自転車のリアハブFH-RM30のフリーボディだけ交換

2013年03月02日 土曜日

わたしが何時も乗っているSCOTT Sub 30 Classicが、去年辺りからペダルを漕ぐと「ガッ」と噛み合わず抜ける感じで空回りする事が増え、そのまま乗っていたけれど冬になると漕いでもペダルが完全に空回りする事が多くなってしまった。ペダルを漕ぐのを止め、フリーで回っている状態になると次に漕ぎ出しても噛み合わず空回りになってしまう。空回りするけれど、ペダルをゆっくり漕いだりペダルを手で物凄くゆっくり回すと再び噛み合うので騙し騙しで乗っていた。一回空回りになると何時戻って来るのか分からないので、タイヤが回転している間はペダルを漕いでおくというピスト的な乗り方になってしまっていた。ただそれも、寒い日の夜の帰り道、それまで問題無く漕いでいたのに突如空回りしてしまい、しかもゆっくりとペダルを回しても全く引っ掛からなくなってしまった。何度やっても噛み合わないので、しょうが無く、キックボード、スケートボードの要領で地面を蹴りながら自転車を進ませて戻るという非常にしんどい上に面倒くさい事に陥ってしまった。普段なら20~30分位の道程が一時間以上かかってしまい、この状態がもう嫌になったので部品を調達。チェーンはそのままなので、リアハブの問題らしい。インターネットで調べてみると、どうやら中の噛み合う爪付近のオイルの固着で爪が上がらないらしい。

以前直そうと思ってリアハブを取り出してみたけれど、この自転車のリアハブShimano FH-RM30は、フリーボディの中に噛み合う爪があり、爪がある部分は覆われているので、そこを開けて爪を見るにはまた別の工具が必要になって来る。結局工具が無く、ペンチを使ってこじ開けようとしてもフリーボディが開かないので、元に戻してそのままで走っていた。
調べてみるとこのフリーボディを開ける為には「フリー抜き工具」が必要で、これが2000~3000円位する。で、このリアハブFH-RM30の値段を調べてみると2000円もしない。何だか勿体無くも馬鹿らしくもなり、フリーボディを開ける事は断念し、丸ごと交換しようと思い立つ。
近所の自転車屋へ行き、今と同じリアハブFH-RM30を注文しようと思ったら、今使っている8速の物は在庫が無いらしい。で、元々ハブ自体を変えるのはホイールの組み直しになるのでフリーボディだけを変えようと思っていたので、フリーボディだけを注文。しかし、このフリーボディだけの値段は、リアハブ丸ごとと大して値段が変わらないのはどういう事?
 
 
で、部品も揃ったので分解、交換。
まず後輪を外し、フリーホイール外しでカセットスプロケットを固定し、フリーホイールリムーバーを入れて回し、止めているロックリングを外す。

 
 
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外れたロックリング。

 
 
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ギアをガボッと取り、ハブ軸を抜くと現れたフリーボディ。

 
 
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中央に被さっている蓋を取り除き、ベアリング球を出して、中央の穴に10mmの六角レンチを入れて回すとフリーボディが外れる。

 
 
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このフリーボディの蓋を外した更に中にある蓋の端に切れ込みがあり、そこにフリー抜き工具をはめて回すと開くらしい。
外れたフリーボディ。

 
 
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同じ型番なのに、色が違うフリーボディ。

 
 
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そりゃそうなんだけれど、フリーボディのみで、カセットに取付ける為のボルトやベアリング球は入っていないので、今までのを使用。

 
 
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後は外した時と逆に、同じ様にフリーボディをはめてネジを締め、ベアリング球にグリス付けて入れ、ハブ軸差して、ギアはめて完成。

で、フリーボディを交換したら真面に乗れる様に。ああ、一安心。

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2 Responses to “自転車のリアハブFH-RM30のフリーボディだけ交換”

  1. うえうで、 Says:

    はじめまして。
    フリーボディを10速用から11用に交換する場合も、この手順でいけますか?

  2. アスワン Says:

    11速用に交換した事がないので分かりませんが、外すだけなら同じ手順だと思います。

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