばちゃんドリーン・ボイルをアラン・ファラガットの夢の中で特に意味も無く出して来たのは何のゲスト出演だったのか?

今回も登場はするけれど、あれ程シーズン1ではバンバン介入して来ていたのに、急に世界の裏で暗躍する顔の見えない組織に今更変わってしまったイラリアの扱いも微妙。
シーズン1の黒い病原体ではなく、今回の黄色い伝染病でもない別の病原体というこのドラマで描いて来た事をぶん投げる荒業を使って世界の人間を八割程減らそうとしているという目的もよく分からない。今までの人間に対する復讐なら皆殺しにするはずだし、人間が増え過ぎたから減らすにしても、減らした後でどうするつもりなのかも全然出て来ず、何をしたいのだろうか?極端に人間が減った世界なんて、最早社会も経済も国家も軍事も崩壊しているのに、その中でただ不老不死というだけで世界を支配出来るんだろうか?物資や経済で牛耳ろうとした所で、それは現在の社会があっての前提じゃないの?…と思ったら、やっぱり目的は違う所にあったらしいけれど、シーズン2ではほぼ登場させず打ち切りなので結局の所は分からず仕舞いという最悪な事になってしまったし。
イラリアに対抗しようとしているジュリア・ウォーカーにしたって、世界中の人間を不妊にするなんて、そんな資金的にも物理的にもトンデモない規模の実験的措置を本気で出来ると思っているんだろうか?これについては科学者であるはずのアラン・ファラガットやCDCの人間は誰も突っ込まないし。

それに演出もいまいち。
シーズン1も初めの頃はサスペンスを押し出していたのに、中盤辺りから深刻な場面や恐怖の場面で軽い楽しげな音楽をかけるという演出があったけれど、今シーズンではそれを結構多用してしまい、それが全然効果的にはなっておらず、結構すべっている。
更に酷い事になってしまっているのは、そんな陰惨な場面で登場人物の台詞を消して音楽しか聞こえて来ないという演出をしているにも関わらず、その回ではその人物が初めて出て来たのでその人物の名前と立場を説明する字幕を入れてしまうDlifeの所業。番組の初めに「作品の意図を保つために…」と出しているのに、作品内のその演出の意図を考えもせずに余計な事をしてぶち壊すDlifeは本当にクソ。Dlifeは全般的に視聴者に丁寧だと思っているのか、ドラマ内で人物名や現在放送している番組名、これから放送する番組名等をやたらとデカデカと入れるけれど、これが本当にお節介であり、ドラマを見たい視聴者をなめているだけの行為でどうにかならんのか?
あと、シーズン1はホラーサスペンスだったのに、シーズン2になってエログロ路線にした意味も分からない。手コキとか、そもそもグダグダして展開とか脚本家は何考えていたの?

つまらないと思ってしまったドラマは、下手に「視聴者数が低下したけれど、もう1シーズンやって終わります」ではなく、話が中途半端なブツ切りでもいいから、さっさと打ち切って欲しいと思ってしまっている。「次シーズンで終り」だと、「一応打ち切りではなく、終わりを迎えて話はまとまる」という事や、これまで見て来た義務感から見なくてはいけないという事がないので楽だから。
この「HELIX -黒い遺伝子-」も1シーズンだけで終わっておけばそれなりなドラマだったのに。下手に不老不死の世界征服を企むイラリアなんてモノを出してしまった為に話は散漫になったし、安っぽくなったし、無理にイラリアでシーズンを引っ張ろうとしているのにイラリアは全然出て来ないという展開にしたため無理矢理引き伸ばしている感じになってしまったし。
こんな内容じゃあ確かにアメリカでの視聴者数はガタ落ちになって打ち切られるよぁ。
本当に「HELIX -黒い遺伝子-」はシーズン1の中盤まで。

関連:ARROW/アロー
    エージェント・オブ・シールド
    S・セガール劇場(TRUE JUSTICE)

« | »

Trackback URL

Leave a Reply