M-1グランプリ2015

2015年12月08日 火曜日

十回大会で終了したはずだったのに、何故か2014年になって復活する話が出て来て、五年振りの2015年に復活した「M-1グランプリ」。
全然追い駆けていなかったので、何時放送するのか?誰が審査員をするのか?とかを知らないままで見た「M-1グランプリ2015」。
ただ、事前番組の「M-1グランプリ 復活記念SP「王者達の緊急サミット!」」を見たし、当日は敗者復活戦を見て、「ニューイングランド・ペイトリオッツデンバー・ブロンコス」戦を見てからの「M-1グランプリ2015」と、面白の連続で構成して挑んだ。

だがしかし、トム・ブレイディペイトン・マニングと言う現役レジェンド対決が見たかったのに、ペイトン・マニング休場かよ…。まあ、オーバータイムまでの流れは非常におもしろかったから良いけれど。

で、「M-1グランプリ2015」。
「M-1グランプリ」が終わってしまったから替わりの様に始まった「THE MANZAI」があり、数回続いていたのに、今更急に「M-1グランプリ」が始まってもなぁ…とは思っていたけれど、やっぱり若手の競技漫才大会として「M-1グランプリ」はおもしろかった。
「THE MANZAI」は元々バラエティ番組感が強く、特に去年辺りで演芸大会の感じが強くなっていた分、「M-1グランプリ」の上を目指す若手の鎬の削り合いの緊張感やワクワク感はやっぱり良い。

今回の大会はメイプル超合金以外は漫才見た事あったけれど、仕上げて来た感がバリバリしていておもしろかった。
(今回の中では、メイプル超合金と言うか安藤なつちゃんの名前を一番聞いたはず)

でも、ジャルジャルが飛び抜けて高得点だったけれど、コント師が一生懸命にする漫才コント感ばかりを感じてしまい全くの全くのままだったし、タイムマシーン3号は今回の中では一番面白く、会場の受けも良かった様に思え、このまま決勝行って飛び抜けて優勝するんじゃ…?と思っていたのに点数はそれ程伸びなかったしで、そんな感じなのか…と思ってしまった。

始めに、審査員は過去の「M-1グランプリ」優勝者と聞いて凄く納得感があったけれど、出場者と芸歴や年齢が近かったり、同期で審査員と審査される方という事があって、何だか違和感を感じた。
今回の得点付けを見ていたら結構審査員によってバラバラで、おもしろかったと思った組が低かったり、逆だったりで、審査員の最高得点を付けた人と最低得点を付けた人に話を聞けば納得出来るんだろうけれど、万遍無く振って行く感じだったのでモヤモヤしたまま次に行ってしまった。
審査員の中では中川家の礼二や、ますだおかだの増田英彦や、パンクブーブーの佐藤哲夫がしっかり審査員として論評しようとしていたけれど、皆芸歴や年齢が近い事もあってか、ズバッと差し込む様な評価や熱い漫才論が出て来なかったよな。
やっぱり、値打ちをこく様な大会って、大御所やベテランの審査の方が気を使いながらもバッサリ評価はするし、今回の優勝者も数年前に評価された人達がいる訳で、だったらその人達の審査員の方が納得出来るし。別に中田カウスオール巨人は引退した訳でもないのに。

何より、この審査員の中にアンタッチャブルがいないと言うのが違和感を物凄く感じてしまう。
ザキヤマこと山崎弘也は引き受けなさそうな感じはするけれど、しばっちょこと柴田英嗣は別にテレビに出たら駄目な人ではないだろ。
過去十大会あり、十組の優勝者がいるのに、審査員が九人で、満点で900点ってヘンテコ過ぎるだろ。この違和感を全く触れないままで済ましてしまう製作側はどういうつもりだったんだろう?

ただまあ、「THE MANZAI」の様に微妙過ぎる視聴者参加得点や、別に審査もせず、審査は他人に押し付けといて自分はちゃちゃ入れるだけでいる必要も無いビートたけしの大会最高顧問とか、何かいまいち納得出来る様な出来ない様なな審査員とかに比べると、まだ今回の「M-1グランプリ」の方が良いように思うけれど、やっぱりベテランに任せた方が良いと思う。

わたしの中では絶対的にタイムマシーン3号が優勝だったけれど、決勝での票の入り方は非常に妥当な感じだった。
これだったら、出場者の側の若手の漫才の競い合いでの来年の「M-1グランプリ」はまた楽しみ。
ただ、「THE MANZAI」は今年は競技大会にはならない様だし、このグダッとしてしまった「THE MANZAI」って、何なの?そもそも「THE MANZAI」って必要だったの?という疑問すら湧いて来る中途半端さ。

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