前期のドラマは「NIKITA 3」

2015年04月08日 水曜日

2015年の第一期に見た、これまでも見ていたドラマは、

CSI:科学捜査班 4
CSI:マイアミ 2・8
ホワイトカラー 4
バーン・ノーティス 5
NIKITA / ニキータ 3

で、新しく見始めたのが、「マッドメン」と「HELIX -黒い遺伝子-」。
新規に見始めたドラマはそれぞれ「マッドメン」「HELIX -黒い遺伝子-」で詳しく記すけれど、どちらも初めはおもしろく見れたのに、中盤から後半にかけて微妙になってしまった。

この中では「ニキータ シーズン3」のレギュラー陣が増えて行っての人間模様が一番おもしろかった。
 
 
CSI 4

シーズン4は1月で終わり、それ程話数は見ていないので前期での印象が全然無い。

最終話の23話が何時もと変わらない展開だったので、次の週になって「今週はどんな話かな?」と楽しみにしていたら、その回が録画がされていなかったので「あれ?撮り忘れた!」と慌てたんだけれど、調べてみたら特に劇的だったりクリフハンガーしない通常回がシーズン最終話だったので拍子抜け。

Dlifeで放送している他のドラマのシーズン最終話もそうなんだけれど、何故か最終話なのに【終】の印が無いのでどれが最終話か分からない。なので、次週の放送が無くて休止なのかと思って調べてみると前週が最終話と分かる仕様で、やっぱり視聴者に向いていないDlifeの姿勢にがっかり。
しかも、Dlifeではシーズン5は続けての放送はないまま。「X-ファイル」も平日五話まとめて一気に放送するという無茶苦茶な編成だったり、現在アメリカで次のシーズンが放送中だからでもない少し前のドラマを一気に放送しない編成は何なのだろう。この中途半端な編成と言い、あの最悪な番組内でのデカデカした別番組の宣伝とか、最近のDlifeの評価はガタ落ち。
 
 
CSI:マイアミ 2

「CSI」は大好きなのに、「CSI:マイアミ」はどうもいまいち。このシーズン2辺りだと、中盤以降のホレイショ・ケインが如何に優しいか、カッコ良いかのプロモーション・ビデオみたいな感じも薄く、エリック・デルコティム・スピードルのサラッとした男友達感じが良い感じなので結構好きではある。

このシーズン一番の見せ場は、やっぱり23話の「マイアミ?NY合同捜査」。
これまで「CSI:ニューヨーク」は地上波で何シーズンか見てはいたけれど、初登場回を見るのは初めて。「マイアミ?NY合同捜査」とは言うけれど、「容疑者がマイアミからニューヨークに行ったから、ホレイショ・ケインもニューヨークに行く」という話で、あんまり合同捜査感は無い。エリック・デルコなんてほぼ出ていなかったし。
ニューヨークのCSIの面々の顔見せではあるものの、ホレイショがニューヨークにいるおもしろさばかりが先行してしまった。「CSI:ニューヨーク」初期の青味がかった映像のニューヨークの中にホレイショが現れると彼だけ黄色いとか、銃を構えてもやっぱり手にはサングラスがあったり、長めのコートを着ているという珍しい格好のホレイショが見れたり、最後にマック・テイラーがホレイショと話そうと一瞬目を離すと何時の間にかいなくなっているホレイショとか、ニューヨークでもホレイショはホレイショで、合同捜査と言うよりも「ホレイショ、ニューヨークに行くの巻」。
このホレイショとマック・テイラーの顔合わせがおもしろい回ではあるけれど、ニューヨークのCSIの面々の吹き替えがその後の「CSI:ニューヨーク」と全然違う人なので、物凄く気持ち悪い。先に「CSI:ニューヨーク」を見ているだけに、これじゃない感が半端無いし、この面々で「CSI:ニューヨーク」の吹き替え版にしなくてよかった思うばかり。この回おもしろいだけに、吹き替えは残念感しかない。

で、Dlifeでこのまま「CSI:ニューヨーク」が始まるのかと思ったら、全然そんな気配がないまま。「CSI:マイアミ」は「CSI」でマイアミとの合同捜査の回が終わってそのまま始まったのに。またもや微妙なDlifeの編成が顔を覗かせた。
 
