カサンドラ・クロス

2012年02月03日 金曜日

バイオハザードモノで、閉じた空間の列車内の群像劇という、これまでにも良くあり、今でもある題材を先取りしていた1976年の映画「カサンドラ・クロス(The Cassandra Crossing)」。

正直な所、前半の説明、人物紹介的な部分は長くそんなにおもしろくはないのだけれど、後半の列車内が慌ただしくなってからがこの映画の本番。急に映画的にも緊張感や、波乱が出てき、それまでは端役で顔出す位の複数の登場人物が立ち始め、見せ場が出てき、おもしろくなって行く。ここら辺は現代的なアクション、サスペンス映画的。画面の構図やカメラワークも、動いたり、間を取ったり、編集も早く繋ぎ、なかなか。中盤以降はじっと見守り、楽しくなるのだけれど、最後の方はいきなり陰惨になり、その急さと弾けっぷりに爆笑してしまった。前半じっくり、中盤サスペンスフル、最後は鬱々とし呆気に取られ、見て行く内に印象が変わって行く、変な感じの映画。

突然炎のごとく」に続いてソフィア・ローレンが出演している映画を見たけれど、やっぱり非常に魅力的で良い。そしてこういったアクションサスペンス映画にも出るんだと、ちょっと関心。
また、「ファイナル・カウントダウン」に続いてマーティン・シーンが出演していたけれど、この彼は何だか見た目が濃いい役。70年代っぽさ爆発なファッション。

最近の映画となると変に陰謀やらパンデミックで有り得なさが大きくなるけれど、後半はアクション映画過ぎる部分もあるのだけれど、変に爆発的にせず、しかしやっぱり軍人は頭が堅くて、馬鹿に表現されているけれど、そのありそうな現実感の、この位抑えたサスペンス感の映画で丁度良い感じ。

この映画邦題が「カサンドラ・クロス」だけれど、劇中では皆「Cassandra Crossing」って言ってるのだから、「カサンドラ・クロッシング」で構いやしないと思うのだけれど。

☆☆★★★

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