プレデターズ

2026年04月15日 水曜日

ニムロッド・アーントル監督、エイドリアン・ブロディ主演の2010年のアメリカ映画「プレデターズPredators)」
シリーズ三作目。

軍人や傭兵や犯罪者等の八人がパラシュートでジャングルへと降下して来た。
八人はどうしてここまで来たのかを憶えておらず、それぞれも全く知らない他人だった。
ジャングルを捜索していると空には巨大な星が見え、ここは地球ではない事が分かる。
彼らの周りに何かの生物がいる事が分かり、それが襲い掛かって来たので協力し合って逃げ出し、やがて反撃をし出す。

Amazon プライムビデオでプレデターシリーズの映画の配信が終わりそうなので一作目の「プレデター」から見始めての三作目。

二作目の「プレデター2」が都市でのプレデターとの対決だったのがいまいち評判が良くなかった事で、二作目の公開が1990年なので二十年も経ってからの続編。
やっぱり一作目が強烈な印象だっただけに一作目に立ち返ろうとする当然な内容で、一作目をより発展させた様な三作目。

これまでのシリーズと比べると二十一世紀の映画らしく展開は早く、初めからまどろっこしい前段階の説明場面も無く、何も訳の分からないまま登場人物達が次々と現れて軽い人物説明をして直ぐにプレデターが狙っている恐怖や緊張の方に持って行き、プレデターとの対決に全部を振って行くのは一作目の感じもあっておもしろく見れ、緊張感も高かったし、展開も次々と行くので最後まで飽きさせなかった。
ただ、きっちりとした構成で徐々に見せては行くのだけれど全体的に常に平均点的な所を行き来する見せ方や演出ではあり、一作目と同じ様な設定ではあるけれど一作目の登場人物達やプレデター程の強烈な印象は残らず、まあそれなりな感じではあった。

各人物はちゃんと立っていて、特に製作費が高くて全世界公開前提となっているので各国から兵士や傭兵が集められているので個性が分かり易く分けているので見易かったりもしている。
ちょっと関心したのは一作目でもジャングルでの主人公側の人物達は八人だったけれど今回も八人で、一人だけ女性というのも一緒で、そこでちゃんと一作目も踏襲していた。

途中で突然ローレンス・フィッシュバーンが出て来たのは何も知らなかったので意外だったし、笑ってしまった。
ローレンス・フィッシュバーンが他の映画でも話の途中で急にちょっとだけ出て来るこういう感じでの出演を結構見かけて、それが毎回おっ!とはならなずに何かしょっぱい感じがしてしまい、ローレンス・フィッシュバーンがこういう出方して来るとニヤついてしまう。
それが今回もで、結局このローレンス・フィッシュバーンってこのプレデター達の説明をする為だけの要員で、必要かと言えばそうでもなくて何でここの場面を作り、ローレンス・フィッシュバーンを出したのかは見ていてもよく分からなかった。

それと、戦闘員ばかりの中に一人だけ普通の医者がいるという謎のネタ明かしは無理矢理どんでん返しを入れ込んだ感じで急にしょっぱくなってしまって余計だった気がした。
この医者の設定だと、プレデター達は長期間地球人を観察し続け、捜査機関にも知られていなかった隠れた犯罪者を見つけ出したという事になるけれど、あのプレデター達がそこまでしていたの?と思うと尚更取って付けた感を感じてしまった。

今回のプレデターは今までと違う行動や設定を見せていて、三人一組で行動していたり、飛行偵察機を使ったり、猟犬の様な生物で追い立てたりと、より狩りを強調した様な行動を見せている。
まあこれは、今までと同じ一体のプレデターが襲って来るでは三作目の意味が無いし、より展開したプレデターを見せなくてはいけないというのがあるんだろうけれど。
今までで登場したプレデターと同種のプレデターを何らかの理由で捕獲拘束されていて、そのプレデターと新しい造形のプレデターが戦ったりと、こういう新たなプレデターの深堀はおもしろい。
単に旧型プレデターと新型プレデターが単に戦い合っているだけではどうぞ御勝手に…になってしまう所を、旧型プレデターは拘束された所を人間が助け、人間とも意思疎通が取れ、しかも今までの映画に登場したお馴染みのプレデターが弱い側となっている事で新型プレデターとの戦いでも旧型プレデターがんばれ!で見れる様に作ってあるのは上手かった。
ただ、新型プレデターの顔の造形が有り勝ちなクリーチャーで、これまでのプレデターよりも遥かに印象が弱いのが難点。

この映画、二十年振りの続編という事で一作目に立ち返ってジャングルでの知恵や技術を持った人間対プレデターの構図を更に色々と発展させた事でおもしろくはなっているけれど、演出や見応えでは一作目程の突き抜けが無く、見ている時は結構集中して見ていたのに見終わると結構普通に感じてしまった映画でした。

☆☆☆★★
 
 
関連:プレデター
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