THE MANZAI 2011

2011年12月18日 日曜日

最近決まったTV番組しか見ないので、世間的には事前にどれだけ盛り上がっていたのか分からず、わたしの中でも大して盛り上がっていなかった「THE MANZAI」。だけれど、見てみたら非常に面白かった。
やはり結成年数による出場制限が無い分、ベテランで漫才が面白い、上手い人達が出て来るし、東京勢、関西勢、事務所も色々、年代も色々で、良く漫才見かけるしお馴染みの人達から、ネタを数回見た事のある若手、名前は聞いた事あったり、顔を見た事があるけれどネタ見た事無い人まで、色んな漫才が見れたのは楽しかった。「M-1」後期の漫才の一番決定戦と言うよりも若手の大会になって行き、盛り上がりも内容もいまいちだった事に比べると、この「THE MANZAI」のやり方は正解。ちゃんと面白い組が順当に上がって来るし、決勝戦も成程の人と内容で、久々に決勝の人は皆笑い転げたし、誰が優勝なのかもワクワク感もあり、大会としても良い大会。

ただ、最悪だったのがビートたけし。普通に出て最高顧問すれば良いのに、まだ古臭いすべった緩い笑いで、「M-1」程ガチガチの緊張感が無いので雰囲気を和らげる要素でも無くただ一人浮いているだけだったし、最高顧問なんて肩書きなのに途中で別番組に行くし。こんな構成にしたフジテレビも最悪だけれど、受けるビートたけしはもっと最悪。「来年は何時の間にかいなくなって出てなければれば良いのに…。」、「たけしいらないから漫才師達をもっと前に…。」と見ていてつくづく思った。あと、決勝進出者のネタをすぐさま番組内で再放送するのはどうなのか。二時間ドラマの10時またぎの「事件を整理してみようか。」じゃああるまいし。それに、ネタ終わりのコンビの話や、審査員の感想等もほとんど無く、そこが聞きたいのにというのもあった。

M-1」が何だかなぁ…と言う感じで終わってしまった後、漫才の大会としてこの「THE MANZAI」は非常に面白いし、良い大会だったので来年からも大期待。もっと10年以上、20年以上のベテラン勢、それこそ師匠連中が出て来て若手をぶっ潰す事になったら、若手は大変だけれど見ている方としては番組としておもしろくなるんじゃなかろうかなんて思ったり。

本編とは違う所で気になったのは、爆笑問題田中。上原を見つけて「上原だー!」と一人で異様に盛り上がっていて、所謂田中の化け物っぷりが少し顔を出していたので爆笑してしまった。

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