R-1ぐらんぷり2018

2018年03月06日 火曜日

たぶん、「M-1グランプリ」「キングオブコント」に次ぐ三大お笑い大会であろう「R-1ぐらんぷり」なんだけれど、「R-1」ってこの三大会の中だとやたらとおもしろくなく、毎回満足度が異様に低い。
今年も司会や審査員がやたらと何度も「レベルが高い!」と言っていたけれど、見ていてもそれが全くピンと来ず、逆だから盛り上げる為にそう言わざるを得ないんじゃないの?と思ってしまった。

決勝も、はげを押し出したおぐと、デブだけれど踊れもするというゆりやんレトリィバァと、盲目漫談濱田祐太郎という皆自虐ネタばかりで、わたしはみんなが自虐ネタだからではなく、ネタとしてほとんど笑い無しだった。
おぐの二本目で話が繋がるネタは構成としてはおもしろかったけれど、男女で中身が入れ替わるとか今更過ぎだし、ゆりやんレトリィバァは何時ものふざけ続けているのが掴み所なくてそんなにだし、優勝した濱田祐太郎も盲目自虐ネタという目新しさだけで漫談としては頑張っている若手位で別に…だったし。
R-1ぐらんぷり2016」のザコシことハリウッドザコシショウ位の爆発的おもしろさがないと物足りなさ過ぎる。

たぶん、テレビ的には濱田祐太郎が優勝した事で、尖ったテレビマン達はもっと障害者のお笑いを普通に扱える様に出来るんじゃないか?と期待している様な気がする。
今の視聴者を向くテレビだとわざわざ批判や文句が出る様な企画はしなかった所に濱田祐太郎が出て来たら、二番煎じ、三番煎じ狙うのは普通だけれど、そこまで今のテレビに意気があるんだろうか?とも思ってしまう。
そもそも「R-1」で優勝したからといって売れる訳でもないというのが定説になってしまっている大会だしなぁ。

で、今回わたしが一番おもしろくて笑ったのが紺野ぶるま
あの、自分の位置を分かっていながらも少し上を望んでしまう人間というネタが皮肉的でもあって、物悲しくもあって、抜群におもしろかったなぁ。
わたしが好きなマツモトクラブは、舞台裏を走り続けているという部分のおもしろさもあったけれど、もっと爆発があったら良かったのにと思いはした。

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