ゾンビキング
2011年10月11日 火曜日久々にどうしようも無い、非常にしょうもない映画を見て、逆に何だか楽しくなってしまった。
制作者の「プロレスとゾンビが好きだからとにかく両方くっつけました!」というのが分かるだけの映画。ゾンビの生態とか、父親の復讐とか、世界征服とかそんなモノどうでもよくて、「ゾンビとプロレスしたらおもしろいはず!」というのをやってみた、ある意味とても良く言えば実験映画。見終わっても「だから何だ?」か「プロレスとゾンビが好きなんだねぇ。」の二択の感想。全体的にエログロにしたかった感じもあるけど低予算過ぎて、そこはグダグダ。何より全体がグダグダ。リングの上での戦いよりも屋外での格闘が多い…というより、リング無しの屋外乱闘プロレスばかりなのでグダッとしょっぱさ満開。初めのゾンビ対レスラーは結構ルチャリブレっぽくて期待したのに…。元WWEのレスラーが出演と謳っているけど、主演のジュールス・デロームって誰?!それ以外も誰?!ジム・ナイドハートが出てたけどプロレスしていないし、端役だし。
良い所と言えば、主要登場人物は皆覆面を被っているので判り易い。気温32度だけど雪が降ってて不思議な世界。最後は解放されたゾンビ達とマスクマンのパーティーでハッピーエンド。時間が77分と短い。やっぱり良い所じゃないか…。
この「ゾンビキング」は原題が「Zombie Beach Party」と「ZOMBIE KING AND THE LEGION OF DOOM」と二つあって、この時表示は「ZOMBIE KING AND THE LEGION OF DOOM」だったけど、何故二つあるのだろう。
初めに「George A Romero Presents」と出て期待するけど、どうやらゾンビキング役をジョージ・A・ロメロに頼んだらしいけど当然断られ(2003年製作だから63歳の御大がプロレスするのは見たいが)名前だけ貸してもらえたらしい。ジョージ・A・ロメロって良い人。
☆☆★★★