 
CSI:マイアミ 8

一方、地上波で続けて見ているシーズン8。
てっきり「CSI:マイアミ」って、勝手にシーズン8で終りだと思っていたらシーズン10まであり、「CSI:マイアミ」はCSIフランチャイズの中では一番好きではないので、結構前からきつくなっていた中のシーズン8。
シーズン8は始めは心機一転の展開が多くて結構楽しく見れたけれど、話は結構微妙なモノが多かった。

今シーズンは人の出入りが激しい。
デイド署にCSIが出来る前に出て行ったジェシー・カルドーザが戻って来てCSI入り。
夜勤だったウォルター・シモンズがホレイショ・ケイン配下に。
エリック・デルコが特に振りも無く、一話目で犯罪の容疑がかけられ、何だか分からないまま発見され、何だか訳の分からない理由でCSIを離れてしまう。「えっ?これでデルコ終わりなの?」と思う位あっさり出て行ってしまうし、ホレイショ・ケインからのメモがあるだけで、ホレイショ・ケインの別れの言葉もないままで、何だか酷い最後。…と思ったら、すぐに別の仕事でCSIのラボに現れ、時々やって来るしで、この出て行った展開の意味が全然分からない。

そして何より変わったのは、毎度の「ホレイショ・ケインがサングラスをかけて、一言言ってフレームアウトした後、ザ・フーの『Won’t Get Fooled Again』が『♪Yeaah!チャッチャチャララ~』とかかる」というこのドラマの一番の盛り上がり、最高のおもしろ部分が変更になり、ドラマの部分から徐々に音楽がかかり始めて「♪Yeaah!」とオープニング・クレジットに行く。これはこれで盛り上がるけれど、やっぱりこのシリーズ一番の見せ場のホレイショの一言ネタは欲しい所。

一話目はクリフハンガーではないけれど、突然CSI結成前のシーズン8から12年前の1997年の話から始まる。「CSI:マイアミ」がもう7シーズンも経ち、ホレイショ・ケインの「俺、優しくて、カッコ良いだろ?」感ばかりで話もマンネリ感しかなかった事もあり、この一話目のまだ科学捜査班が無い中で科学捜査で犯人を捕まえようとする後のCSI班の皆の活躍が非常におもしろかった。ジェシー・カルドーザのレギュラー入りの為の話でもあるけれど、このCSI以前の話を見ていたら、この科学捜査がまだ信用が無く、捜査方法も分析装置もままならない中で何とか頑張り、徐々にCSIが出来て行くという話でこのシーズンを作ればおもしろくなるのに…と思ってしまった。他のCSIのシリーズもそうなんだけれど、一話目からすでにCSIがちゃんとあり、機能していて、捜査官もきっちりと自分の仕事を理解していて、これまで長い間科学捜査して来た所から始まるので、このCSI以前の出来るまでの話が非常に新鮮で、特にいまいち科学捜査の面白味が少ない「CSI:マイアミ」でこの新鮮さを見せられるとなおおもしろかった。
ただ、12年も前の時代なのでホレイショ・ケイン役のデヴィッド・カルーソの若作りが物凄い無理がある。特にDlifeでまだ序盤のシーズン2を見ているので、その時の若さと12年の半分でしかない6年後なのに、デヴィッド・カルーソが太ったのか、顔のお肉の弛み感とかの老けっぷりで、シーズン2の若ささえ出ていない若作りに笑ってしまった。エリック・デルコ役のアダム・ロドリゲスや、カリー・デュケーン役のエミリー・プロクターはそんなに年月を感じさせないのに。
それとこの回ではシーズン6でCSIを出て行ったアレックス・ウッズが登場したり、画面には登場していないけれどシーズン2までの元レギュラーのティム・スピードルの名前も出て来たのに、ホレイショ・ケインの前にCSIのチーフだったはずのメーガン・ドナーの姿形も名前さえも一切出て来ず、完全抹消。メーガン・ドナーを演じたキム・デラニーとデヴィッド・カルーソが揉めたらしく、シーズン1の途中で行き成り降板したらしい事を思うと、この回で「うわ?、デヴィッド・カルーソ怖?…」となってしまった。

