ダンジョンシージ3

2017年06月27日 火曜日

2015年11月後半のGames with Goldで無料だった「ダンジョンシージ3」。
ずっとダウンロードしたままでやっていなかったのでやってみた。

わたしはそれまでのシリーズをした事はなく、それまではおもしろかったからの三作目なんだろうけれど、このゲーム、非常に微妙。
微妙な理由は、「一本道」と「短さ」。

ほぼ一本道の森や山道を抜け、町や重要人物が居座る場所に着き、そこでクエストを受けて攻略し、また移動する…の繰り返しでいまいち面白味が分からず。
実績を取る為に、始めは王道のRPGという事で主人公をルーカスでプレイ。二回目は遠距離攻撃の出来るカタリーナでハードコアでやったけれど、全部のクエスト攻略しても11時間程度で終わってしまった短さ。
正直、物足りなさ過ぎる。

敵を倒すと武器や防具を落とし、その武器や防具はランダムな接頭詞が付いた物でハック・アンド・スラッシュの要素もあるのだけれど、始めの内はこの落とした武器や防具を装備して強くして行く楽しさがあったのに、武器や防具を販売する人が出て来ると落とす武器や防具よりも売っている方が断然強く、拾った武器や防具を装備する事も少なくなり、武器や防具を購入する為の資金の為の売るだけの存在になってしまし、装備を探す楽しみは無かった。
それに、武器や防具が強くなっても敵も強くなり、結局何時までも同じ回数攻撃当てないと敵を倒せないのでどれだけ攻撃力が増したのかいまいち分からないし、終盤になると敵が強くなるので攻撃の回数も増え、受けるダメージも増えるので装備が強くなったという実感が湧いて来ず。
一本道で進むだけなので初期の敵と戦う事もないのでどれだけ強くなったのか感じないまま。

攻撃は片手持ち武器や近距離攻撃武器による弱攻撃と、両手持ち武器や遠距離攻撃武器による強攻撃があるんだけれど、弱攻撃は強攻撃よりもボタンを押す回数が増えるので結局強攻撃ばかりになり、弱攻撃用の武器は使わなくなり、それに合わせて弱攻撃のアビリティも使わなくなり、強攻撃のアビリティと回復用のアビリティしか使わなくなり、ほぼ「攻撃 → 回避 → 攻撃受けたら回復」の繰り返しの作業化して、戦闘も面倒臭くなってしまった。

仲間を集めて行く展開で、仲間が増えるとその仲間が自動的に行動する相棒となるのだけれど、自分が操る人物以外三人だけで、これも一回目やった時は時々仲間を交代させて使ってはいたけれど、別に使ったから、使わなかったから経験値が変わる訳ではなく、全員に万遍無く経験値が入るし、時々仲間を交代させるとその時には装備が弱くなってしまっているので仲間全員の装備も買っていたらお金が直ぐ無くなるので、何時の間にか一人だけしか使わなくなった。
二回目は銃で遠距離攻撃のカタリーナを主人公にやったので、仲間は剣での近距離攻撃のルーカスと決め、他の仲間は最後まで使わなかったし。

話的には、悪い支配者によってかつて栄華を誇った騎士団が崩壊し、騎士団の僅かな生き残りを集めて支配者を倒すという、良く言えば王道。悪く言えば使い古された在り来たりな話で、おもしろくはなかった。
特別な存在数人でほとんどの話を回し、特別な主人公が悪を打ち倒すってつまんない。
登場人物の少なさも奥行きの無さを感じてしまう。

展開は二回やって気付いたけれど、途中途中の会話の中のどうするかの選択肢で敵の扱いや騎士団のその後が変わったりするのだけれど、騎士団見捨てて自分が王になるとかの大きな変更にはならず、基本的には同じ結末で、重要な要素でもなかった。

おもしろかったのはこの会話の選択肢で仲間の信頼度が上がるのだけれど、二回目に仲間をルーカスでやった時は選択肢が出たら、人情の無い、決まりは決まりで結構非情な選択を選ぶとルーカスの信頼度が上がった事。
一番公平や正義を象徴しているっぽい騎士団のエースのルーカスが、こんな冷たい行動を取るのが共感を得て正解って…と笑ってしまった。

このゲーム、これだけの量の無さや装備集めの楽しくなさ。奥行きの見えない世界観等、物足りなさしかなかった。
一回目の途中からつまらなさを感じ、少しやっては数日後に少しやりで、「Comic Jumper」の次に始めたから、短いはずなのに終わるまで三ヶ月位かかってしまった。
残る二人を主人公にしてゲームをクリアしないといけない実績もあるけれど、流石にまだするのは嫌だ。

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