Borderlands

2016年07月06日 水曜日

2016年3月後半のGames with Goldで無料だったXbox360のゲーム「Borderlands」。

オンラインのマルチプレイは日本サーバーのみのマッチングだと知って、早めにマルチプレイの実績を取る為に始めた。

開拓されていた惑星パンドラには異星人の宝「Vault」が眠ると言われており、それを目指してトレジャーハンター達がやって来た。
バスに乗っているトレジャーハンターに謎の女性の声が聞こえ、彼女の声に導かれるままに敵と戦い、「Vault」を目指す事になる。

FPSではあるけれど、往年のRPG的作りのゲーム。
エリア制のマップを行き来し、メインクエストをクリアすると次のマップに行け、その間にサブクエストを受けて行くという、「ディアブロ」をFPSでやってみました!という感じ。敵が落とす武器はそれぞれが攻撃力や命中率の違うパーツが付いており、より強い、より良い武器を得る為に敵を倒して行くという部分でも似ているし。

その武器探しはハマる要素ではあるものの、RPGとしては結構微妙。
オープンワールドに近いけれどエリア制で、しかもほとんどのマップは荒野なので特に何がある訳でもなく、敵の出現地点も決まっているし、NPCはほぼ町以外にはおらず、決まった場所からも動かないので、エリアを彷徨う楽しさは無い。サブクエストで目的地が綺麗にエリアのあちらこちらにあり、彷徨うに様には出て来てるので、結局はほとんどの場所には行くのだけれど。

町も少なく、安全な町は2つだけだし、NPCの店はあるものの、その中で接触して売買出来るのは無く全部自動販売機だし、店を構えていても話すだけでサブクエストにさえ絡んで来ない人達ばかり。

ストーリーも「今、何しているんだっけ?」という事も多く、結局は「Vault」を目指して、「ああ、そうだよね」な結末に落ち着くし、終始盛り上がりに欠けた。

あと武器に関しても、始めは敵を倒して落とした武器を選ぶ楽しさはあったのものの、それも始めだけ。徐々に敵の落とす武器が今装備している武器よりも全然弱くなり始めるので装備する武器が固定し、後から思うと終盤では最後まで使う武器が結構早い段階で決まってしまい、強い武器探しの楽しみも無くなってしまったし。

レベルも上がり難くなるし、実績もあるので、クリアして2週目に行くと、敵は強くなって経験値も入るし、武器も1週目の終盤と比べると遥かに良い武器が出ては来るものの、1週目と全く変わらない同じ展開をもう一回しなくてはならない事や、今まで雑魚だった敵が強くなり、やたらと多く出て来るので、一々相手する時間が増え、しかも結構簡単に敵にやられて死んでしまうので面倒臭いなり、DLC無しでのレベルの上限であるレベル50になってDLC無しの実績を全部取ってしまったら、まだ途中でクエストも残っているけど、止めちゃった。

ハック・アンド・スラッシュRPGを取り入れたFPSとしてはおもしろいFPSではあるけれど、RPGとすると結構散漫で盛り上がりに欠ける作り。
もっとマップ探索中に何かが起こったり、人と出会ってクエストが始まる様な展開があってもいいかと思ったのだけれど。

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