続く二話目も、CSIのラボに人質犯が立て籠もるという何時もとは違う展開の話で、このシーズン力入れている感じがした。

一話目、二話目でホレイショ・ケインのサングラスネタがわんさかとあり、一話目でホレイショ・ケインのサングラスは実はまだ警察官になる前のエリック・デルコが見繕ってあげたという事が今更分かるというサングラスの前日譚はいいんだけれど、二話目では立て籠もった人質犯と交渉する為に防弾ベストを着て乗り込んで行ったホレイショ・ケインが手を上げながら現れると、その手の中にはしっかりとサングラスを持ってて、その場面で全くサングラス必要無いのに持っているというサングラス・ジョークには笑ってしまった。

劇的な展開で攻めていたはずなのに、続く3話目「ビーチショック」では、「ビーチバレーをしている人間を殺す為に砂の中に電線を埋め、その電線を近くの小屋に立てた避雷針に繋げ、そこに何時か自然発生する雷が落ちる様にして感電死」という偶然にだけ頼り切った酷い犯罪で、三話にしてこの酷さ。
第六話「愛憎物語」では「独身さよならパーティーで薬を盛られ、気付いてみると花婿の姿が無い」という、「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」そのままなネタをしているし、その他にも特に詳しく科学分析しないまま「ここで殺されたと思う。」という勝手な断定で殺害現場を判断してしまったまま捜査が続いて行ったりと、結構早い段階から雑な話が増えている感じがして、折角新レギュラーを登場させたのに話がおもしろくないとなると全然乗って来ない。

その新レギュラーも元々デイド署にはいたけれど、出て行った後にやって来た人達と特に一揉めも無く、CSIメンバーとして仲良くやっているジェシー・カルドーザって、その設定にした意味あるんだろうか?「わざわざ入れたんだから、そこでの人間関係見せないの?」と疑問。
それに同じく新レギュラーのウォルター・シモンズも昼番と夜番でのちょっとしたやり方の違いとかの一揉めも無いし、物凄く人間関係の描写が薄い。
そう言えば、このウォルター・シモンズが出て来た時、「あれ?フォレスト・ウィテカー?」と思ってしまった。ウォルター・シモンズ演じるオマー・ベンソン・ミラーって、大きな体格とヌボーっとした顔と言い、何かフォレスト・ウィテカーと似た様な雰囲気ある。
あと、新しい検死官のトム・ローマンって、別にレギュラー扱いではないんだな。

笑ってしまったのが、13話の「サキルの刀」。日本のヤクザが相手なんだけど、そのヤクザや出て来る日本人が全然日本人っぽくないのは綺麗な英語を喋れるかや、日系アメリカ人の役者が少ないという事なんだろうから別にいいし、バイクに乗って刀を振ったら人間真っ二つとかは、どう考えても普通に立って踏み込んで刀を振り下ろしても出来るかどうかと思う様な気がするけれど、そこじゃなくて、出て来た日本人の男の子の本名が「ヤマダ ヨシ」だった事。COWCOWの「山田よし」じゃん。もしかして、制作陣の人が日本の事を検索していてCOWCOWに巡り合って、そのまま使ったのかしらん?
あと、地上波での番組内容の紹介文句もちょっとくすぐられた。「最高のクオリティを追求したリアリティドラマ!」って…。「最高のクオリティを追求」と言うのが何のクオリティの事なのかもいまいちピンとは来ないし、CSIフランチャイズの中では一番そこを押し出していない「CSI:マイアミ」で「リアリティドラマ」って言われてもなぁ…。ホレイショこそが「リアリティドラマ」の象徴?
 
 
ホワイトカラー 4

これも最近流行のシーズンまたぎのクリフハンガーで終わってしまい、暫く経ってからの新シーズンなので、前までの話をあんまり覚えておらず。始まりにおさらいはあるけれど、何となく思い出した程度。しかしこのドラマ、毎回前シーズンの終盤で行き成りこれまでとは違う展開、ほとんどがニール・キャフリーが逃げてしまうという展開にはなるけれど、次のシーズンになると今まで通りにFBIの捜査を手伝うという展開に戻るので、前シーズンの終盤も新シーズンの始まりも結構適当に見てもダイジョブ。今回もやっぱりニールとピーター・バークがすぐに仲良くFBIの捜査に戻り、何時も通りの展開に。

