プラン9・フロム・アウタースペース

2008年08月29日 金曜日

怪物の花嫁」に続いて、エド・ウッド監督特集の最後は、「プラン9・フロム・アウタースペース(Plan 9 from Outer Space)」

これはほんとに粗い。
どっかの宇宙帝国の皇帝が少人数で来て、死人を蘇らせて自分達の存在を気付かせるという筋からして意味が分からないが、そんなツッコミがずっと続く映画。
また編集が粗く、場面によっていきなり昼夜が入れ替わったり、エド・ウッド作品のいつもの人、ベラ・ルゴシが製作途中で亡くなった為の代役が、全く背丈も人相も似てない為ずっと口元をマントで隠しているけど、次にはドラキュラの格好したベラ・ルゴシがうろつくのが多数とか、毎度の編集の奇妙さは健在。
それに資金等々きつかったのだろうと見て取れてしまう、全ての安さ。
安く上げる為に、大体がセットで後ろに黒幕かければ良いので夜とか、飛行機の操縦室は壁にカーテンかかっているだけとかは、「モンティ・パイソン」のスケッチでもそのままであったなぁと思い出してしまった。
全体的にコントを見てるようなのだが、それが真面目にやっているのだから見て笑えやしない。
でも、「銃がいきなり壊れて制御できないけれど、落としたら直った」には爆笑したなぁ。
セットは安い、編集は酷い、話も突っ込み所満載のなんじゃこりゃ映画なのだが、トー・ジョンソンやヴァンパイラ、ベラ・ルゴシとその似てない偽者が出てくると、変な感動とワクワク感があるものだから、たまらない。
やはり映画「エド・ウッド」見てからの映画。

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