THE SECOND 2023

2023年05月24日 水曜日

結成16年以上の芸人が出場出来る新たな漫才大会「THE SECOND」を結構楽しみにしながら見た。

何か「爆笑オンエアバトル」とか、「笑いの金メダル」とか、「エンタの神様」とか、「爆笑レッドカーペット」とかで出ていた芸人が集まっての大会っぽくて懐かしさと今の笑いでおもしろくてワクワクしながら見ていたのだけれど、最後の方になって急に覚めてしまって何だかなぁ?感で終わってしまった。

わたしは出演者の中だと、昔から好きだったけれど「オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~」を一期からずっと聞いて来ているので、途中参加の井戸田潤や、その前に放送している「アッパレやってまーす!~土曜日です~」も木曜日時代やその前の火曜日から聞いていたのでスピードワゴンとか、「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」から薄っすらマシンガンズとかを楽しみに見ていて、その中でもマシンガンズが乗りに乗って無茶苦茶おもしろく、中堅ベテランが楽しそうにやっている感じが楽しかったのだけれど、見終わると結局ベテラン向けのM-1なのか…と思って急に覚めちゃった。

わたしはマシンガンズみたいにその場の雰囲気を取り入れつつ、アドリブ入れつつの漫才が好きで、昔から練習が見て取れる様なネタがスン…となってクスリともしなくなる病で、特に最近になってどうにもきっちりした所謂上手いと評価される様なネタがいまいちダメになって来ていた。
世間的にはそっちが評価が良いのかもしれないけれど伏線回収とかゲロ吐いちゃう。
優勝したギャロップの最後のネタも大きな笑いの為に振りに振っているのかと思ってしまったら急に覚めてしまったし。

審査も、審査してやろうとわざわざ会場に来てテレビに乗っかる評価を言わなくちゃいけない位のお笑い好きの少数の評価だけで判断って一番どうでもいい感じがして、それならこの面子なら人気投票にならないんだから国民ワラテンの方がよさそうと思ってしまった。

それに何だか分からないけれど格を上げようと思ってなのか、別にいなくてもいい松本人志がいる時点でM-1方向に引っ張る感じで、どうしてそんなに松本人志に頼らなくちゃいけないの?と疑問。
松本人志に頼らないと今はお笑いの大会が成立しないって大分末期じゃない?
これって完全に「M-1 CLASSIC」で、考えたら前までやっていた「THE MANZAI」の規定を少し変えればこれになったじゃんなのに結局「M-1 CLASSIC」にしたかったからの松本人志なんだろうなぁ。

こういう大会って誰が勝つとか負けるとかって芸人界隈やテレビ業界からすると重要なんだろうけれど見ている方からすると結構どうでもよくて、楽しいネタ番組を見られれば満足で、そういう意味では中堅ベテラン限定のネタ番組だと思うと楽しいけれど、M-1に出れなくなってもまた新たな大会が出来た事で無間地獄みたいな感じになっているんじゃないの?と思って良いのか悪いのか?と思ってしまったし、こういう大会じゃなくて深夜に若手が出ない長尺ネタ番組があってもよさそうなのにこういう大会じゃないと今のテレビでは無理なんだろうかとも思ってしまって、そう言えば最近って大会以外で話題になるネタ番組ってあるのだろうか?とも思ってしまったし。

でも、これが終わってからの出場していた各芸人のラジオやその他の芸人のラジオを聞いていると評価も裏側もほのぼのした感じで楽しかった。

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