第53回スーパーボウル

2019年02月10日 日曜日

ここ何年もシーズンを通して見ているのがNFL

今シーズンもカンザスシティ・チーフスパトリック・マホームズロサンゼルス・ラムズジャレッド・ゴフの様な若手クォーターバックが率いるチームが強かったり、ニューオーリンズ・セインツドリュー・ブリーズロサンゼルス・チャージャーズフィリップ・リバースニューイングランド・ペイトリオッツトム・ブレイディの様なベテランが率いるチームが強かったりと、若手とベテランの構図が盛り上げたし、パトリック・マホームズやドリュー・ブリーズがガンガン投げて次々と記録を更新したり、おもしろいシーズンだった。

プレーオフもAFC・NFCどちらのチャンピオンシップも延長戦で劇的で非常におもしろかったという試合だったし、「スーパーボウル」の対戦は2002年の第36回スーパーボウルでトム・ブレイディがペイトリオッツの正QBとなって勝った対ラムズ戦の再戦という因縁もあって、「スーパーボウル」への盛り上がりが今年は抜群だった。

しかし、録画していた「スーパーボウル」を見たのはほぼ一週間後の日曜日になってしまった。
日本での放送の月曜日は丁度わたしの体調が良くなく、しかも遠い親戚が亡くなって通夜に行ったりと、肉体的にも精神的にも見る気になれなかったので見る気が復活するまで待ってからの観戦になってしまった。
そこまで引っ張っても「スーパーボウル」を楽しめるのは日本だから。
元々ニュースは見ないので「スーパーボウル」のニュースを流しているのかを知らないけれど見る事も無いし、「スーパーボウル」を話題にするのは「火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ」での太田光位なので、そこさえ気を付ければ結果を知らずに見れる。

で、ニューイングランド・ペイトリオッツ対ロサンゼルス・ラムズの「第53回スーパーボウル」だったけれど、意外な事が多かったし、試合もやっぱりおもしろかった。
まず意外だったのは会場の反応。
ペイトリオッツが入場すると大声援。
ラムズが入場すると大ブーイング。
今までの「スーパーボウル」では勝ち過ぎたりしている事もあってペイトリオッツやトム・ブレイディへのブーイングが多かったので、今年もそうなるんだろ…と思っていたら、まさかの逆。
これ、何なん?
わたしもペイトリオッツが出場する「スーパーボウル」はペイトリオッツが勝とうが負けようがおもしろい試合だったり、トンデモない試合になって来たので、寧ろペイトリオッツが「スーパーボウル」に出て凄い試合が見たい!と思っているので声援は分かるけれど、ラムズへのブーイングは何でだったのだろう?
ラムズも若いQBとヘッドコーチで勝ち続けておもしろいチームになったのに。

それに加えて意外だったのが試合展開。
ペイトリオッツもラムズもどちらかと言えばレギュラーシーズンでは攻撃のチームの感が強かったのに、この「スーパーボウル」では第4クォーターの残り7分まで3対3のロースコアのディフェンス合戦。
またこれが非常にしびれるおもしろいディフェンス戦で、どちらも作戦が当たるし、ギリギリの所で止めたりと、息をのむ、手に汗握る展開で、いちいち「お~…!」とため息交じりの歓声を出してしまう位だった。
結果最後までやっぱりペイトリオッツなガチガチに決めるペイトリオッツでペイトリオッツが勝ったけれど、やっぱりトム・ブレイディとビル・ベリチックのペイトリオッツが「スーパーボウル」に出ると凄い試合見れるよなぁ。
ペイトリオッツの「スーパーボウル」って大体接戦だったり、ニューヨーク・ジャイアンツに負けたけれど、あの「ヘルメット・キャッチ」があったり、リードが入れ替わっての接戦での最後の最後のインターセプトの伝説の「第49回スーパーボウル」だったり、25点差から第4クォーターで追いつき、オーバータイムで逆転した「第49回スーパーボウル」だったりと凄い「スーパーボウル」ばかりで、今年も史上最少得点と魅せる試合が多い。

まだトム・ブレイディはやる気みたいなので、また「スーパーボウル」でのトンデモない試合を期待してしまうし、最早今後50年位で「スーパーボウル」で6勝も出来るQBは出て来ないんじゃないないか?と思うのに更に7勝8勝…として行ったら、その伝説を今として見る事が出来るのだから見てみたいよなぁ。

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