第52回スーパーボウル

2018年02月07日 水曜日

毎年、楽しみにしているスポーツ大会はテニスの「ウィンブルドン」とNFLだけ。
「ウィンブルドン」は男子シングルスの準決勝位から真剣に見出し、決勝を録画してちゃんと見る位だけれど、NFLはここ10年近くは9月のシーズン開幕からBSで見れる週2~3試合は必ず見ていて、だからの「スーパーボウル」は毎年一番の楽しみのテレビ番組でもある。

特に今シーズンの第52回スーパーボウルは、昨シーズンの第51回スーパーボウルのあのトンデモない逆転劇や、第49回スーパーボウルの試合全体としても最後の結末のターンオーバーも凄過ぎた、ヘッドコーチのビル・ベリチックとクォーターバックのトム・ブレイディ率いるニューイングランド・ペイトリオッツが過去最多の六勝目をかけての連続出場となれば盛り上がってしまった。
ペイトリオッツは強過ぎる、勝ち過ぎるのでアンチも多いみたいだけれど、わたしが知っている限りはペイトリオッツが出場したスーパーボウルはペイトリオッツが勝っても負けても凄い試合、おもしろい試合になるので、わたしは「ペイトリオッツがスーパーボウルに出場しろ!!」になってしまっている。

その第52回スーパーボウルは、まあまあのおもしろさだった。
フィラデルフィア・イーグルスがリードしてはペイトリオッツが離されないという点の取り合いになり、最後の最後で何とかイーグルスが逃げ切った展開で白熱したけれど、これまでのペイトリオッツのスーパーボウルを見てしまっていると、最後にタッチダウンを決めて、2ポイントコンバージョンも決めて、それでオーバータイムに行くのを期待してしまうじゃない。それでペイトリオッツが勝とうが負けようがはどうでもいいし。
そこの部分でこれまでのスーパーボウルと比べるともう一つなんだけれど、更にわたしがもう一つどころか、いまいちだったのがイーグルスのクォーターバックのニック・フォールズ
ニック・フォールズ自体の能力はこれまで凄かったし、このスーパーボウルでも地味ではあるものの凄い活躍ではあり、その能力やパフォーマンスの部分じゃなくて、ニック・フォールズの今回の立場とこれからの立場。

イーグルスは2015・2016年シーズンは勝ち越せなかった弱いチームだったのが、クォーターバックのカーソン・ウェンツの成長で一気に強くなり、カーソン・ウェンツがチームをずっと勝たせて来たのに、第14週で春日の呪いなのか怪我でシーズン内の復帰は絶望。
その代わりにニック・フォールズがクォーターバックになって、色々不安視されながらも勝って来てのスーパーボウルなんだけれど、当然カーソン・ウェンツがクォーターバックで出場すれば素直にどちら側から見ても楽しめたけれど、ニック・フォールズだとイーグルスがニック・フォールズでスーパーボウルに勝っても負けても来シーズンは正クォーターバックはカーソン・ウェンツだろうし、そうなるとニック・フォールズは活躍の無い控えクォーターバックに甘んじる訳もないだろうし、他のチームが正クォーターバックに欲しがって結局は移籍だろうしと思うと、素直に「イーグルス頑張れ!」にはならなかったんだよなぁ。
で、結局イーグルスが勝ち、直ぐにイーグルスのヘッドコーチのダグ・ペダーソンが「カーソン・ウェンツでスーパーボウルに戻って来たい」と言っているようだし、やっぱりニック・フォールズは微妙。
これでニック・フォールズが別のチームに移籍して、その移籍先でも活躍して地区優勝やスーパーボウルに出場すれば、このスーパーボウルの見方も変わるのだろうけれど。

まあ、もしペイトリオッツが勝っていたら、トム・ブレイディはレギュラーシーズンのMVPも取って、二度目のスーパーボウル二連覇になり、オフェンシブ・コーディネーターのジョシュ・マクダニエルやディフェンシブコーディネーターのマット・パトリシアがチームを去って別のチームのヘッドコートをするのでは?と言う噂もあって、トム・ブレイディも年齢的にも辞めちゃうんじゃないかしらん?だったので、まだトム・ブレイディが見れるなら良かったのかも?と思う様にしてはいた。
わたしは、ベテランクォーターバックの対決が見たくて、チャンピオンシップでトム・ブレイディ対ベン・ロスリスバーガーとか、スーパーボウルでトム・ブレイディ対ドリュー・ブリーズとかの試合が見たいので、それが見られるかもしれない楽しみで今後も楽しみではある。

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