スーパーロボット大戦F 完結編
2010年06月12日 土曜日「スーパーロボット大戦F」から始めて「完結編」と続けて、ちょこちょことやってはいたが両方で結局一年位はかかって終わらせたんじゃあないのだろうか?
終えての感想は「ただ、面倒くさかった。」だ。
ただでさえ前後編にわかれ話の引き伸ばし感があるのに、完結編では50話程もあり話はダレまくり。中盤以降は、こちらの出撃数は20機弱、敵はその倍位は出き、さらに二回行動も可能なので一面に何時間もかかり、ゲームとしてもだれるし、やる気も削がれた。一面終わらせては、暫くやめて置いての繰り返しだった。
各機体に脱出装置付きなので、味方はそれで死亡も無く次回も出撃出来るが、敵も「倒した…。」と思ったら次の面で速攻出て来くるので、何だか同じ所をグルグル回っている様な感覚になる。敵が死んでしまったのか、そうでないのか良く注意していないと分からず、忘れた頃に出て来ては「このキャラクター何だったっけ…?」と言う事も。再び現れた人達と延々お互い死なない戦争ごっこを続けていたかと思うと、そのアニメーションの敵軍団との突如の最終決戦になり壊滅して二度と出てこないのだから、話の展開が極端。その各アニメーションのボス級の人達は大体権力欲だけでの行動で、しかもそんな人達わんさかで、しんど過ぎる…。そして生き残り、話の主軸になるけれども、何故このキャラクターが最終ボスなのか?という疑問も。
ここら辺は、前後編にしたのと、キャラクターが多過ぎたのが原因か?「F」の方では人も機体もアニメーションの種類も程々だったけれど、「完結編」になってからはそれぞれが多過ぎ、話やキャラクターの出番が飛び飛びで非常に散漫な感じ。それに、「F」の方では一軍だったキャラクターや機体は「完結編」になると様々なアニメーションの主人公級の人と機体がわんさか出て来て終盤では7・80人程の大所帯になり、結局は「使えるキャラだけレベル上げとけば良いや。」と、どんどん留守番に。
いろんなアニメーションの登場人物があれこれふざけたり、文句言いながら、学園モノの様なのりで会話していくのは楽しいのだけれどなぁ…。兜甲児とアスカが意外とオモシロコンビになっていたり、アムロと葛城ミサトが何かいい感じになってみたり、それぞれのアニメーションの登場人物同士でイチャイチャしてみたり。戦闘場面ではドロドロした人間関係なのに会話場面ではやたら恋愛話が多かったり。ドモンとレインの熱すぎる展開は爆笑。まあGガンダムの人々は、常に熱い、熱苦しく笑える展開だけか。マジンガーZ陣の人々は、ツッコミだけどボケとか、エヴァンゲリオンの女性陣は、常に何かやらかすのでここら辺りは楽しい所。
でも、終盤になると、やはり人が多過ぎるので、どんどん各人の絡みは無くなり、一部の人達しか出てこなくなる。しかも、本来なら一番前に出て来るべき主人公はいるのか、いないのか分からない程の酷い扱いに…。話の結末にすら関わって来ないのは…。
ゲームとしても、一面一面が長くなり過ぎて疲れるし、ゲームバランスも微妙。機体の改造は10段階までできるのだけれど、それは終盤になってから。それまでは敵は避けるし、当てるし、一方こちらは、特にスーパー系は当たらない、主人公級でも敵の攻撃は受けるし、当たったらダメージは大きいと、苦しすぎ。で、10段階改造出来てしまうと途端にこちらが強くなり過ぎて急に難易度下がるし。でも、改造にやたらと資金を消費するので全滅プレイを何度もする破目に。一番酷いのは、攻略本を購入するのが前提の仲間の入れ方や、機体の入手、話の展開。「とある面で誰々で誰を戦わずに説得して」というの何度もとか、「ある面であるマスに誰々で行く」とか、一切ヒントも無く普通にやっていても、まあ分からない事がわんさか。
やり終えて最後まで見ても、散漫過ぎて何が何だか良く分からないまま終わってしまった感が大きい。途切れ途切れの安いアニメーションを見せられた感じで、もっと色んな所絞れと。まんがまつりならぬ、ロボットアニメーション集合ゲームで、確かにおもしろいのだけれど、やっぱりめんどくさい。長くは楽しめるのだろうけど。