決断の3時10分

2012年04月13日 金曜日

犯罪者を護送しようか、どうしようかなな西部劇映画「決断の3時10分(3:10 to Yuma)」。

どうも3時10分という期限までのジリジリ感が中途半端。そこが一番の見せ場なのに、そこまでが結構グダグダと本筋を盛り上げない様な脇道ばかりで、その緊張感が開始されるのは中盤以降。だから徐々に相手の口の上手さに惑わされ、精神的にまいって行く様子の描き方が遅く、そこまでが結構退屈する。同じ様に時間制限がある西部劇の「真昼の決闘」の方が時間にジリジリと追い詰められて行く感じは上手かったと思う。
後半のグレン・フォードが冷静で、おちょくったかの様な上手く、意地悪い説得が始まってからがおもしろくなるのだけれど、それも最後の行動で台無しな感じが。綺麗な終わりを目指すなら、もっと前からの振りや印象的な変化の何かを見せてもても良さそうなのに、それが無いので分かり難い。
この映画で最も駄目だった所は、常に背後で、と言うか全面に音楽が流れ続け、主張し過ぎてうっとしい。話は大した事が起こってもいないのに音楽が盛り上げまくって、その画面で見えている出来事と音楽の落差が激しくて白けて来る。最近でも変わらない日本のドラマのしょっぱっさと似ている。音楽ばかり展開するけれど、話の展開が無い場面が多く、その音楽で眠たくなって来る。始まりは主題歌バン!で良かったのに。

グレン・フォードが、悪党のボスで容赦はしないが女垂らし、腕力よりも精神的にジワジワと攻める嫌な奴で、非常におもしろい人物なだけに、構成がいまいちパッとしない、間延びしているので勿体ない気がした。

☆☆★★★

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