沈黙の報復

2013年12月06日 金曜日

スティーヴン・セガール主演作なら内容的に関係無くても邦題は毎度勝手に「沈黙シリーズ」になってしまうセガール映画。2007年の映画「沈黙の報復(Urban Justice)」。何故か「Renegade Justice」という題名も複数存在している様で訳が分からない。
すでに2007年の映画は「沈黙の奪還」「沈黙の激突」と続けて見る羽目に。この映画アメリカではビデオスルーなのに、日本では劇場公開されたという、それでも日本でのスティーヴン・セガールの強さが出た作品。

スティーヴン・セガールの刑事の息子が殺されたので勝手に調査を始め、とにかく出会ったギャングやチンピラを殴り、蹴り回し、意味も無く殺しまくる毎度のスティーヴン・セガール映画。

一番の驚きは、初めに出て来た人物がスティーヴン・セガールの息子役だった事。スティーヴン・セガールと全く似ていないので、彼の息子役という事が分かって驚いた。少しでもスティーヴン・セガールと似た役者とかは考えなかったのだろうか?
更に驚いたのは、ダニー・トレホが出ていた事。一場面だけれどスティーヴン・セガールと共演している。一場面だから「何で?」ではあるのだけれど。
スティーヴン・セガールは何時もの様に無敵。格闘も銃器の扱いも慣れていて、息子が警察官だからその親が元警察関係者で強いとか、そんな事が話の伏線となり結末で何かになるのかと思いきや、スティーヴン・セガールの過去も不明のまま、この強い理由も一切説明無し。もう脚本は「スティーヴン・セガールが暴れまくれば良いでしょ!」と、それこそが説明で、物語を見せるとか関係無く、ある意味きっぱり割り切っている。

スティーヴン・セガールはこの時期の、でっぷり太り、長いコートやダブッとした服で体型を隠し、アクションはスティーヴン・セガールが少し動き回り相手が吹っ飛ぶという、何時もの省エネスセガール・アクション。ただ、登場した途端スティーヴン・セガールに撃ち殺される為だけに出て来た事が分かる敵には笑ってしまった。階段での銃撃戦は最早自ら撃ちに行かれるコント。それでもこの時期のアクションにしては、基本的にカメラの切り替えと編集で見せてはいるけれど、まだ動いている方。そしてこの時期の映画にしては、他の映画で良く見られるスティーヴン・セガールの出演場面が少なく、脇役達の話が中心になる事も無く、主人公のスティーヴン・セガールが出ずっぱりで、出演自体の省エネはあんまりしていない。

息子の復讐を言い訳に町のチンピラを殺しまくる一般人スティーヴン・セガール。スティーヴン・セガールの映画だから見慣れた展開だけれど、スティーヴン・セガールじゃあなければ本当に人を殺しまくるだけなので、相当行ってしまったただの殺人鬼。危険な意味でヤバいおっさんが殺しまくるだけの話。

☆★★★★

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