THE MANZAI 2013

2013年12月18日 水曜日

THE MANZAI」って、「M-1」の引き継ぎ大会の印象が強いので、放送するのって12月の最終週位の押し迫った頃だと思っていたらもう放送で、当日の一時間前位に「今日放送する!」と気付き、何とか録画出来るだけのハードディスクの空きを作る為に他の番組を書き出ししていた。

今回の「THE MANZAI 2013」見ていて思ったのは、「M-1」以上に勝ち方のある大会という事。如何に短い時間にボケを詰め込めるかを狙い、それだとどうしても早口で、早い調子で進んでしまい、手数の多い方が勝ちみたいな感じがどうにもしっくり来ない。それを象徴しているのが視聴者参加の一票「ワラテン」で、結局ボケの数の多い組が一票取って、東京ダイナマイトみたいなジワジワ攻めるネタは損でしかないという、非常に分かり易い判断基準。わたしは、早過ぎて間も無い漫才がどうにも苦手。わたしが一番笑ったのは、グループAは「チーモンチョーチュウ」。グループBは「学天即」。グループCは「東京ダイナマイト」だった。わたしは、変な間と突っ込みで笑わせる漫才が好きなのか。

優勝決定戦は千鳥が優勝する気で必殺の「くせが凄い。」出したのにウーマンラッシュアワーで、わたしはウーマンラッシュアワーは一回目はそんなにで、決勝の後半の悪口を言い合うのはおもしろかったけれど、「成程、優勝なんだなぁ」と思った次第。

この「THE MANZAI」で過去優勝した人を見ても、テレビに恒常的に出る様な売れる芸人になるとは限らないというのは、漫才大会の真剣勝負感が薄く、見ている方からしたらバラエティ番組の一番組位にしか思えないからかも。やっぱり、権威付けが足りない。ビートたけしが最高顧問だけれど、毎度の古臭いつまらない寸劇から始まれば番組だれまくりだし、その時間を出場者の紹介にもっと当てろよ…と思売ってしまうし。ビートたけし自身は審査もしないし、ビートたけしがボケる度に会場は「しーん…」とし、スタッフの高笑いがやけに響くというお寒い状況で、この大会にビートはいるのだろうか?
それに「M-1」は漫才師やコント師が審査員だったのに、審査員にやたらと構成作家が多いのも何か微妙。「視聴者になって見ていた。」とかどうでもよくて、ちゃんと漫才の評価を口にする審査員じゃないと見ている方の納得感って少ない。「秋元康に認められた漫才師」と言われても「う、うん…」だしなぁ。結局凄いと思ったのはオール巨人。漫才に熱いし、こういう人達で審査員固めてくれれば、もっと「THE MANZAI」の大会も盛り上がるのに。

そう言えば、アルコ&ピースはどうした。毎週「アルコ&ピースのオールナイトニッポン0」を聞いているけれど、昨年あれだけ跳ねて優勝決定戦まで行き「オールナイトニッポン0」も担当するようになったのに、今年の「キングオブコント」の決勝にも出たのにアレな感じで、今回の「THE MANZAI 2013」ではワイルドカードにも残ってないし。がんばれ、酒井ちゃん。

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