WWE レジェンズ・オブ・レッスルマニア = アスワン総合出

WWE レジェンズ・オブ・レッスルマニア

2014年05月15日木曜日

「レッスルマニア30」を見たので、「WWE レジェンズ・オブ・レッスルマニア（WWE LEGENDS OF WRESTLE MANIA）」を紹介。

題名の通り、これまでの「レッスルマニア」での試合を追体験出来たり、事実を覆したり、名レスラーと自分の作った選手を戦わせたり出来る。
Game Modesとしては、色んな形式で試合が行なえる「Exhibition」。「レッスルマニア」の再現を戦える「Wrestle Mania Tour Mode」。自分の作ったキャラクターで試合を勝ち抜いて行く「Legend Killer Mode」がある。

一番のやり所は「Wrestle Mania Tour Mode」。これまでの「レッスルマニア」の有名試合、「Wrestle Mania III」のハルク・ホーガン対アンドレ・ザ・ジャイアント戦とか、「Wrestle Mania XII」のショーン・マイケルズ対ブレット・ハート戦とか、「Wrestle Mania XV」のストーン・コールド・スティーブ・オースティン対ザ・ロック戦等の試合の流れ通りに試合を進めなくてはいけない「Relive」や、逆に本来ならヒールが勝った試合で相手方を操作して勝つ「Rewrite」とか、全く違う試合形式で行う「Redefine」など多彩で中々おもしろい。ちゃんと試合前には実際の試合までの流れを見せる煽り映像も挿入され、そのレスラーを知らなくてもある程度は楽しめる構成になっているし。
ただ問題もあって、このゲーム発売は2009年なのに、収録されている「レッスルマニア」は1999年の「レッスルマニア15」まで。なので、ザ・ロックはまだ揉み上げありのヒールの頃までだし、トリプルHもハンター・ハースト・ヘルムスリーだし。それに人選の選出も結構変で、有名所でもランディ・サベージ、マンカインド、ケビン・ナッシュことディーゼル、スコット・ホールことレイザー・ラモン等がおらず、ラダー・マッチはあるのにレイザー・ラモンがいないので「Wrestle Mania X」でのショーン・マイケルズ戦がないという変な状況。別に容量的な問題ではないだろうから権利関係なのかとも思うけれど、「マイケル・ヘイズって誰？」な人も入れるんだったらもっと有名所を入れて欲しい。その分「Wrestle Mania Tour Mode」の試合数が思ったよりも少ない。それと、試合前に入る過去の映像には字幕も無いというお手軽日本移植なのも、駄目駄目感が…。

「Legend Killer Mode」はどうにも不満だらけ。初めはわたしも慣れていないし、使っているキャラクターが弱いのもあって中々相手を倒せず、一気に十人勝ち抜くのが不可能に思えた。しかし、操作のコツを掴み始めると一気に倒せ、相手が毎回違うとは言え、使っているキャラクターは同じなので特性を活かす攻撃だけを出すようになってしまい、その後は作業感ばかりに。特に「All Star Legends Tier」では、このゲームで登場する全レスラー38人を途中中断無しで一気に倒し続けなくてはならず、二時間位同じ様な事をし続け、まあこれの作業感の半端ない事甚だしい。
それに自分で好きなレスラーを作り出せる「Create Modes」があるとは言え、これがいまいち過ぎる。「Create Modes」で「良し！」と思って作り上げたレスラーを実際のリング上に立たせてみると、出来上がった姿形と何だか違って不格好だし、既存のレスラーを例えばハルク・ホーガンをNWO期のハリウッド・ハルク・ホーガンにしたいと思っても、既存のレスラーを編集出来ないので一から作らないといけないのでほぼ無理だし。どうやら「WWE 2009 SmackDown vs Raw」からのデータをインポート出来るらしいけれど、Xbox360の日本語版は発売されず仕舞い。

わたしはJ SPORTSで放送していた「WWEヴィンテージ・コレクション」を結構見ていたし、NWO時代を見ていたので古いレスラー達をある程度知っていたから結構楽しいけれど、ゲームとしては物足りない部分が多過ぎる。「WWE 2009 SmackDown vs Raw」の特典ディスクか、二枚組の一枚ならまだしも、これを定価で買うかと言ったらno。今だと中古で500円以下で買えるから、それなら十分。
　
　
わたしは何時もプロレスゲームは、まずスティングを作るのだけれど、今回も。

　
　

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