ファントム・ファイアー
2012年03月04日 日曜日Syfyチャンネルのテレビ映画「ファントム・ファイアー(Fire Serpent)」。
まあそれなりの安さで出来たTV映画。炎のエナジー生命体と政府の陰謀を混ぜた話だけれど、製作費は見るからに抑え気味で、撮影場所は田舎町、CGで炎を作っているけれど安いし、何より謎の生命体が子供向けのゲームやアニメ並みのしょっぱさ。登場人物も少な目で、思わせ振りな登場で何かあるのかと思ったら死亡であっさり退場とこじんまり。
まあつまらないのだけれど、目が行くのは政府の捜査官演じるロバート・ベルトラン(Robert Beltran)。そう「スタートレック:ヴォイジャー」のチャコティ副長でお馴染みのロバート・ベルトランが出ているのだけれど、結構ぶっくり太って顔が長く見える残念さ。ジェインウェイ艦長ことケイト・マルグルーも「NTSF:SD:SUV::」でぶっくり太っていたし、ケスことジェニファー・リーンなんかトンデモ無い事になっているし、歳を取ったと言うよりも、ヴォイジャー後症候群発生しまくり。
ロバート・ベルトランが「ヴォイジャー」後余り俳優業していないのにこういったのに出ているのを見ると「何だかなぁ…。」と思う所なのだけれど、この「何だかなぁ…。」と思う話の原作はウィリアム・シャトナー。初代の「スタートレック(宇宙大作戦)」のカーク船長でお馴染みのウィリアム・シャトナー。しかも彼は製作にまで入っている。確かにエナジー生命体って「スタートレック」っぽいけれど、何かそのままな感じが。
変にエナジー生命体と政府の陰謀を入れ込んで、逆に安さと有りがちさが出てしまって残念な事に。エナジー生命体と殴り合いの戦いでもすれば、飛んでいておもしろいのにと思う所。
☆★★★★