セルラー
2007年09月02日 日曜日TVで「セルラー」をしていたので見てみた。
まさに携帯電話ネタ。
いかに携帯電話の機能を使い、話として見せるかという、それが上手に機能した映画だった。
そこが主題なのだけれども、おもしろかったと言うか気になったのは、キム・ベイシンガーとクリス・エヴァンスとの温度差。
キム・ベイシンガーが必死に迫った恐怖の演技しているのに、クリス・エヴァンスの方は、リッキー・マーティンとか、携帯電話の充電器とか、結果として笑かしにかかっていたり、高級車のって「フォー!」とか、もちろん当事者ではないので結構気楽な所が見えたりと対比で押したり引いたり。
それに常に失敗。
主人公のはずのキム・ベイシンガーとクリス・エヴァンスは、何とかがんばるけれど常に失敗続きで、結局ウィリアム・H・メイシーがおいしい所を持って行くと算段。
にしてもウィリアム・H・メイシーってちょっと変わった役が多いなぁ。
展開のツッコミを先にこなし無理を見せずに進み、携帯電話会社の携帯電話普及の為の宣伝かの様な機能での問題解決など、なかなか上手い映画だった。
この映画から次の携帯電話の売りを見出すとしたら、落としても壊れない硬い携帯電話かな。
それだと、この映画の見せ場のもう一展開が無くなってしまうけれど。