今回のシーズン通しての軸となる話は、ニールの父親の失踪理由とその行方を探る話。シリーズも長くなると登場人物達の家族の話が急に出て来る様になる典型だけれど、その典型をシーズン4で持って来た。ただ、これがいまいち。わたしは元々ニールよりもピーター、何よりもバーク夫妻のイチャイチャが見たいので、今まで関係して来なかったニールの父親の話は結構どうでもよく、一話一話の話はそこそこだけれど急に飽きが来てしまった。それに父親の正体も大して意外性がない「まぁ、そうだろうなぁ。」という展開だったし、引っ張る割におもしろくないし。
特にその場面も見せる事も無く「?が死んだ。」と重要人物があっさり死んでしまったり、「実は誰々がどうした。」と特に調査した様子も見せずに簡単に話が進んだりと、台詞で便利に済ましてしまう脚本がいまいち過ぎるんだよなぁ…。魔法の言葉「インターネット接続」と同じく、「FBIの情報収集能力」で済まされてもなぁ…。
それにこのドラマ毎度の、「シーズンを引っ張って来た話は終盤の12・13話位で終り、次シーズンに向けての新たな展開に進む」というのがあり、今回も終盤で散々引っ張って来た謎の人物サムと父親の謎が分かり、最後の方は新たな敵の存在が分かって、結局今度はピーターの危機で来シーズンへと、お馴染みの展開ももう飽きてしまった。
前期は何でか知らず、急にドラマを見るのが面倒臭くなる期になってしまった事もあり、このドラマのシーズン3辺りからの「もういいかな…?」感が更に強まり、中盤辺りから流し見になってしまった。

シーズンの始まりで、メキ・ファイファーがFBI捜査官役で出て来て笑ってしまった。だって、メキ・ファイファーは「ER」でグレゴリー・プラット役でレギュラー出演し、このドラマには同じく「ER」でプラットにいびられていて微妙に険悪な仲だっただったマイケル・ガラント役のシャリフ・アトキンスクリントン・ジョーンズFBI捜査官役で出ているので、この二人でまた喧嘩漫才やるのかも?と思ってしまったから。ただ、メキ・ファイファーは初回の二回だけ出て来て、後は全く出て来ないゲストだったので、二人の絡みが全然無かったの残念。

ニールの父親の情報を持つサムを見て、「あれ?この人何処かでで見た事ある…。もしかして、あのわたしが大好きな映画『ザ・グリード』の主人公ジョン・フィネガンを演じていた人じゃあ…?」と思って調べてみたら、サム役はトリート・ウィリアムズでまさにそう。しかも、「ザ・グリード」のテレビ放送での吹き替えと同じ菅生隆之の吹き替えで非常にすんなり。だったら、あの決め台詞「お次は何だ?(What’s next ?)」を言わせてよ!と思ってしまった。
それにしてもトリート・ウィリアムズ、歳取って頭真っ白になっているなぁ。

終盤に来て、急に新登場人物が。今までのピーター・バークの上司が首になり、新たにやって来た管理職は「CSI:マイアミ」のカリー・デュケーン役でお馴染みエミリー・プロクターが登場。このドラマでは他のドラマでレギュラーだった様な有名な俳優が出て来ても、そのドラマでの吹き替えと違う声優を使うので物凄く気持ち悪いけれど、このエミリー・プロクターも別人で違和感しかない。

9話目の「ホワイトカラーボクシング」という題名そのままに、ニール・キャフリーとピーター・バークがボクシングをする回があるのだけれど、ニールのセコンドとしてモジー、ピーターのセコンドとしてジョーンズが付き、四人でボクシングの打ち合わせをしている場面は微笑ましく、リングに立ったニール…と言うか、演じているマット・ボマーの上半身がムッキムキで凄いマッチョ。ピーター演じるティム・ディケイも50近いのに結構筋肉付いていて驚くのだけれど、いよいよの試合となるとどっちもボクシングが酷くて笑ってしまった。特にマット・ボマーの脇がらが空きで、撫でる様な柔いパンチを繰り出し、ガードも真面にしないボクシングで、その体の筋肉の見せ掛け感ばかりで振りからの実際の試合の酷さったらない。
他の事もそうだけれど、ニールの博識さとか、ニューヨークのハイソなお洒落感とかを出してはいるけれど、それが如何にもな感じしかなく、逆に安っぽさを感じてしまって、どうでもよくなってしまう原因かも。

シーズン4まで見て来たけれど、このシーズンで急に飽きが来てしまった。シーズンをまたぐ似た様な展開。ニールの勉強や調査等の場面は一切無いけれど、芸術関係と最新防犯技術にやたら精通しているという「はい、はい。」な取って付けた様な人物像。優秀な捜査官なはずなのに何でか抜けている感じのピーター等々、次シーズンはもういいかな…。
 
