地獄の変異

2012年04月28日 土曜日

「これ、日本でも劇場公開されたんだ」と妙に感心してしまった映画「地獄の変異(The Cave)」。

モンスターモノのB級映画。場所は河が流れる地下洞窟の中。その探索の途中で謎の生物に遭遇し、捜索隊が次々と襲われて行く、まさにB級王道の展開。
水が溢れ、水中移動ありの洞窟という目新しさや、映像的な引きはあるけれど、なかなか姿を現さない怪物で引っ張るので展開的には普通。やっぱりこういった映画は設定もそうだけれど、重要なのは脚本。話に何か一捻りないと普通で終わってしまう。製作費3000万ドルで、洞窟のセットもそれなりに良く出来ているのに、怪物が迫って来て、仲間が一人一人とやられて逃げて行くという話じゃ、まあ特に抜け出ない普通さと地味さ。
植物も生えない、生物もほとんどいない洞窟内で、何故あれだけの大型生物が生き残っていられるのかとか、突っ込んだら見てられないので、突っ込むなと言う事なのか。

役者は「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」でサラ・コナーを演じていたレナ・ヘディが出ていたけれど、他の役者共に印象に残る感じでも無い。ダニエル・デイ・キムが出ていて、最近「HAWAII FIVE-0」が始まって見始めたけれど、彼はTVドラマではやたら見るし、映画でも結構ちょこちょこ見る、何処にでも顔出す人。

発想はそれなりだし、映像的にもそれなりなのに、展開がそれ程でも無いので、全体的に特に印象に残る事も無いまま終わって行く映画。

☆☆★★★

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