スパイダーマン3

2008年02月13日 水曜日

「スパイダーマン3」を見た。

今回はサンドマンに、ニューゴブリンに、ベノムまで、登場人物、敵多すぎ。
前回までが通常連載の一話を映画化していた感じに対し、今回はannualを映画化した感じで盛り沢山、見せ場も沢山。
そのためか、前半はキッチリ各人を絡ませ見せていたのに、最後になると話が上手くまとめ過ぎで、逆に興奮が冷めてしまった。
しかし、評判が高い2よりもこちらの3の方が面白かった。
ピーターはがんばってもしょぼいという場面は可笑しく上手いし。
ハリーとの関係もなかなか泣けるし。
何でかジェームズ・クロムウェルが脇役でそれ程目立つわけでも無く出ていたり。
スタン・リーに「nuff said!」と言わせてるし。
ブルース・キャンベルは今回はいつもより出番が多くてはりきっているし。
しかも胡散臭いフランス人風設定で笑かしにかかっていて、ちょっとジョン・クリーズぽかった。
それに、真剣な話しかと思ったらいきなり笑いの場面になったりと、サム・ライミ色の強さの楽しみあり、加えて、各戦闘場面は圧巻。
前半のサンドマン誕生場面での、CGの表現と、その演出で大いなる感動と感激でお腹いっぱいになってしまった。
特にこの場面が一番素晴らしかった。

にしても、サム・ライミはやっぱりメリー・ジェーンに何か恨みがあるに違いない。
今回MJはいつも以上にうっとおしい人物に仕上がっていた。
自分よりもどう考えてもスパイダーマンの方が大変。
さらに毎度の尻軽で、これってめでたしめでたしにはならん様な…。
コミックだとピーターをもっと支える姉さん女房の様な感じで、だからスパイダーマンをがんばれるといった関係だと思っているが、映画版だとピーターが何だか不憫。

これだといくら続編でもコミックの如く作っても行けそう。
今回出てきたグウェン・ステーシーから次回はクローン・サーガ?とか。
でも「ファンタスティック・フォー」とのクロスオーヴァーとかは、ソニーとFOXでは無理か…。

にしても、アメリカン・コミックの映画化の監督は、サム・ライミか、ブライアン・シンガーに是非と思ってしまうなぁ。

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