スーパーマンの最期

2007年10月05日 金曜日

古本屋で「ダン・カウの書」を見つけたので購入。
これはサンリオ文庫なのだが、古本屋でもサンリオSF文庫はちょくちょくは見かけるが、サンリオ文庫は元々サンリオSF文庫よりも発刊冊数が少ないのもあるのか、サンリオSF文庫よりも見かけない様な気がする。かと言って、サンリオSF文庫の様に高値がついているわけでも無し。SFよりでも無しなので、あまり目が行かないのかも。
 
 
さて、古本屋で「スーパーマンの最期」が安売りされていたのを見つけ手に取ると、脇の道をリカンベントがすうっと走り去った。少し関心して見送り、本を買った。

多分今読まないとだいぶの間読まないと思い、早速読んで見た。

当時、「スーパーマン死亡」とのニュースが日本のでも流れていた有名な話。
わたしの前提として、DCよりMARVEL、スーパーマンよりもバットマンの方が馴染み深く、知っているのも映画の「スーパーマン」の知識位。なのか知らないがこの「スーパーマンの最期」はおもしろくなかった。話として、「ドゥームズデイ登場、町を破壊、スーパーマン必死に戦う、ドゥームズデイを倒して死ぬ」だけ。六話を使って延々スーパーマンとドゥームズデイのどつき合いなので、結構引っ張られた感じがした。多分スーパーマンを読み続けていた人にとっては衝撃的なのかも知れないが、これがスーパーマン初めてだとあまり感動も無かった。
それよりも、出てくる人々が何者なのかの説明が一切無いので良く分からない。ロイス・レインやレックス・ルーサーは分かるが、何故スーパーガールがレックスの元にいるのか、JLAもフラッシュとかおらず、誰が何者でどんな能力あるか等も分からず。そして、スーパーマン死亡後もどうなったかも補足無しで、スーパーマン初心者にとっては非常に不親切。まあ、それはアメコミ的かもしれないが、その後の翻訳アメコミの注釈、補足を知っていると、本当にそのまま日本語訳しただけの本で不燃焼。しかも、監訳がルパン三世のモンキーパンチだからなのか知らないが、危機の迫った人々の台詞が結構ほのぼのしていて、ちょっとふわふわした感じだった。

これはある程度スーパーマンを知ってから読んだ方が良い話かもしれない。だとしたら、これ以前の原書の入手を考えると、月刊スーパーマンを読んでから読むべきなのか…。いや、それはさすがに…。

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