 
バーン・ノーティス 5

「ホワイトカラー」でもそうだったけれど、シーズンの間が空くと、その前の展開を結構忘れてしまい、特に最終話がクリフハンガーだと尚更。
シーズン4の最終話を忘れていたのでシーズン5の1話目の急展開に付いて行けず、話している内容で徐々に思い出し始めた感じ。

シーズン4の最終話でマイケル・ウェスティンが自分をはめた組織の名簿を政府に渡してからがシーズン5か。マイケルがCIAに戻ってめでたしめでたし…なんだけれど、人気があってシリーズは続くので当然それも一気に怪しくなって行き、やっぱり追われる身になって、謎のの相手を探り始めながら困った人々の手助けもするのはお馴染み。ただ今シーズンはCIAとも関係が出来たのでCIAの手助けもする。

一話一話はおもしろく見ているのだけれど、これまで引っ張って来た割りにあっさり壊滅した組織や、でもそれをま引っくり返してしまう展開が微妙っちゃあ微妙だし、何よりジェシー・ポーターの扱いが微妙。
シーズン4からマイケル一味になったジェシー・ポーターは、シーズン4ではジェシーを解雇に追い込んだのがマイケルだけれどマイケルがジェシーの手助けをしているという経緯で非常に良い役柄だったし、仲間が増えたおもしろさがあって新登場人物として非常に良く機能していたのに、そのジェシーの問題が解決してしまったので特に自身に問題が無くなり、前シーズンまでの微妙な人間関係や立ち位置のおもしろさが無くなり、単なるお助け役、バイトの兄ちゃん位の扱いになってしまったので、役がしょうもなくなり、ジェシーの魅力が急激に落ちてしまった。この便利屋的な立ち位置どうにかならなかったのかしら?このドラマでは、登場人物はいらなくなると直ぐ殺してしまう傾向がある中で生き残っているのは良いけれど、前シーズン見ていた時だったら、「折角こんな良い役なんだから、ジェシーはこのまま死なずに残って!」と思っていたのに、今シーズンのこんな感じを見てしまったら、「前シーズンで殺してしまっていても良かった気もする…。」と思ってしまったし。

それに、CIAとマイケルを繋ぐ連絡係のマックスとマイケルの関係性が良く、この二人の活躍がシーズン通して見られるのかと期待していたらマックスはあっさりと退場してしまい、ここでも肩透かしを食らう。展開上この役の退場は既定だったとは言え、何か勿体無い役。

そう言えば4話目にビッグ・ショーが出ていた。

シーズン4のジェシー・ポーターの登場で抜群におもしろくなったのに、今シーズンのジェシーの役の弱さや、行ったり来たりする話とかで、シーズン4のおもしろさがあった分余計にシーズン5は下降線を感じてしまった。
 
 
ニキータ 3

シーズン2の目まぐるしい展開でディヴィジョンそのモノが変わり、シーズン2でも上手い持ち駒の配置転換で違う展開になって行くおもしろさがあったけれど、今シーズンでは新生ディヴィジョンとしてニキータ達が仕切る組織になり、世界中に散らばったエージェントを連れ戻そうとする中、アマンダとゴーゴリが顔を現わして来る展開はワクワクする。
特に良いのが、始めはゲストだった登場人物達がドンドンと個性を出し、準レギュラーの様に登場し、今シーズンではほぼレギュラーとしてニキータを助けている事。これって少年漫画でよくある王道の展開とは言え、意外と海外ドラマでは少ない様に思え、この登場人物の役がドンドン育って行く感じ気持ち良い。

アレックスや、本当は良い人のマイケル。何でかニキータ側に付いているバーコフは前からだけれど、元CIAの情報分析官でただ振り回されて、命の危険さえあったライアン・フレッチャーが今シーズンでは新生ディヴィジョンを仕切るにまで役が成長したし、シーズン1で登場して「この回だけの人物なんだろうなぁ…」と思っていた元ガーディアンのオーウェンがニキータの仲間となるし、この仲間が集まって行く感じが非常に楽しい。

まだ全然シーズン序盤なんだけれど、シーズン2の展開を考えるとこれからも目まぐるしい展開が期待出来て、一番この先が楽しみなドラマ。
 
 
関連:マッドメン
    HELIX -黒い遺伝子-

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