THE GREATEST BATMAN STORIES EVER TOLD

2007年04月03日 火曜日

以前「バットマン ビギンズ」を見たので、本棚から読まずにあったバットマンのコミックを読み始めたと書いたが、やっと読み終わった。
それが「THE GREATEST BATMAN STORIES EVER TOLD」の日本語版。
1939年の登場当初から80年代初頭までの26話を一冊にまとめた物。
読み終えるのに時間がかかったには、初期の話は今見るとどうしても・・・という所があり、なかなか次に進まなかったのが原因。
後半は悩み、暗いバットマンで、最近の感じに近くなりなかなかおもしろく次々と進んだ。
歴史が80年近くもあるので描いている人々も内容も多彩。
マイケル・ゴールデンの楽屋落ちから、ウォルター・サイモンスンのそのもの的、バットマンがほとんど出ず、画を効果的に使った小説の様な物まで。
しかし、映画でお馴染みの敵役の登場が少ない。
何だかバットマン誕生話が多かった様にも思えた。

この本は今までの歴史を知れ、昔の話を日本語で読めると言う点では良いのだろうが、流れや話についての解説が無いので全体を掴み難い。
しかも各話の表紙が無く、日本語訳の編集がいまいち良くない。
黒い部分に文字が重なっていたり、吹き出し一つ丸々空白だったり、アルファベートの上に日本語が印字されていて、英字も日本語も読めなかったのには閉口。
以前のティム・バートン版の映画公開に乗って出された物だと思うが、これは初心者向けのようで実はそれなりのマニア向けのような気が。

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