第47回スーパーボウル

2013年02月05日 火曜日

今年と言っても、2012年シーズンのNFLは十一月位にテレビ欄を見て、「あっ!もう開幕していたんだ!見るの忘れていた!」という事で、中盤辺りから見始めて物凄く後悔。しかも去年は毎日一本は映画を見る年にしていたので、そこに更に三時間近くの試合を見ると映画を見れないしで、映画に追い駆けられていた。

で、今年の「第47回スーパーボウル(Super Bowl XLVII)」、ボルチモア・レイブンズ(Baltimore Ravens)対サンフランシスコ・49ers(San Francisco 49ers)。
前評判見ていると、遠慮しがちに「49ers有利」と言う意見が多かった様に思えたけれど、実際始まって見ると前半はレイブンズの攻撃はバンバン決まり、ディフェンスも見事はまり。しかし、後半は一気に49ersが巻き返し、最後の2ミニッツのエンドゾーン前の攻防は手に汗握り、辛くもレイブンズが逃げ切りと言う展開で、緊迫した試合で見応えがある「スーパーボウル」だった。
わたしは、レイブンズのチーム創設の時に新人として入り、今期で引退を決めていたレイ・ルイスが、前期にカンファレンス・チャンピオンシップでニューイングランド・ペイトリオッツに負け、今期は同じくカンファレンス・チャンピオンシップで勝ってスーパーボウルに出てきという流れで、余りに劇的、因縁的だったので、どうしてもレイブンズを応援してしまった。でも、目立ったのはレイブンズよりも49ersの方だったりする。
それと驚いたのは第三クォーターが始まっての108ヤードキックオフ・リターンタッチダウンもだけれど、会場が停電して、試合が中断した事。そりゃあ、あんだけ電気使っていればそうなのかな?

NFLが他のスポーツとちょっと違うのは、一つ一つのプレイが止まるのでその後のちょっとした感情を表す動きとか、望遠レンズの非常に寄った映像で選手の表情が大きく見えたり、フィールド上空を縦横無尽に行き来するスカイカム(SkyCam)からの映像で、クォーターバック真後ろからの視点とか、フィールド上のハドル組んでいる選手達ギリギリまでステディカムのカメラマンが寄って撮っているし、すぐさま出て来るプレイバックとか非常にテレビ的。何と言っても、「スーパーボウル」のハーフタイムショウはアメリカ音楽界の有名所がド派手なショウを見せるのもあるけれど、試合中の選手の声やサイドラインでの作戦会議や談笑まで見せるのだから、一試合が一つの映画の様。向こうのTV局のスイッチングの上手さも慣れたモノ。
ハーフタイムショウのビヨンセも完全TV対応。ビヨンセと床の映像が境無く見せるのは真上からの映像に対応だし、同じく後ろの壁に映し出された映像と上手く合わせているのも会場じゃあ何だか良く分からないだろうし。それにしても、舞台装置を使った映像との同期や、踊り手以外にも観客がライトを持って会場中の雰囲気を作り上げたりと人の動員で見せたり、それでもビヨンセがトンデモない存在感と見せ方で、やっぱりハーフタイムショウのエンターテイメント性とアメリカのエンターテイメントは半端無い。
試合会場のメルセデス・ベンツ・スーパードームも形自体が不可思議な形で、内部は七万人以上の観客を収容し、大きな映像画面や、会場内に流れる音楽、レフェリーの声も拡声され流れ、雰囲気は近未来SF。流石はスポーツ大国で、エンターテイメント大国のアメリカだけあり、それが凝縮された様な番組になっている。

そう言えば「地上波で放送無いな?」と思っていたら、日本テレビでは深夜に放送あるのに、大阪の読売テレビは放送無し。BSのノーカット生中継を録画して見たから良いけれど、在阪のTV局ってホント、クソな放送局ばかり…。

やっぱり「スーパーボウル」はおもしろい。豪華さとお祭り感もそうだし、試合内容も。そして、「スーパーボウル」を見終わると毎回「来シーズンが楽しみ!」になる。

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