インタープラネット

2022年06月18日 土曜日

ジェシー・オブライエン製作・監督・脚本、ダン・モール主演の2016年のオーストラリア映画「インタープラネット(Arrowhead)」

強制労働所で捕らわれていたカイ・コートランドを助け出した反乱軍の指導者ハッチはカイ・コートランドの父親が間もなく処刑される事を知らせ、父親を救い出す為に宇宙船アローヘッドからデータを盗み出す様にカイ・コートランドに持ち掛けた。
カイ・コートランドはアローヘッドに潜入してデータを盗み出したが、アローヘッドは磁気嵐に会って乗組員達は脱出。
カイ・コートランドもシャトルで脱出し、近くの星に着陸した。
その星の大気は有毒だったがシャトルの酸素は僅かしか残っておらず、辺りには何かが存在している様だった。

Amazon プライムビデオで配信が終わりそうだったので、宇宙SFモノっぽいという事しか前知識の無いまま見てみたけれど、色んな要素が詰め込んである割に終始間延びして退屈で、しかもあらゆる部分で説明不足なので何が何だか分からないままで集中力は続かず、つまらなかった。

初めから終盤までよく分からない部分が多過ぎ。
主人公は強制労働させられているけれど何者で、ハッチとの関係もよく分からないし、父親を救い出そうという理由も父親だから以上は見えず、そもそもの導入部分でつまずいてしまって、この主人公を見て行こうとする気持ちが全然起きなかった。
主人公がアローヘッドからデータを盗んだら父親を助けられるというのもよく分からず、そんな事せずに父親助けに行ったらいいんじゃないの?と思ってしまったし。
アローヘッドも主人公がデータを取り出す為にハッキングしようとしたら防御システムが落ちるという訳の分からない仕組みだし、アローヘッドが大破もしていないし危機的なダメージも受けていないのにアローヘッドから皆が逃げ出すし。
星に着いてからも更に訳が分からなく、シャトルが壊れ、どうやらアローヘッドから乗組員達全員が脱出ポッドで宇宙に出て行ったらしいのに、主人公は色々な物資や機材もありそうなアローヘッドには決して行かず、アローヘッドまで行けるのに何故かシャトル周辺だけで済ませようとする。
星には何かの生き物がおり、それに連れて行かれた主人公はその生き物に何かをされたらしく複製として生きているんだけれど、何故か本体や前の複製の自分とも同じ記憶を共有している。
主人公が死んだら新たな複製として誕生するみたいな感じなんだけれど、そこら辺を何も描かないのでさっぱり理解出来ない。
生き物をおびき寄せる為に自ら首を切って餌になったかと思ったら、その直ぐ側で銃を撃って生き物を殺していたけれど、死んだ瞬間にその前の体の横に行き成り復活するの?
あの黄色い繭みたいな中から出て来ていたけれど主人公もそうじゃないの?
どうやら複製の中に生き物が子孫?を産み付けていた?みたいだけれど、それが成長して人間が変形してあの生き物になるとか無理あり過ぎ。
何故か主人公はその体の中の生き物を抑えられ、完全に生き物に変形しても人間の姿に戻れるとかも無理あり過ぎ。
更に着陸した星は時間の進み方が早く、星での三年が外の世界では20分なのだったら、外から星を見たら雲が凄い勢いで動き回っているはずなのにそんな描写も無いし、主人公の本体は生き物に捕らえられたままで脱出したのは複製の方なのだから、外の世界での一時間は星では九年で、外の世界での一日は216年になるのだから、外に出て行った主人公の複製は一日もしない内に星の主人公の本体が老化で機能停止して複製も死亡じゃないの?とか思ったし。

演出も、何か思わせ振りに間を取って見せるけれど、じゃあそれが何なのか?とか、何に繋がるのか?とかがよく分からず。
結局全部が何だか思わせ振りなんだけれど説明が足りなさ過ぎるので何なのか分からず仕舞い。
これって多分全部自分の好き放題にやったジェシー・オブライエンの中では非常に納得がいっているのだろうけれど、見ている方にはそんな事は分からないので「?」でしかない。

ただ、主人公を演じていたダン・モールはほぼ彼だけが登場するので演技を非常に頑張っていた感はあった。

この映画、おもしろそうな要素を詰め込んではいるけれど全てが説明不足で、見ている方が常に疑問のまま、よく分からないままで置いてけ堀で話が進んでしまうので見ていると話を追うのが面倒臭くなり、どうぞご勝手に…感でお終いだった。

☆★★★★

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