ARROW/アロー

2015年10月18日 日曜日

2015年の2015年7月から9月の三ヶ月の間で新たに地上波で始まったので見始めたドラマの一つ「ARROW/アロー」。

2012年からThe CWで始まった、DCコミックスグリーン・アローを基にしたドラマ。

大富豪の息子オリバー・クイーンは船での旅の途中遭難し、同乗していた父親や恋人の妹は死亡し、自分一人だけが孤島に辿り着いた。五年後、通りかかった船に発見され、故郷であるスターリング・シティへと戻って来た。
オリバー・クイーンが死んだと思っていた母親は父親の会社の後継のCEOと再婚していたり、オリバー・クイーンが自分の妹と浮気し更に死なせてしまった事を責める元恋人ローレル・ランスと父親のクエンティン・ランス刑事等との対立もあり、元の生活に中々溶け込めないでいた。
ただ、オリバー・クイーンが町に戻って来た大きな理由は死んだ父親が残した「私は過ちを犯した。町を汚した。奴らと組んで。」と言う言葉から、父の意志と過ちを正す為にスターリング・シティに蔓延る犯罪者を排除する為だった。
オリバー・クイーンは島で鍛えた体と弓矢を使い、緑色のフードを被って家族や人々に正体を隠し、日々犯罪者と戦う様になった。

わたしはアメコミがそこそこは好きなのと、アメリアではすでにこのドラマがシーズン3の放送も終了し、シーズン4が10月から開始される位人気があるので楽しみにしていたドラマ。
ただ、見てみると思っていたよりもあんまりおもしろくない。…と言うか、期待値よりも全然低く、つまらなかった。
わたしが1990年代のアメコミ翻訳ブーム世代なので、DCコミックスよりもマーベル・コミックスの方。だけれど別に絶対DCコミックスを認めない!と言うマーベル原理主義者では全然無いし、一応はDCコミックスの有名所も情報としては知ってはいるけれど、グリーン・アローはそんなには知らないので基本的には原作を全く知らない人と同じ程度で見る感じなので、「原作のこことドラマのここが違っていてけしからん!」なんて事は無く、ヒーローモノの一ドラマとして普通に見て行けるはずだった。けれど、このドラマはドラマとしておもしろくは感じなかった。

特に一番掴みとして重要な序盤が全然おもしろくなく、捉まれないままで進んでしまった。
一番はオリバー・クイーンの魅力の無さとヒーローなのにヒーローではない設定。
元々オリバー・クイーンは金持ちの馬鹿なボンボンで遊びまくっていたけれど遭難と島での五年で全く人物が変わってしまい、急にグリーン・フードとして正義と言って活動し始める人物。
こういう昔は無茶していたけれど突然何か大きな事が起こり人生が一変した事で自身もこれまでを顧み、別人の様に善行を尽くそうとする人物ってキリスト教的には王道な人物ではあるんだろうけれど、わたしは一番興味が向かない人物。特にこういう人物が主人公だと見る気がなくなってしまう。言わば、現実でもよくある「昔は悪さをしていたけれど、今は真っ当に生きています。」という元不良とかチンピラの恥ずかしげも無い話が全く響かないのと同じで、それをドラマで延々と見せられても本当に興味が無い。

しかも、このオリバー・クイーンが駄目なのが、全然「今は真っ当に生きています」ではなく、平気で人を殺してしまう事。
狙っている首謀者は脅しや暴行によって自白させたり、逮捕させたりして裁判を受けさせ、その罪を世間に公表しようとはするのだけれど、その首謀者の周りにいるボディーガードなのか警備員なのかは一切躊躇せずに矢で撃ち殺してしまう。殺された彼らは、ただ仕事としてお金で雇われた人々ではないの?その悪いのかも分からない人達を殺してしまうの?と疑問。クエンティン・ランス刑事が言う「奴は人殺し」という言葉は物凄く真っ当な指摘。
それにオリバー・クイーンが殺人まで構わずやってしまう理由が延々「貴様は町を汚した」だから、ただの自分勝手なサイコパスの連続殺人鬼でヒーローとしての主人公の説得力が全然無い。
同じDCコミックスのバットマンもしている事は似ているけれど、彼がヒーロー足るのは「両親が目の前で強盗に殺されたから犯罪を憎み、ただ決して犯罪者は殺さず捕まえる」という事だからあって、このオリバー・クイーンの様によく分からない自分の信念の為にバンバン人殺していたらヒーローでも何でもないじゃん。まだ、パニッシャーの様に「目の前で妻子が殺されたので、その復讐の為に敵を殺す」なら分かるけれど、オリバー・クイーンの父親は「町を汚した」とは言っているけれど父親は自殺だったし、父親の手帳に書かれた名前が父親が何の為に書いていたのかは描かれないまま進んで行くので、オリバー・クイーンが「こいつ等が悪い奴!」と勝手に判断しているだけしか思えず、結局何の為に関係無い人々まで殺し回っているのかが曖昧で全然ヒーローになっていない。

