戦場にかける橋
2011年12月06日 火曜日アカデミー賞作品賞を取った「戦場にかける橋(The Bridge on The River Kwai)」。
たぶん見たのは二回目だと思うけれど、やっぱりあんまりおもしろくは感じなかった。前半のイギリス軍捕虜と斉藤大佐の軋轢は話としてはおもしろいのだけれど、全体的に回りくどいと言うか、間延びしている。中盤辺りからは、今まで中心だった大佐と捕虜と橋の話はおざなりになり、橋爆破作戦に主体が行ってしまう。で、こちらの話はより間延びして、主題だったはずの橋にまつわる人々の葛藤等がぼやけて来る。最後も長時間に渡り振ってきたのに、唐突の死亡と爆破、それも葛藤で悩んでの橋破壊でもなく、意識無く倒れて偶然で爆破で、何じゃこりゃ?
話もそうだけれど、設定や撮影もあまり良くない。何も囲いの無い捕虜収容所で、日本兵少人数、一方捕虜多数なのに小規模の脱走だけで、反乱等一切無し。映画「大脱走」で実際にもあれだけ大規模な脱走していたのに、敵の為に良い橋作りましたなんて…。あと、日本人俳優ではない人を使っているのか、日本語を話しているはずなのに何を喋っているのか分からない所多数。特に早川雪洲でさえ発音がおかしいし、英語だとくっきりはっきり話し聞き取れるのに、日本語で喋ると意味掴むのが時々困難な位何を言っているのか分からない。上官から部下へと次々に「おい、お茶!」と伝えて行く所はなんか、段々と「おい、お茶!」と言う言葉が崩壊して行くので失笑してしまった。また、時々今までは普通に聞こえていた音声が、急にマイクが切れたのかの様なくぐもった音になったりと、録音技術の問題なのか、一体何?
撮影も昼間は良いのだけれど、夕方から夜の場面になると、実際の撮影は昼間なのにカメラを絞って暗くして夜に見せる方法なので、はっきりくっきり影が出来ているし、快晴の青空見えるしで、見ていてもしょっぱい。
そして一番印象に残り、盛り上がる部分でもあるだろう主題曲の「クワイ河マーチ」も、どうしても「♪猿、ゴリラ、チンパンジー~!」の印象が強いので、流れても盛り上がらず半笑い。
前半の対立する部分は良いのだけれど、それ以降でも間延びしまくるし、急にバタバタと終わるしで、全編通して戦争の葛藤や哀しみは弱いし、ワクワク感は無いしで、名作と言うにはしょっぱ過ぎな印象。
☆☆★★★