イントゥ・ザ・ブルー

2012年01月16日 月曜日

海中お宝探しからの巻き込まれ映画「イントゥ・ザ・ブルーInto the Blue)」。

話は一捻りあるけれど、そんなに大した話ではないが、映像は綺麗。他の映画なら海中場面をセットのプールで撮る所を、実際の海中で撮り、しかも実際の海なのにセットのプール並みの透明度で綺麗。水色の水と白い海底、その中を色とりどりの魚群が泳ぎ回る。特に天地逆転させ水面を下に、まるで空を飛ぶ様に泳ぐ場面は幻想的。嵐で海底から現れた伝説の海賊のお宝を探す話も夢想的。しかし、その水中探索は実際に行われている探索作業なので、物凄い現実的で、関心しながら見る所。お宝探しの憧れと現実を見せる取り合わせはおもしろい。
ただ後半になると、まあ前半のネタ振りで分かるけれども、血生臭く、殺伐と、如何にもなアクション映画になってしまうのが惜しい所。それでも、海中での戦いは、息の続け方や、武器、相手の出し抜き等海中ならではで、他のアクション映画と一味違ってそれなりにおもしろいが。
登場人物達、特に主人公含めの周りがアホなので全体的におバカな感じはするのだけれど、それでも海の綺麗さと使い方、映像で見せる上手さで、結構おもしろい映画になっている。エンドクレジットのダイビングを見ていると、これまでのバンバン人が殺される話がどうでも良くなって、何だか心地良い感じで終わって行く…。何これ?

☆☆☆★★

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