それにオリバー・クイーンは家の事業に関わる事を嫌がっている一方で実家を出て完全に一人で戦って行く事もせず、かと言って尊敬している父親の事業を引き継ぎ、会社の資金力や技術力を使って戦う事も出来るし、巨大な企業の力を使って悪事を働く他の企業を潰して行く事も、会社の事業として慈善事業や町の為に多く使う事も幾らでも可能なのにそれは一切しないという、訳の分からない行動ばかり。単に島で戦闘技術を習得したのでそれが使いたい、人を殺したり、傷付けたくて仕方ないというヤバいアホの若者にしか見えて来ない。

わたしの勝手な偏見では、マーベル・コミックスの世界では普通の犯罪者よりもスーパーヴィランの犯罪が多く、それを何とか解決しているのにヒーロー達は市民から嫌われており、一方のDCコミックスの世界では大きな都市は大抵犯罪都市で普通の人間の犯罪者が裏社会を仕切っており、ヒーローは結構市民から支持されているというモノなんだけれど、この「ARROW/アロー」でも大きな都市ではやたらと犯罪者が権力を持っていたり高い地位にいたりしていて、それをオリバー・クイーンが正そうとはしているけれど、その周りの人々を殺しまくっていて、それも報道しているはずだから市民からの支持なんてあるのだろうか?そもそも登場する町の人々って、金持ちか犯罪者ばかりなので市民の反応すら登場せず、この町でのグリーン・フードの評価すら出て来ない。
これだけ犯罪都市なのに、グリーン・フードが現れただけで一気に犯罪率が低下したなんて都合良過ぎじゃない?
それに、これだけ町中に悪人が蔓延り、しかも金持ちや結構大きな企業の様な会社とかが犯罪に関わっているらしいのに警察や政府関係者に圧力がかかっている様子も無いのが不思議。クエンティン・ランス刑事に上司から圧力がかかるのは警察の体面とかだからだし。この町は悪人が蔓延るけれど政府機関は正直者ばかりで動かされていて、清廉潔白って事?設定が緩過ぎ。

序盤でオリバー・クイーンのボディーガードとなり、そのままオリバー・クイーンの仲間となるジョン・ディグルの方が主人公のヒーロー向きというのもオリバー・クイーンがヒーローとして駄目な所。
オリバー・クイーンは手帳に載った人物を排除出来れば良くて、町で起こっている他の犯罪に関しては興味が無いと言ってしまい、ジョン・ディグルにヒーローとは何たるかを説教されてしまう。その後もオリバー・クイーンがヒーロー面しての行動が引っ掛かる部分が多いけれど、その間違っている部分を的確にジョン・ディグルが指摘し説教しまくる場面が何度も出て来る。
この構図って、ジョン・ディグルは経験も積んでヒーローとして何が正しい行動なのかを知っているバットマンで、オリバー・クイーンが若いので周りを考えずに自分勝手に行動してしまうロビンみたいな感じ。本来ジョン・ディグルがサイドキックの役なのに、主人公であるオリバー・クイーンがサイドキックっぽいって駄目じゃん。ジョン・ディグルが主人公然としていて、オリバー・クイーンに主人公としての魅力が無くなってしまっている。このジョン・ディグルの説教場面が出て来る度にジョン・ディグルを主人公にして描いた方がおもしろいじゃん…と思ってしまった。
それでもジョン・ディグルも、「巻き添えがあっても、自分が殺している訳じゃない。」「戦いに犠牲はしょうがない。」という酷い言い訳をしてしまう。ここら辺も脚本家のヒーロー感のヘンテコな方向性が問題に思えて来た。
オリバー・クイーンもジョン・ディグルも、スーパーマンやバットマンにボコボコにされたらいいのに…。

