新・忍伝

2010年04月08日 木曜日

ゲーム自体は王道な2D横スクロールのアクションゲーム。
 
 
0408 ©SEGA ENTERPRISES,LTD.
 
ゲームは良く出来ていて、面が進む毎に難易度は上がり、主人公の忍者は始めは刀を振り回すだけで越せていたのが、敵忍者の手裏剣を跳ね返したり、刀で防御をしていかないとなかなか難しくなって行く。やって行く内に操作を覚え、慣れて行き、それに合わせて面の構成も、ボスを倒すのも難しくなって行くという、ゲームとして非常に上手く作ってある。
…だけれど、最後の面のミサイルを避ける所が余りに難しすぎて裏技使っても一向に進めないのであきらめてしまった…。

しかし、この「新・忍伝」の見所は面の間間に流れるムービー。
始めの映像からして、『主人公の忍者が敵に手をかざすと手が光り、敵は催眠術にかかった様に喋り出し、その後は特撮モノで良くある、どっかの採石場での爆破』なもんでゲームとは違う期待感ありあり!
ゲームをしていると、主人公忍者だし、背景は日本家屋や林なので、てっきり「仮面の忍者 赤影」みたいな特撮時代物かと思っていたら、途中の映像ではいきなりテレビモニターで映像みたり、突然どっかのスタジオらしき所での撮影に変わり、いまではパロディやコントでしか見ない『敵を投げ飛ばすとそこにはダンボールの箱が積み重ねてある』のをやってしまったり、こんな日曜朝の特撮モノみたいな奇抜過ぎるかっこで更に忍者なのに現代の話でやっているから、頭がクラクラ…。それに、ゲームの方も三面からいきなり何かの秘密工場になり、謎の緑色した悪魔の様な生物や、バズーカ撃ちまくる兵士、終いには画面一杯に現れる首長竜登場!もう何が何だか…。

むしろこの一連の映像を入れた事によって、別の意味で楽しめるゲームになってしまった「新・忍伝」だけれど、ゲーム自体は良く出来ているし、面白いので、この一つのゲームで二度楽しく出来上がっているはず。

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