「ザ・シューター/極大射程」

2010年03月09日 火曜日

TVで「ザ・シューター/極大射程(原題:Shooter)」をやっていたので見た。
なんで原題は「Shooter」で「THE」が付いていないのに、邦題は「ザ・シューター」と「ザ」を付けたのだろう?
結構「ザ」を省く邦題が多いのに…?

話はアメリカのアクション小説の王道「もうやめてしまった元~が再び動いたら陰謀にはめられた!」というモノ。
主人公が超絶スナイパーで、いちいち風向き、気温、湿度等々述べて、物凄く遠くから確実に敵を次々にしとめるのでここら辺はニタニタしながら見れる所。
そして、「彼を追う側の中に彼の理解者が…」という、これまたこの手の話の王道があり、大体はベテランの捜査官がそこの役割を担うのに対して、この映画では新人のメキシカン・アメリカンの青年が地味に証拠調べをしていって追っかけるので、ここらはちょっと目新しくておもしろい。
だけど中盤以降になってくると、この捜査官巻き込んでの銃撃映画になって毛色が変わる。
銃撃場面は主人公圧倒的な強さでおもしろいけど、最後まで殺伐としていてすっきりしない、けど楽しめる。
たぶんTV放映のための編集も入っているだろうし、原作の小説だと細かく話を補っていて、そっちの方が楽しめるのだろうなぁ。

そう言えば、TV放映で映画見るのは久しぶりだったけれど、最近の映画放送って結構酷い。
初めに役名・役者名紹介の字幕が入るのは昔からだけど、最近はその上に一行人物紹介が入っていた。
これって今から見ていれば分かる事だし、まだ映画開始間も無くなのにそのあらすじ必要?
「視聴者ってバカだから教えてやらないとねえ。」という、見ている者に対するなめた感を感じてしまった。
それに10時になったら、本当にちょうど10時になったら画面に出ている人物達の人物紹介・役名・役者名を再び表示。
これって10時になったら「今までの事を振り返ってみよう!」と、事件のおさらいをする日本の二時間サスペンスドラマじゃあないか。
あ、同じ局だ。

それと気になったのは、普通のTV番組だと暴力的な場面や行動は自主規制するけど、映画だと頭打ち抜かれて即死とか、拷問、自殺の場面をそのまま流しているというのは、基準はどこら辺なんだろう?
いいのなら「スターシップ・トゥルーパーズ」は変な画面切り抜きで放送せず、丸々やってしまえ!と。

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