マティーニが飲みたくて

2013年08月18日 日曜日

夏も暑くなり、お酒を飲みたくなる時期。
わたしにとってお酒は酔っぱらうのは面倒臭い事で、むしろ物が食べたくなる食品導入剤の意味合いが大きい。
ウイスキーを買い、一番好きな飲み方、コーラでウイスキーを割る「ウイスキー・コーク」を飲んでいたけれども、何か違うモノを…と考えた時に出て来たのが「マティーニ」。カクテルと言えば「マティーニ」とジェームス・ボンドに刷り込まれていて、以前ホテルのバーで飲んだは良いけれど、どんな味なのかをさっぱり忘れてしまったので、「ジン」と「ベルモット」で作る事を学んで「ジン」と「ベルモット」を探しに行く。

 
 
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で、購入したのが「ボンベイ・ドライ・ジン」と「ノイリープラット ドライ」。「ベルモット」はチンザノは良く置いてあるけれど、ノイリープラットはほとんど置いていなく、遠くの量販店で見つけたので買って来た。

まずは両方そのまま、冷やしてストレートで。以前何かで飲んだジンのカクテルはそんなに美味しいとは思わなかったけれど、ストレートで飲んでみると意外とイケるかも。少し薬草臭さはあるけれど、まろやかさもありで、「成程。これがジンか。」と認識。

ベルモットは初めて飲んでみたけれど、「白ワインに香草やスパイスを配合して作られるフレーバードワイン」という説明通りの味。薬草の入った白ワイン。これだけだと、そんなに飲める感じでもない。

で、「マティーニ」を作ってみる。ベルモットが1に対してジンが3くらいという適当な目分量で作ってみて飲んだけれど、以前飲んだマティーニの味を思い出した。辛さと少しの甘さと薬草臭さ。以前飲んだ時よりも美味しいと自画自賛も入りつつ思ったけれど、これが美味しい味かと言われれば微妙。「カクテルの王様」と呼ばれてはいるけれど、微妙ちゃあ微妙な味。そんなガブガブ行くモンでもないし。

マティーニで一つしたかった事は、「マティーニを飲みながら、アメコミを読む」。マティーニと言えば、イカした大人のカクテルの象徴。プレイボーイの超人であり大人の男の偶像でもある「007」のジェームス・ボンドが愛飲するのがマティーニ(ただし、ボンドが注文するのはウォッカ・マティーニ)。そんな人の対極に存在するナードのアイコンと言えばコミックス。コミックスを読むのがナードと言った方が良いのか。とにかく、両極端なアイコンを同時に混ぜてみたらどうなるかの実験。
マティーニを飲みながらアメコミを読むと、アメコミは研究対象としての学術文献になり、マティーニは非常に柔らかく飲みやすいカクテルになるという、お互いがお互いに歩み寄るように変化して…とはなるべくも無く、アメコミはアメコミだし、マティーニはマティーニのままという、身も蓋も無い結論に。酔っぱらった感覚で細かい吹き出しの中の台詞、特に数十年前のブロンズ・エイジ辺り位までの台詞が多いコミックスを見ると、英語が面倒臭くなって読む気が失せる事には気付いたけれど。

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