中盤でヘレナ・バーティネリハントレス)が登場し、彼女がオリバー・クイーンと似た境遇で父親に復讐しようと犯罪者を殺して周るけれど、それをオリバー・クイーンが「復讐は駄目だ!」「殺人は良くない!」と説教するのだから最早コメディ。オリバー・クイーンは復讐の為に人を殺しまくっているのに、それを一切無視してヘレナ・バーティネリに説教してしまうオリバー・クイーンの頭の構造が意味不明。
それに「島に行く前は自分勝手で分別の無い、どうしようもない人間だった。」と言うけれど、いやいや、島から返って来た後もそうじゃん!と突っ込みを入れたくなる台詞まで言わせるし、ローレル・ランスに思わせ振りな態度を取っておきながらヘレナ・バーティネリと速攻で寝てしまう下半身の緩さは島以降でも変わっていないしで、最早主人公自体がコメディ。
ここら辺って、台詞からだと本気でオリバー・クイーンをヒーローと扱っている様に思えるけれど、だとしたらオリバー・クイーンの描き方が余りに下手な脚本で相当駄目だし、寧ろこれって視聴者に突っ込みを入れさせる為の冗談のつもりなんだろうか?
 
 
展開や構成もいまいちで、オリバー・クイーンの突然の帰還と人変わりによって生じる人間関係の摩擦や、オリバー・クイーンの裏の顔、犯罪者の企み、母親も関係している陰謀等を毎回一話にまとめるので、どの部分も話が薄く、急展開が多くて、一話一話の展開が微妙な出来になってしまっている。
死んだと思われていたオリバー・クイーンが帰って来たのに家族は結構あっさり受け入れていれて、ここでのオリバー・クイーンや登場人物達の戸惑いや葛藤が薄いし、妹と浮気され、しかも妹が死んでしまったローレル・ランスはさっきまで怒っていたと思ったら急に優しい態度を見せたりと感情の起伏が激しくて付いて行けなかったり、オリバー・クイーンの妹テア・クイーンも前回は非常に良い子だったのに、次には不良娘みたいな感じになっていたりと一話毎の情緒が不安定過ぎ。テアの不安定さはてっきり思春期のロウティーン位だからかと思ったら18歳で、「ああ、金持ちで我がまま放題に育てられたアホの子なんだ…」と彼女への興味も失くした。
このテアが麻薬に手を出して、ラリッたまま自動車を運転し事故を起こしてもオリバー・クイーンは全然叱る事も無いし、裁判になり、金持ちだからと言って容赦をする訳にはいかないと言う裁判長のもっともな判断に対し、とにかく麻薬の売人を捕まえる事でテアを刑務所に入れさせないといういまいち訳の分からない理由で行動するオリバー・クイーンの身内贔屓の酷さに辟易。まず自分の妹叱って反省を促せよ。街の犯罪者かどうかも分からない人間は殺しまくるくせに、身内には甘々。で、これがヒーローだって言われてもなぁ…。
母親も何かしらの陰謀に加わっている様だったり、もうそれも嫌になったから首謀者を暗殺しちゃいましょ!…って、だからオリバー・クイーンの様なヒーローの顔した我慢の効かない殺人者に育ったんじゃないの?

