アローン・イン・ザ・ダーク 2

2010年09月01日 水曜日

「アローン・イン・ザ・ダーク2 Alone In The Dark2 jack is back」をした。
 
 
0901 ©Infogrames Multimedia S.A. ©Electronic Arts Inc.
 
 
バイオハザードにバリバリと影響を与え、その後のゲームに大きな転換をもたらし有名な、固定視点の3Dポリゴンアクションアドベンチャーゲームの続編のセガサターン移植版。

1920年代の私立探偵の事件簿という、雰囲気や設定は非常に良いのだが、ポリゴンが粗いのでそれも台無し。出て来る敵ゾンビの顔の判別が出来なく、主人公の顔の方が怖いという有様。
何よりも操作性の悪さがゲームを台無しにしている。十字キーの上で前進するが非常に遅く、左右の回転が速いので、歩いていて曲がろうとするとグニャグニャと蛇行するし、突然走り出すしでイラッとする。
また、攻撃方法が「Aボタンを押し続けながら十字キーのどれかを押し続ける」という独特過ぎる仕様で、ただでさえ遠距離からの攻撃の当たらなさったらありゃしないのに、構えている間は攻撃目標への左右の調整が出来ないのでやられっぱなし。構えてから攻撃までが遅いので、ハメの様な敵の連射攻撃で、攻撃も、逃げる事もままならず、ロードのし直しも多数。
それに加え、画面切り替えのロードの長い事。次の画面に敵がいたり等すると、余計に長く、数十秒かかるので流れが悪過ぎる。
流れている音楽も、妙に明るく愉快な曲で、雰囲気を壊してくれる。
話が始まると、何の説明も無くマシンガンをぶっ放してくるゾンビがウヨウヨいて、操作性の悪さとも兼ね合い、いきなり挫折してしまった。ジョージ・A・ロメロのゾンビではなく、ブードゥー教のゾンビなので、銃撃つ、人並みの移動速度なのだけれども、アクションゲームとしては楽しくない敵。

アドベンチャーゲームとしても物足りないが、説明書のアイテム説明のヒントを見ないとさっぱり分からない所もあり、変に難しいゲームでもある。
そして、オープニングはしっかり描いているのに、エンディングは突如謎の生き物が出て来たと思ったら、物凄くあっさり終わるので全体的にちぐはぐ。

途中で操作する主人公が変わったり、全ての本は声優による濃い目の演技の読み上げがあったりとなかなか良い所もあるが、いかんせん悪い所が目立って楽しさ半減、大幅な目減り。

アローン・イン・ザ・ダークの1の初代の方をやってみたいと思っても、家庭用ゲーム機だと3DOでしか出てないんだよねぇ…。「2」をした感想では、多分「1」の方がおもしろいとは思うのだけれど、PC版で、しかもPC98やFM-TOWNSなら今入手出来て、ちゃんと起動するのかというのが、過去のコンピューターゲームの問題点。3DOは欲しいけど。

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