M-1グランプリ2017

2017年12月06日 水曜日

第一回目から見てはいるし、去年の「M-1グランプリ2016」の最終決戦は非常におもしろかったけれども、何でか段々と見る前のワクワク感が無くなって来た「M-1」。
今年は特に、録画した「M-1」を見る前にボッーとしていてインターネットのニュースを開いてしまい、優勝したのがとろサーモンだと知ってしまってから見たのでワクワク感は一切無しになってしまう失敗を犯してしまった。

それでも今年は微妙。
始まりから、煽りのビデオが煽り過ぎだし、長くて白けまくりで、その漫才にかける熱意で大会を盛り上げようとするのは分かるけれど、非常にうっとおしい。
ご飯を食べながら見ようと思ったら、その煽りが長くて一組目のゆにばーすの漫才が始まるまでに三十分位もかかり、一組目が始まる前にご飯を食べ終えてしまったし。

で、漫才はジャルジャル以外はどの組もおもしろかったけれど、わたしはとろサーモンは一本目も二本目もそんなに。
かまいたちスーパーマラドーナの方がおもしろかったし、かまいたちは「キングオブコント」でのコントよりも今回の漫才の方がおもしろかった。
最終決戦も、やっぱりとろサーモンはそんなにで、走り過ぎた感じはしたけれど、わたしはミキが一番おもしろかった。

2015年に五年振りに復活した「M-1」だけれど、やっぱり構成や審査員はいまいち…。
今回は出番順が一組ずつくじで直前に決まる方式に急に変更になっていたけれど、これはいらない。
見ている方にとって、「次ぎは誰かな?」でワクワクなんかしないし、むしろ出る漫才師にいらない緊張感を与えるだけじゃないの?
一回一回くじを引くのも時間を取るだけで間延びしてつまらないので早送ったし。

それに審査員も、復活した2015年の時は審査員全員が過去の「M-1」優勝者だったのが、2016年にはベテランの漫才師、元漫才師に変更し、その顔ぶれが5人だけで関西勢ばかりだった事に対する批判があったのか、今回はその5人に春風亭小朝と渡辺正行という関東勢も入れているんだけれど、何故落語家とコント師?
別に二人が駄目でもないし、立場的にも審査員でいいのかもしれないけれど、漫才の大会なんだから審査員も漫才師の方が説得力があると思うのに。
まあ、そもそも関東のベテラン漫才師って、あんまりテレビに出ていないので視聴者に対する知名度の問題もあるのだろうけれど、漫才協会の会長青空球児とか、多分受けないと思うけれど爆笑問題の太田光とか関東の漫才師がいたらと思うのに。
ダウンタウンと爆笑問題が審査員として共演しているだけでも見所なのに、二人の採点が組によって相当差が出たりしたらおもしろいんだけれどなぁ。
ウッチャンも良いじゃんと思うんだけれど、ウッチャンは「にちようチャップリン」でお笑い王決定戦してるから駄目か。
じゃあ、ブッチャーブラザーズのぶっちゃあさん。

以前の「M-1」で構成や審査方法も完成したはずなのに、復活後三回で構成や審査員も毎回変えてしまうって、作り手側が今の「M-1」に相当マンネリ感を感じてしまっているのだろうか?
単に去年の「M-1」の視聴率が13.5%でいまいちよくなかった事に対する対策なんだろうけれど、このグラグラした感じは本当に不必要。
ここまで大会が大きくなったから、あーだこうだ言われるし、見る方も構えてしまうので、それこそ漫才・コント・ピンネタを若手・ベテラン混じって争っている「にちようチャップリン」のお笑い王決定戦位の適当さの方が楽しく見れるのだけれどなぁ。

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