毎回犯罪者を倒して行くだけじゃあ引っ張れないので、シーズンを通して引っ張る謎「母親が関係している謎の組織」と「オリバー・クイーンの島での五年間」もあるけれど、これがあんまりおもしろくなく、引っ張りがしつこく感じてしまう。
母親が関係している謎の組織は初めはオリバー・クイーンは絡んで来ず、母親と再婚したウォルター・スティールが怪しみ始めて調べ始めるという展開だったのに、突如誘拐されて全く出て来なくなり、組織の調査はオリバー・クイーン達がし始めてしまう。こういう展開にしたらウォルター・スティールはそもそもいらんと思ってしまうじゃん。

それに島で何が起こったかを毎回小出しにして行くのも好きじゃない。すでに、船の沈没に母親や謎の組織が関わっているらしいというシーズンを引っ張る謎があるにも関わらず、更に島での謎も出していて、やたらと謎で引っ張られるのが面倒臭くなって来る。
まだオリバー・クイーンの高い運動能力は島生活から分かるけれど島での過去は小出しにして曖昧で、手帳の名前の人々を標的とした理由も「父親が持っていた手帳にある名前の人物が、テレビとかで悪い事していると報道されているから」という強引な理由付けで確固たる父親の懺悔の対象としての理由が全然無く、はっきりした理由が分からないままなので人殺しの正当性が見出せないまま進んでしまうし、これまで大学を中退している様なアホなボンボンが何で武器を自分一人で作り出したり、大金持ちがお金を預ける様な大手銀行の口座から自分のノートパソコンでハッキングしてお金の移動まで出来る知識をどうやって身に着けたのかとかが分からないので、オリバー・クイーンの急激なスーパーヒーロー振りに全く付いて行けないし、非常に都合の良いだけの嘘っぽさしかない。
この島での過去の話は毎回小出しに見せていたのに、急に島の話が無い回が出て来たり、その回のほぼ半分以上を島での回想にしたりと、この引っ張りの外し方も全然はまらなかった。

一話一話の展開自体も、オリバー・クイーンが行く先々にローレル・ランスが偶然いたり、二人が偶々一緒にいた時に限って敵が襲って来たり、家族が集まっている時に限って犯罪者が何かをしてオリバー・クイーンが家族に詫びて怪し過ぎる途中退場をする毎度の展開とか、ローレル・ランスや母親の直ぐ1m程側にグリーン・フードのオリバー・クイーンがいるにも関わらず、声を変えているとは言え全くオリバー・クイーンと気付かなかったり、ただの人でグリーン・フードを被って目立つ格好しているのに人に気付かれずどうやって町中を移動しているのか?とか、どうやって警備の厳重な建物に侵入しているのか?とか、時間の都合上端折ってしまう脚本の不味さに加え、そもそものその展開や演出安っぽくない?という部分がやたらと多い。

若者向け番組中心のThe CWだからか、ちゃんと恋愛話もあるのだけれど、これも時間の都合上で回している感じ。
オリバー・クイーンはローレル・ランスと付き合っていたけれど彼女の妹とも浮気していて、ローレル・ランスはオリバー・クイーンの親友であるトミー・マーリンと寝ているし、オリバー・クイーンの妹テア・クイーンはトミー・マーリンに気があったりと皆近場で話を回している安っぽさ。
まだこれが行動範囲の狭い高校生、大学生なら分かるけれど、見た目や役者陣の実年齢からして30歳前後の人物達なのに、この身内だけで回している人間関係の奥行きの無さで、これ以降ダイジョブなの?と思ってしまう。
結局中盤ではオリバー・クイーンはローレル・ランスに気は無いけれど、ローレル・ランスにとってはある風に思える行動で、ローレル・ランスはトミー・マーリンと当てつけの様に付き合うけれど、この関係がどうにもならないままヒーローの方の話ばかりが進み、その後もオリバー・クイーンとローレル・ランスとの関係は全然進展も関係すら見せないまま、オリバー・クイーンは他の女性をガンガン攻めるし、恋愛劇のヒロインとしてのローレル・ランスの必要も無い子の空気感は否めず。

