クランクセットとチェーンとカセットスプロケットを交換
2013年07月20日 土曜日今年の三月にペダルが空回りして噛み合わないので、リアハブのフリーボディだけ交換したけれど、その後からは今度は歯飛びが激しくなり始めて気になっていた。ペダルに力を入れると「ガキガキッ!」と言って歯飛びを起こすけれど、ゆっくりと余り力を入れずに漕いでいるとそれなりに漕げるので騙し騙し、わたしを騙し騙ししながら漕いでいた。ただ、信号等で一時停止した後に漕ぎ出す時になるとどうしても力を入れる事になり、そうなるとバキバキ言って空回りして、力を込めて踏み出すので一気に空回りして危ないので、クランクセット、カセットスプロケット、チェーンを交換。2008年の7月に購入して以来交換していないので、2万km以上は走っていたと思う。まあ、摩耗するな。
で、各部品を探しに色んな自転車屋さんに行ってみたけれど、チェーンやカセットスプロケットは置いてあるけれど種類が多い所は少なく、クランクセットは一部の種類、特に上位機種が少しだけ置いてある所ばかりで安い下位機種はほぼ無い。なのでインターネットで検索してみたら種類はあるし、値段も安くはなっているけれど、1万円弱から1万円以上購入しないと送料が無料にはならず、安いパーツ一個だと幾ら数百円安く割引販売していても結局は送料込、振込手数料込になると定価よりも高くなってしまう。なので、近くの自転車屋さんに行って取り寄せてもらう事に。
やっと部品が揃ったので一覧。
今まではSCOTT SUB 30 CLASSICに初めから付いていたパーツそのまま。
クランクセット Shimano FC-M191 48-38-28 → FC-M311 48-38-28
チェーン Shimano CN-HG40 → CN-HG70
カセットスプロケット Shimano CS-HG30-8I 11-30T → CS-HG51-8I 11-30T
ちょっとのグレードアップにはなるのだろうけれど、そもそも元のパーツってもう廃版なんじゃなかろうか?
他に必要な工具はペダルレンチ、モンキーレンチ、六角レンチ、コッタレスクランク抜き、フリーホイールリムーバー、フリーホイール外し、チェーンカッター。
実際の作業。
まず、汚れたり、傷付いたりするのが嫌なのでチェーンを外す。
チェーンカッターを適当なコマのピン部分にセットし回して行くと、ピンが押し出され始め、最後まで押し出すとピンが完全に抜けてチェーンが外れる。
どうでも良い話だけれど、これを「自転車のチェーンを切る」という表現をするけれど、どうも違和感があり、「自転車のチェーンを外す」の方が正しい気がするけれど、それだと走行中のチェーン脱落と同じ表現になってしまうからか…。
次はレンチでペダルをクランクから外す。
これが一番の難作業だった。漕ぐ進行方向とは反対に回すのは分かっているけれど、なかなか回らない。ネジ部分にグリスを吹きかけて暫く置いてから再びレンチを押してもビクともせず。とにかく全体重をかけて押しまくって、やっと外れた。この作業だけで一時間位かかってしまったかもしれない。
六角レンチでクランク取り付けボルトを外す。
クランク取り付けボルトを抜いた部分にコッタレスクランク抜きを入れ、まずはクランクとの接地部分を手でねじ込んで行き、モンキーレンチでしっかり締める。次はコッタレスクランク抜きの土台部分をレンチで固定し、上部をレンチでねじ込んで行くとクランクが外れる。
クランクを本体から外した所。
同じく反対側もコッタレスクランク抜きで外す。
付ける時はコッタレスクランク抜きはいらず、BBにはめてクランク取り付けボルトをねじ込んで行けばちゃんと付く。
両方を付けた状態。
そしてクランクにペダルを付ける。外す時は大違いの楽な作業。
自分で外してみて分かったけれど、クランクを固定している構造って、BBの軸が奥になる程太くなって行くのでしっかり固定されるのか。
今度は後輪のカセットスプロケットを外す為、後輪を外し、フリーホイール外しでカセットスプロケットを固定し、フリーホイールリムーバーを入れて回す。そうするとカセットスプロケットのロックリングが外れ、ごっそりカセットスプロケットを抜き出せる。新しいカセットスプロケットをはめて、今度はフリーホイールリムーバーを入れて締める。
上が今までので、下が新品。
写真は分かり難いかもしれないけれど、旧品は良く使う真ん中辺りの歯が鋭利に尖って、丸鋸の歯状態。新品の歯は上部が平たくなっていて、台形。ここまで金属って摩耗するんだと関心。
カセットスプロケットを付け、後輪も元に戻したらチェーンを付ける。
長さは今までのチェーンと同じ長さにすれば問題無いらしいけれど、買って来たチェーンは長さが今までのチェーンよりも短かったので、丸ごとを装着。両端のコマの穴を合わせ、そこにチェーンカッターでピンを押し込んで行く。
以上で完成。
あとは、チェーンにオイルをかけたり、変速機の調節もしてメンテナンス。
普段は外さないクランクやチェーンを外したので、途中からは洗車大会になってしまい、やたらと時間がかかってしまった。ゴミカスをほじって取り除いたり、リアディレーラを掃除したり、相当汚れていたプーリーを外して拭いたりして、掃除の方が主になってしまう時間が長くて、結局三時間以上作業にかかってしまった。
全とっかえしてから自転車に乗ってみたら、非常に滑らかに進むようになった。歯飛びを恐れて恐る恐る漕いでいた事を思えば、「さっさと交換すべきだった!」と後悔を覚え、学んだ。