ディープ・ライジング コンクエスト

2012年02月15日 水曜日

原題からしても、邦題にしても如何にもC級、見てもC級なビデオ映画「ディープ・ライジング コンクエスト(SHARK ATTACK 3: MEGALODON)」。

まあ、題名の通り、サメが人を襲う話。CGはなるべく無し、海での映像はジャンクフィルムやどっかから持って来た映像で作ったのだと思う経費削減感。人とサメが共演する時のサメは作り物丸分かり、張りぼて感一杯で安さ一杯。
この手の安ホラー・サスペンス・パニック映画に付き物のエロとグロもそれなりに入り、突然出て来て殺されるだけの端役等々、王道の作りでニタニタ。こういう安い映画って、安心してヘラヘラしながら見れて、何だか楽しい。
まあ、アレだけど、やっぱりアレなのは主役のサメが普通のホホジロザメ。先史時代のメガロドンだと学者は言うけれど、どう見ても大型ですらない中型のホホジロザメ。ただ、温い展開だと思っていたら、後半突然の巨大ボス登場には笑ったけれど。直接口へとダンクシュートだったり、丸のみはおもしろ過ぎる。
あと、海が汚い。サメの映像だと水は綺麗なのに、人が映っている所の海は濁って汚い。しかも季節的にガンガンに暑い夏っぽくなく、少し肌寒そう。夏真っ盛り、綺麗な海、白い砂浜で人食いざめが映えるはずなのに、盛り上がる要素を逆に排除した感じ。
おもしろいのは、主人公がバットでサメをボッコボコに殴る場面。海中生物にバットでの至近攻撃とは斬新。
この中で一番凄いのはデジタルカメラ。レンズの前、数センチ程の所でサメの歯を手で持ったまま写真を撮ると、背景が真っ白で持った指が映らず綺麗にサメの歯だけがパソコンのモニターに出て来る。しかもそのデジカメは何らケーブルでパソコンと繋がっていない。最新鋭のデジタル技術。この監視員は一体何者?

☆★★★★

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