で、オリバー・クイーンも脚本や設定のせいで魅力的ではないけれど、もう一人の魅力的でないといけないこのヒロインのローレル・ランスも魅力的ではないのも痛い所。
オリバー・クイーンに対する憎しみとまだある愛の葛藤の描きが微妙で、台詞でなぞる感情以上のモノが見えて来ず、敵対するヒロインとしても微妙な感じ。制作陣はこのローレル・ランスをどうしたいのかが見えて来ない。
そもそも演じているケイティ・キャシディは綺麗にも、可愛くも思えないのがどうにも…。アメリカの弁護士がどんな感じなのか知らないけれど、ローレル・ランスがバリバリにまつ毛を上げてメイクし、髪も巻々でお洒落していて、「えっ、これがアメリカの弁護士なの?」と違和感。
弁護士事務所も人が大勢いて別に個人事務所ではないはずなのに上司が一切出て来ず、ずっとローレル・ランスが勝手に弁護の仕事している感じばかりなのも時間の都合上、本来描かないと説得力が出て来ない所を省いている感じばかり。

オリバー・クイーンを演じているスティーヴン・アメルも何かいまいち良くない。アホなボンボンの顔の時は似合っているけれど、裏の顔になると急に表情が乏しくなり、殺人等の自分の行動に関して一切後悔や迷いが無い表情を見せているので、正直確信犯的狂信者にしか思えず、見ていて怖くなって来るので、やっぱりヒーローとしての頑張れ感が出て来ない。
そもそも演じているスティーヴン・アメルがグリーン・アローっぽく感じない。一番初めに登場した時の長髪に髭を生やしていた時は「お、グリーン・アローだ。」と思ったけれど、町に返って来てからは短髪無精髭になり、グリーン・アローっぽさが無くなった。何だかザ・フラッシュのバリー・アレンとか、グリーン・ランタンのハル・ジョーダンの方が似合う様な感じがした。
わたしが思う長髪にお髭のおっさんのグリーン・アローってNew Earthの以前のグリーン・アローで、このオリバー・クイーンって2011年の「The New 52」以降のPrime Earthの方のグリーン・アローが基になっているのか。まあ、若者向け番組が多いThe CWでお髭のおっさんが主人公だと見る人増えなさそうだしなぁ。

それに、島で一人で五年を過ごして帰って来た時の肉体が、如何にもジムで鍛えましたな筋肉の付き方なのも笑ってしまった。あの島で食べ物も満足でない環境の中で重そうな筋肉が付く事って有り得るの?もっと細マッチョにするべきだろ。筋肉ムキムキなのに下腹が結構ボテンと出てしまっていたのにも笑ってしまった。

あと、気になるのはトミー・マーリン役のコリン・ドネルはこの時30歳。トミー・マーリンの父親のマルコム・マーリン役のジョン・バロウマンは45歳で歳の差15歳しか違わない。見た目からして全然親子には見えないのがどうしても気になる。

このドラマで意外、こちらの予想を裏切られて驚いたのは、中盤辺りで出て来たオレンジと黒のマスクのデスストロークがスレイド・ウィルソンじゃあなかった事。スレイド・ウィルソンは別にいて、デスストロークだと思っていた人物はスレイド・ウィルソンの元相棒。これが一番のおもしろい展開だった。
 
 
この「ARROW/アロー」って、日本での紹介だと「大人気大ヒットドラマ」的な感じだと思うのだけれど、アメリカでの実際の視聴者数って、シーズン1はシーズンプレミアが414万人で、それ以降は300万人前後で、最終話は277万人。シーズン2も3も大体300万人を割り込む位。シーズン4ではシーズンプレミアから267万人と徐々に落ちて行っている。
あれだけつまらないと思っている「アンダー・ザ・ドーム」の半分以下の視聴者数。まあ、「アンダー・ザ・ドーム」はCBSで「ARROW/アロー」はThe CWだからそもそものテレビ局の視聴者数が違うというのはあるし、The CWだと他のドラマでも200万人前後や100万人台でもシーズンは継続しているから、視聴者数も内容も「The CWなら問題無し!」と言う事なのか。
 
 
このドラマ、グリーン・アローの実写ドラマと言う事で期待して見たけれど大外れ。1話目から大しておもしろくなく、3・4話から流し見状態。その後はゲームをしながらのながら見ているのか見ていないのか状態。
評判が良い事や、アメコミヒーローモノと言う事なので保存用に高画質で録画していたけれど、BD-Rに焼く事も無く削除してしまった。
こんな感じで以降のシーズンも続いて行くなら、もういいかなぁ…。

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