ワイルド・スピード EURO MISSION
2018年09月28日 金曜日ジャスティン・リン製作総指揮・監督、ヴィン・ディーゼル製作・出演、ポール・ウォーカー、ドウェイン・ジョンソン出演の2013年のアメリカ映画「ワイルド・スピード EURO MISSION(Fast & Furious 6)」。
ワイルド・スピードシリーズ六作目。
前作で大金を得たドミニク・トレットとブライアン・オコナーは静かに暮らしていたが、そこに前作で彼らを捕まえようとしたルーク・ホブス捜査官が犯人逮捕の協力を申し出て来た。
その相手は以前の潜入捜査で死んだはずのドミニク・トレットの恋人レティ・オルティスだった。
レティ・オルティスは元軍人のオーウェン・ショウの下で働いており、オーウェン・ショウを捕まえる為にドミニク・トレットとブライアン・オコナーは再び仲間を集めた。
このシリーズは以前に1作目から3作目まで見て、どれもつまらなかったのに、何故か5作目「ワイルド・スピード MEGA MAX」を見て、続けてこの6作目を見たけれど、やっぱりつまらない。
5作目の時点で話が続いていた4作目を見ていなかったので、登場人物達が誰でどういう関係性なのかもよく分からないままで置いてけ堀だったけれど、その置いてけ堀だった続編なので興味も無く、「またあの人々が何かしている…」位。
死んだはずの恋人が実は生きていた!となっても、その元を知らないので「う、うん…」と驚きも感慨も無く、ダラッと流れて行くだけ。
しかも、前作はヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカー一味は国際指名手配されている悪党で、更に町を破壊しまくり大金を盗んで罪を重ねているのに、今作では捜査官に協力する正義側に身代わりする手のひら返しで、もう設定の自由さは好き放題で白けまくり。
犯人を確保する為に捜査官が全員出払っていてインターポール本部に誰一人残っていないとか、ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカー一味を捕まえれずにあれだけの大被害出したのに何故かまだ一線で捜査しているドウェイン・ジョンソンとか、都合良く現れる人々と都合良く逃げ出す人々とか、どんだけの長距離滑走路なんだ?とか、脚本家のしたい展開の為に好きな様に展開するので、あちこちが馬鹿みたいだし、真面目に見る気がしなかった。
終盤に行き成り死んでしまったガル・ガドットも意外性も感じず、「ああ、ガル・ガドットはこれでシリーズから離れるのね…」と、アメリカのテレビドラマのシーズン最終話で突然いなくなるシリーズ降板した役者と同じ感じになってしまった。
ただ、前作が自動車での競争とかの見せ場がやたら少なく、ワイルド・スピードシリーズの特徴を削って単なる集団強奪モノ映画になっていた反省なのか、今作では結構自動車で走る場面が多くなっていたのは改善されたのかな?と思ったけれど、戦車対高級車とか、飛行機対高級車とかドンドン馬鹿みたいな事になっていて、このシリーズは自動車好き向け映画から馬鹿アクション映画に舵を切ったのでその馬鹿さ加減を楽しむのが正解なのかとも思うけれど、わたしはもうただ興味が無いので、どう転がしてもつまんない。
この映画、改造自動車で走るのではなく、大勢で悪い奴を倒すという方向性になって特徴の無いハリウッドアクション映画になってしまい、更に興味が無くなってしまった。
と言うか、単にテレビで放送していたから、シリーズを何作か見ていたので何となく見ているだけで、見ていても早送りの連続でつまらないと思っているので、最早何の為に見ているか分からない…
☆★★★★
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