ファイヤーウォール

2012年04月25日 水曜日

ハリソン・フォード主演の映画「ファイヤーウォール(Firewall)」。

ファイヤーウォールを破る為に、そのセキュリティを構築した本人の家族を人質に強盗達が脅すというお話。
まあ在り来たりで、地味なサスペンス映画。これハリソン・フォードだから見るけれど、そうじゃなければ、まあどうでも良く、見る事は無い映画だと思う。コンピューター関連での丁丁発止のやり合いは無いし、ハリソン・フォードの逆襲の上手い事の出し抜きは遅いし、少しだけだし。
ハリソン・フォードにしろ、強盗団にしろ、皆間抜け。ハリソン・フォードは大きな銀行のセキュリティ担当なのに自分の口座に侵入されるし、だったら強盗が自分達で出来そうなものだし、強盗団はハリソン・フォード一家を詳しく調査しているのに、銀行は合併に向けて進んでいてハリソン・フォードの所からは操作出来なくなっている事は全く調べていないし、更にハリソン・フォードを殺しに行った部下がなかなか帰って来ないのに「遅いなあ…。」位で何もしないし。
それにハリソン・フォードがこの役をするのには結構無理が。もう見た目おじいさんなのに、若い妻と中学生と小学生位の子供、何よりもコンピューターのセキュリティエンジニアに見え無過ぎる。ハリソン・フォードがする役って、何か問題が起こったらパソコン投げつける様な印象なのに。あと何でこのハリソン・フォードの役名がジャック?ジャックと言えば「パトリオット・ゲーム」や「今そこにある危機」で当たり役となったジャック・ライアンがあるのに、何でわざわざ同じジャックにしたのだろうか?

役者は、T-1000でお馴染みロバート・パトリックは何時もの笑わないロバート・パトリックだし、「24」のクロエ・オブライエンでお馴染みメアリー・リン・ライスカブもクロエの様な演技だし。何よりメアリー・リン・ライスカブが「ジャック」って呼ぶと笑ってしまう。困った時のジャックのサポート役だし。もうすでにこの時点でクロエをしていたのに。でもそれにしてもメアリー・リン・ライスカブは可愛いなぁ。

ハリソン・フォードって1990年代前半までは外れ無しの俳優だったのに、1990年後半辺りから外ればかりになった感があるけれども、まさにこの映画もそう。あの映画選びの素晴らしい嗅覚は何処へ行った…。

この映画で「へ~」と思ったのは、アメリカではかくれんぼの時は「マルコ~(もういいかい~?)ポーロ(ま~だだよ)」っていう事。

☆☆★★★

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